九州・大分県の内陸部、水清く緑豊かな豊後竹田から発信。
エンジェルファームNEWS
ソラマメの住人たち
今朝、桂子がソラマメを摘んで生で食べてみると美味しくて甘かった。私たちはいつもそうして菜園で口に入れて味わってみます。キヌサヤエンドウもスナップエンドウも、そうしてみると自然な甘みがあって・・・明日には少し収穫することになるでしょう。ソラマメのことをブログで話題にするのは2008年以来です。
http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/09f1246123fb5a556e0b9e1c7a814c45
今年ソラマメにアブラムシがほとんどついていません。化学肥料をやらないことはもちろん、有機肥料もほとんどやらないからだと思いますが、去年の秋作あたりからカラスノエンドウ、レンゲ、クローバー等のマメ科の雑草をできるだけ除去せず残すようにしました。彼らの根に共生する根粒バクテリアがもたらすチッソ成分に期待するからなんですが、できるだけ雑草を除去しないことによって、多様な生物がこの菜園に棲息できることになります。
最近、菜園でエンジン草刈り機を使わなくなりました。昔ながらの草刈り鎌を使って、除去すべき雑草群か残すべき雑草群を見分けながら刈り込み作業をします。そのときに、何と多様な生物が菜園に棲息していることかと感嘆します。草を刈られると彼らは自分の住居を奪われて大慌てします。何度も写真をとろうと試みましたが、私の技術、私のカメラではその能力はありませんでした。彼らが激しく動くからです。
以下、ソラマメの葉にいた生き物たちです。もっといますが今日は5名をアップします。彼らが棲息するお陰で、アブラムシ等の害虫が大量発生することがないのだと思います。生物多様性が保たれている自然界では、一種類の生物が大量発生発生することが出来ません。それが自然界のしくみです。
エンジェルファームの菜園・庭が多様な雑草、多様な昆虫等の小動物が棲息するビオトープになってきていると思います。このビオトープという考え方、ますます重要だと思います。それは近代的思考にはなかった考え方ですが、江戸時代以前にもなかったと思います。近代でも前近代でもない魅力的な新しい考え方です。
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