彼らはちゃんとわかってる。
時刻も入れて、時が流れる刹那に、そこに存在した自分を描いている。
それを私たちがどう捉えるか。
次々めくって、 「ちゃんと描いてますね」は寂しすぎる。
いい感じでしょ?
アングルや視点が伝わるよね。
…と言って、共感できる感性がほしいと思う。
担当の係生徒に、作品出せない子どもが一人。
みんなの作品をみせて、 綺麗に描く必要はないよ。
そこに出会って、その時の気持ちを楽しく。
あなたの作品なのだから、自信を持ってルンルンで描いてみようよ。
勉強できても、作文など表現分野はいつも提出できない彼は、
目の前でみるみる作品を仕上げていった。
もっと居残らなきゃならないと思っていたらしく、
少々拍子抜けして、 嬉しそうに帰っていきました。
彼の次が楽しみ。