姪が生まれてから毎年出してくれるようになった私のお雛様。しまうのもきっちり。私はしっかり結婚せずに済んでいます。
新聞にお雛さまコレクターが出ていた。100年以上前のお雛さまなども持っているらしい。
我家のお雛さまは40年。結構いってる。紙や布から古めかしい匂いを放ってきている。
子どもの頃、お茶席を開いていた母。子どもたちも着物を着て、お手製の甘いピンク色のプリンを食べたことを思い出す。あの頃住んでいた家はどうなったかな?二階には炉がきってあって、階段の中2階は納戸になっていておままごとや探検の空間だった。イスにかかったアザラシの毛皮はツルツルしていて、滑り台遊びには最高。何やら不思議な箱や扉のついた箪笥があり、開けるとレコードやら珊瑚やカラフルな石のついたネックレスや時計が出てきて何時間いてもあきなかった。私たちは迷子になったら「赤い三角屋根のおうち」と言いなさいと言われていた。
しょうこう熱にかかった時は、2階に隔離された。寂しいなと思ったら、オレンジ色の窓枠に黄緑色のインコが1羽。近所の家から逃げてきたらしい。不思議な景色だった。
お雛さまを見るとき、そんな子どもの頃を思い出す。
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