uncolored wind

私に吹く風
アートとモノづくり

描ける、描かない、描けない

2009-05-27 02:40:32 | 授業実践

描ける、描かない、描けない
彼らはちゃんとわかってる。

時刻も入れて、時が流れる刹那に、そこに存在した自分を描いている。

それを私たちがどう捉えるか。

次々めくって、 「ちゃんと描いてますね」は寂しすぎる。

いい感じでしょ?

アングルや視点が伝わるよね。

…と言って、共感できる感性がほしいと思う。

担当の係生徒に、作品出せない子どもが一人。

みんなの作品をみせて、 綺麗に描く必要はないよ。

そこに出会って、その時の気持ちを楽しく。

あなたの作品なのだから、自信を持ってルンルンで描いてみようよ。

勉強できても、作文など表現分野はいつも提出できない彼は、

目の前でみるみる作品を仕上げていった。

もっと居残らなきゃならないと思っていたらしく、

少々拍子抜けして、 嬉しそうに帰っていきました。

彼の次が楽しみ。