ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

遅くなった定例麻雀大会

2017-04-25 10:40:05 | ギャンブル
昨日4月度の定例麻雀をやや遅くなりましたが開催しました。

中旬に予定していたのですが、このブログでも書きましたように、私が急に発熱して延期してしまいました。なかなか調整ができなかったのですが、何とか昨日開催することができました。

いつもやっている雀荘は平日の昼というのに満卓でできませんでしたが、全回やった比較的駅に近い雀荘が空いており、無事に開始できました。

昨日の麻雀は簡単に言うと全く手にならないことがほとんどでした。基本的に麻雀はピンフだと思うのですが、対子が多くなったりカンチャンなどは全く入らず、非常に手が遅いことがほとんどでした。

対照的に良さそうだったのがHNさんで、彼は通常非常に硬い麻雀で、大きく浮くことは無いが沈まないという打ち方でした。それが要所要所で非常に良い手を上がっていました。最初の半荘の東2局ぐらいだったと思いますが、面混、一通、イーペイコウというきれいな跳満を中盤に入る前に上がりました。私は寄っているかな程度で、それほど気にしていませんでしたので、振り込まなかったのは運が良いのかもしれません。

問題は2半荘目でした。SKさんの荘家で始まったのですが、この親の聴牌がかなり早くリーチをかけてきました。それほど高くはないのですが、親満なども含めて自模ってしまうのです。早く流そうといろいろ苦労するのですが、親の聴牌からリーチが早く、それを回避しながらですのでなかなか上がれません。

流れたときも含めてなんと5本場の2藩縛りまで行ってしまいました。この時はHNさんがチイトイだけで上がり何とか流れたのですが、次の親も4本も積んだのです。結局この半荘はSKさんの一人勝ちで終わったのですが、何と2時間以上かかってしまいました。

私もチャンスはあり、4回目の半荘で配牌に白が暗刻で竹のトイツがかなりありました。これならば簡単にホンイツトイトイができそうと思っていたら、5竹と8ピンでの自模り四暗刻を聴牌したのです。当然リーチをかけましたが、比較的早かった割には自模れず流れてしまいました。これが私の唯一に近い大きい手のチャンスだったようです。

HNさんのついている典型例が、4竹がドラの時何とこれを暗槓したのです。リーチなどかかっていませんが、かなり注意して半ば降りていました。これにSKさんが振り込んだのですが、タンヤオで新ドラも乗り、ドラ5の跳満になっていました。こんな感じでHNさんはそれほど多くはないのですが、いいところで上がり最終的にダントツのトップでした。

私は偶然のようなトップが1回あり、何とかほぼ原点の2位を確保できました。しかし8時間以上と長い麻雀になりかなり疲れました。

線虫でガン検査 尿1滴で判定

2017-04-24 10:29:08 | 健康・医療
線虫がガン患者の尿に誘引される性質を利用したガン検査の実用化に向け、九州大学のベンチャー企業と日立製作所は、共同研究を行うと発表しました。

日立が自動解析装置を開発し、2019年末から20年初めに保険が適用されない自由診療での実用化を目指すようです。

数年前九州大学が、線虫を用いてガンの診断ができると発表し、少し話題になりました。線虫というのは非常に多くの種類を含む細い糸状の生物の総称で、深海から高山まで様々な場所に生育しているようです。例えば人間にも寄生する回虫も線虫の一種です。

あまりなじみがない生物ですが、研究の世界ではマウスやハエと同様に生物研究や遺伝子研究ではメジャーな生物のようです。今回の実験にはCエレガンスという1ミリほどの小さな線虫が使用されました。

この線虫は嗅覚受容体が非常に優れており、受容体がイヌの1.5倍程度あるとされています。ガン患者には特有のにおいがあるとされており、血液や体液、尿などを調べたようです。その内採取が最も簡単な尿にも微量ながらがん患者特有のにおいを持つ成分が含まれており、これを用いた検査方法を開発しました。

初期の方法としてはシャーレの中央に50~100匹の線虫を置き、シャーレの端に健常者とガン患者の尿を置き、線虫の動きを観察しました。その結果健常者の尿からは逃げていき、ガン患者の尿に集まる性質が分かったようです。

さらに250のサンプルで調べたところ、ガン患者をガンと診断する確率、および健常者を健常者と認識する確率は共に、95%と非常に高いものでした。中には採尿時にガンと診断されていなかった人の、早期ガンを発見したケースまであったようです。

