ベン・シャーンの絵本を購入。
亡命して祖国には戻らなかった彼の作品は大好き。
ドレフュス事件やゾラ暗殺、世界恐慌に人種差別・紛争など…彼が扱うテーマは共通言語ではない私たちに大きな疑問や世の中の不条理を投げかける。
今回の「第五福竜丸」も同様。
昨日、「エゾシカの角でアクセサリー」というワークショップに参加。
講師の宮崎亨さんは「なぜ生きる」個展会場で企画してくれた。
地教委の後援を貰ってくれたので本当に助かった。
熊本の先生が同和教育をテーマに牛の骨を題材に「ボーンアート」を実践していた。
ただ創るのではない。
生活者としての学びだ。
それをヒントに。
この北海道ではエゾシカは人間生活の中ではどちらかというと厄介者。
道路ではいつ飛び出すか知れないし、植樹林や農作物を荒らしどうにもならない。
牧草地や山道にゴロゴロしている抜け落ちた角も、重機や農機の故障の原因になってしまう。
熊本の実践からヒントを得た宮崎さんはシカの角を拾うボランティアに参加して拾ってきたという。
最初は山菜同様になかなか見つからなかったらしいが、段々と見え るようになったと。
実際、エゾシカの角はかなり硬く、ノコで切っても厳しい。
電動糸鋸だとカーブも可能だが、切った粉末は動物性タンパクの独特な臭いがする。
しかし、かえってそこが魅力なのだ。
自分で気に入ったように細工する。
そして磨く。ツルツルに。
ビーズやトンボ玉などをあしらったらもっと楽しいかも。
創りながらエゾシカと私たちの関係や関わり方をじっくりと思い巡らす。
「考える時間」は生き急ぐ私たちには貴重な時間。
誰かの偏った考えに影響される前に、自分の事として意見ぐらい持っておきたい。
物づくりは、私たちの内面世界を宇宙よりも無限に広げてくれるんだ。
私の勝手なジンクスで、エゾシカグッズを車に乗せていると無事故で運転できるというのがあり、エゾシカの皮製キーホルダーは10年ほど使っている。
勿論、大きな接触は無い。
確かに何かを作るという過程において
材料から学ぶことは本当に多いです。
元々がどんな姿だったかとか、
お書きになられている生態系への関与とか。
割り箸とか木で出来ていて
もったいないという見方はあるけど
実際には廃木利用もあったり本当のことを知ることが
どれだけ大切かということを学ぶ場として
僕はアートまで行かなくても
「クラフトすること」はとても大切だなって思います。
大切なメッセージ、読ませて頂き感謝。
首飾り、そっと微笑んでますね。
こちらこそ真心がこもったコメントをありがとうございます。
様々な営みの中で、創り出すしごとは私たちにはなくてはならないことです。
本来、自分で創り出す方がいいことも、お金を払って誰かにやってもらっている現代人のしくみ…何気に寂しいことです。
今日も私はモノづくりしています。