uncolored wind

私に吹く風
アートとモノづくり

忘れていたこと

2014-09-18 23:21:29 | インポート
忘れていたこと
今日は第六感が冴えていた。 元気そうな子どもが震えて見えた。そして、自分から孤立する人。まるで昔の私のよう。 私も空元気だけれど、笑顔で元気を分けた。彼は集団の中へ戻っていった。

親に「お前は要らない」「こっちを見るな」って言われた多感な時期。もう生きている意味もわからなくなって、いつでも終わらせられる準備をした。 そんな時に亡くなった子どもに泣き崩れる両親のテレビを見た。「ああ、こんなに愛されている命が消えていくのに、私が生きているのが申し訳ない」と思った。死ぬのはいつでもできる。でも、愛情を乞う人があれば、私で何とかなるのであればそのために行きようと思った14才。 あまり身近な存在ではなかった母と20年過ごした。最後まで私の好物や嫌いな食べ物にも気付かずに、彼女は幸せだと言ってくれた。仕事も「私の生きる意味」を確かめていけるものに就いた。ここ数年、一人で居ることが無かったから、感覚も鈍って、すっかり命根性も強くなってた。でも、私のことなど無条件で必要とする人など無い。忘れていた。一人でたたずむことの強さ。これが必要なこと。