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バラのお酒



今日、桂子が菜園のバラの花弁を少し摘みました。
エンジェルファームのバラを使った初めての“バラ酒”を作るために。

上は、花弁を洗って干しているところ。
私たちは農薬を使わないので、バラにもさまざまな昆虫がやってきます。水(湧き水)を当てて彼らに去ってもらいます。



去年入手したガートルード・ジェキル(香水採取用に使われるバラ)。この花をメインに、30個の花から花弁を採取しました。

バラは多肥栽培が必要と言われ、美しい色、美しい香りをもたらすために多くのバラ園では化学肥料が使われます。ところがこの化学肥料は必ず“副作用”をもたらします。“病害虫”の発生です。

みなさん経験されたことがありますか?
バラ園に行くと、鼻の奥がツンときたりヒリヒリしたり、涙目になったり・・・それは農薬のせいです。化学肥料と農薬はセットです。化学肥料は速効性があります。が、副作用があって、それを解決するために農薬が必要になります。

私がこれまでバラを敬遠してきたのは、バラは化学肥料-農薬系の植物だと思っていたからです。でもどんな植物であれ、エンジェルファームにきたかぎりは化学肥料も農薬も与えられません。

バラたちはだいじょうかなと思いました。最初はやっぱりショックを受けるようです。いきなり化学肥料という食事を絶たれるわけですから。しばらく断食するような状態になります。それをのりこえると、化学肥料に頼らなくても生きていける植物本来の生き方に回帰していきます。回帰できないものはエンジェルファームでは枯れます。



まったくの無農薬のバラのお酒・・・現代では非常に贅沢なことです。
バラのお酒については、あらためて桂子が書くはずです。

それにしてもガートルード・ジェキル、いい香りです。
くらくらっときます。
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