ただ現在では、どこかにガンがあるということが分かるだけで、どの部位かの特定まではできないようです。ガンの種類によって微妙に臭いが違うことはわかっているようで、この臭いを受ける受容体が特定できれば、遺伝子技術を用いて特定のガンにだけ反応するように改変することも可能としています。

またこういった生物を使って診断する場合、個体差が出てはまずいのですが、この使用している線虫は雌雄同体で、同一個体が卵子と精子を持ち自分だけで子供を作ることができるようです。つまり遺伝的にはクローンとなり、個体差は全くでないようです。

この診断法はやはり生物を用いているということで、実用化は難しいのではと漠然と考えていましたが、日立のような機器メーカーが装置を開発するというのであれば、実用化可能のような気がしています。

日立ではこの検査費用を1回数千円を想定しているということですので、どの程度の精度があるかは別にして、早く実用化してほしいものです。

山下洋輔ピアノソロコンサート

2017-04-23 11:02:15 | 音楽
昨日久しぶりに山下洋輔のピアノソロコンサートに行ってきました。

今回は鎌倉路地フェスタというイベントの一環として、鎌倉で行われたものです。通常コンサートというと夜開催が多いのですが、今回は2時半開場、3時開演と昼間の公演となりました。

我が家では山下洋輔は若いころからのファンで、1年に1回ぐらいは聞きに行っていますが、このところビッグバンドなどが多く、ソロのピアノをじっくり聞くことがなかったので、行ってみることにしました。

鎌倉という地は私の家からそれほど離れていないのですが、最寄駅からは非常に大回りしますので時間がかかってしまいます。そこでJRの駅まで車で行くというルートを選びました。せっかく名所である鎌倉に行くので、少し早目に行って散策などと考えていましたが、結局あまり早く行くことはできませんでした。

それでも鶴岡八幡宮に通じる商店街の中の、由緒ありそうな日本料理店で遅めの昼食をとってから、会場の鎌倉女子大学二階堂学舎に行きました。ここはホール自身が小さな山に面しており、いかにも鎌倉といった風情のあるところでした。およそ200人ぐらいが入る大きさで、やはりほぼ満員となっていました。

時間通り演奏が始まり、山下洋輔のオリジナルの曲からでしたが、相変わらず迫力のある演奏でしたが、やはりこういう場所のためか普段より静かな感じでした。やや残念だったのは、このホールは階段状になっておらずかなり前の方でしたが、実際に弾いているところが見えませんでした。

やはりジャズですと音を聞くだけではなく、どんな風に弾いているかを見ることで楽しむというという部分もありますので、若干物足りない感じはしました。それでもスタンダードの「チュニジアの夜」などは山下洋輔らしいアレンジで満足できました。

このところクラシックをジャズで弾くというのが入っていますが、今回も「ラプソディインブルー」をピアノソロで弾くという試みもあり、かなり長く20分近い大曲を見事に仕上げていました。

休憩をはさんで再開しましたが、山下さんはそれほどしゃべるのはうまくないのですが、朴訥とした感じで曲の紹介などしながら演奏していました。やはりこういう風に精力的に演奏活動をしていると、若さが保てるのか私と同年代のはずが、2時間の素晴らしい演奏でした。アンコールには珍しく「枯葉」などを持ってきましたが、もう少し聞きたい感じでした。

終わってからこの二階堂学舎の周りを歩いてみようかと思っていましたが、ちょうど出たところでバスが来たためそのまま帰ってきました。やはり鎌倉駅周辺は人も多く、観光をしても面白いのかもしれません。

駅ビル内で弁当を買ってすぐ帰りましたが、こういった昼間のコンサートもなかなか良いものでした。 

受動喫煙防止に効果はあるのか

2017-04-22 10:39:20 | 煙草
タイトルのような記事が掲載されていましたが、文章的には否定の意味が入っているような気がしましたが、推進の記事でした。

まずデータとして喫煙による超過死亡数は13万人、受動喫煙では約7,000人(15,000人という説もあります)と推定され、ガンに限ればそれぞれ年間77,400人、2,120人が死亡していると推定されているようです。

現在厚生労働者では受動喫煙防止対策の原案が作られているようですが、なかなか進展していません。これは主な理由が2020年のオリンピックに向けて、海外と同じ程度の規制をしたいということのようですが、やはり日本なりに事情があるようです。

