uncolored wind

私に吹く風
アートとモノづくり

あまりにも残酷な春

2011-03-18 16:02:25 | 日記・エッセイ・コラム
あまりにも残酷な春
卒業式後、子どもたちと保護者とで昼食会。
2:46、揺れはじめた。
ゆるりゆるりと震度4。
私の住んでいる街は地震が少ない。
震度4は小さな地震だけれど、3:30を過ぎて、終えて帰校して唖然とする。
テレビに映った映像はCGかと思うような惨状。
動いている車が津波に飲み込まれていく。
今終わったばかりのお祝いと、画面の中の人々を照らし合わせてしまった。
子どもたちは…、
学校は…、
進学するはずの学校は…。
途端に涙が溢れ出す。
ここから、泣かない日はない。
東北の知人や修学旅行でお世話になった方々の安否は…。
でも私はあくまで親類外。
通信網に迷惑がかからないように、数日じっと我慢する。
島のばっぱも不明。
おまけに発電所の人類存続に関わる事故で、ヘリコプターは飲み水の代わりに冷却水を運ぶ有様。
情けなくてまた涙。
育ち盛りが一日おにぎり1こ!
文化部の子どもたちは節電のポスターを3日で仕上げた。
ものすごい集中力と信念。
私たちは助け合わなきゃ。
憤りが強い分、分かり合える人達に恵まれていることを、とっても大切に思える。
過去に学んで、今を生きる。
できることを迷う前にやってみる価値。
これは大きい。
毎朝、元気でみんなが会えることを願って、玄関のあかり取りの窓に1体オブジェを置いた。
北海道に住む私のことも心配してくれる方々も。
連絡頂いてありがとうございます。
みなさんの気持ちからエネルギーを貰って、私は元気でやっています。
もうすぐ、職場を動きます。
心地好い場所から、ブチブチと根っこを引きちぎる音がします。
でも、明日を見る勇気を失わずに居ます。


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