例えば最近スペインに行ってきた人の話では、店内禁煙が徹底している代わりに路上が吸い殻などでかなり汚れているようです。ところが日本では駅周辺や繁華街ではこの路上喫煙も禁止されているところが多いようです。外も禁煙で中も厳しいとしたら反対意見が出るのは当然のような気がします。

タバコの煙としては喫煙者が吸い込む主流煙、吐き出す煙を呼出煙と呼び、煙草の先から出る煙を副流煙と区別しています。この副流煙中には有害物質が多いというのは納得できます。タバコの温度は700℃程度とされていますが、吸い込むことで燃焼が促進され、1200℃程度まで上がるようです。

ですから主流煙は燃えカスを吸っているようなもので、当然温度の低い副流煙のほうが色々な物質が含まれていそうです。厚生労働省の最新タバコ情報によると主流煙に比べニコチンでは2.8倍、タールは3.4倍、アンモニアは46倍としています。ただしこれは計算できるものではありませんが、主流煙を吸い込む量と副流煙を吸ってしまう量は何十倍かの差がありそうな気がします。

それでも具体的な受動喫煙防止策が必要なようです。私が住んでいる神奈川県は2010年にかなり厳しい受動喫煙防止条例が施行されています。その後の推移がまとまったようで、喫煙関連疾患の入院リスクというものが出ていました。

これは45編の論文をメタ解析という手法でまとめたものですので、どの程度信頼できるかは不明です。これによると冠動脈系の疾患が施行前後で15%減少し、脳血管疾患も16%減少、呼吸器疾患も24%減少するとしています。このほか実施前後での喫煙率(大幅に減少しているわけではありませんが)などを根拠に、受動喫煙防止の強化は効果がみられるとしています。

とにかく喫煙者がタバコを吸うことがどんどん難しくなっていますが、そういうこともあって私は電子タバコに切り替えました。 

ガン細胞、体内時計乱し肝臓に負担

2017-04-21 10:40:42 | 健康・医療
国際電気通信技術研究所の研究グループが、ガン細胞が24時間周期の体のリズムを乱し、肝臓に負担を与えているということを発表しました。

ガン細胞が正常臓器に与える影響は、大部分が謎に包まれていました。例えばガンの影響により肝臓が肥大することが知られていますが、その仕組みはよく分かっていませんでした。

研究グループは悪性の乳ガン細胞である4T1を移植したモデルを使って実験を行いました。このモデルの利点は、ガンによる正常臓器への影響を継時的に解析できるようです。乳ガンを移植後、転移や明らかな異常が起きる前の段階で、肝臓、肺、腎臓、心臓といった腫瘍臓器における遺伝子発現パターンを網羅的に記録しました。

その結果、肝臓においてNr1d1という遺伝子の発現に異常が見つかったようです。地球上のほぼすべての生物には、約24時間つまり明暗周期に対応したリズムがあり、これを概日リズムと呼びます。

遺伝子によってDNAから写し取られるRNAやタンパク質そのものに約24時間の周期が存在するものがあり、マウスの肝臓では約1000の遺伝子の発現パターンに概日リズムがあることが分かっています。

Nr1d1は様々な概日リズムを生み出す遺伝子として有名なもののようです。そこで研究グループは「乳ガン細胞が肝臓の概日リズム遺伝子の発現パターをかく乱する」という仮説を立て、網羅的遺伝子解析等を行いました。

その結果、ある遺伝子はマウスが明所条件に置かれてから23.9時間後に発現ピークを迎えるものが、2.7時間後と大幅に狂っていました。このように調和がとれていない状態は、肝臓にある種の不均衡をもたらすものと考え、発現が乱されている遺伝子の生理学的反応に着目し実験を重ねました。

その結果、ガン細胞が肝臓に酸化ストレスの上昇をもたらすこと、肝臓のDNA含有量を増加させ、細胞のサイズを大きくさせること、そして肝臓を肥大させることが分かりました。

最近のこういった病態研究は、ほとんどが遺伝子解析によって行われていますが、具体的にどのような操作により遺伝子発現などという微妙なことが突き止めることができるかはわかりません。どうもこの辺りは私程度の知識では理解の範囲外になっているようです。

研究グループは、ガン細胞は正常な臓器に悪影響を与えるが、その仕組みの一端が分かり抑えることができれば、生活の質を落とさずに患者が延命できるとしています。こういったメカニズムが分かれば、それに対処する方法も出る可能性もあり、ガンとの共存の可能性が出てくるような気もします。