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世界の長寿地域ブルーゾーンの現状

2025-03-30 10:32:48 | 自然
私は昔からあまり長生きをすることを希望していませんでした。その割には78歳となり平均寿命ぐらいは生きるのかもしれません。

世界でも特に長寿の人が多いことで知られる、ギリシャのイカリア島の話です。島民は平均寿命が長く、しかも認知症の発症率が極めて低いのが特徴です。

世界にはブルーゾーンと呼ばれる、長寿の人が多く暮らす地域があります。これらの地域にはイタリアのサルデーニャ島、コスタリカのニコヤ、米カリフォルニア州のロマリンダ、日本の沖縄、そしてギリシャのイカリア島が含まれます。

イカリア島の住民は、アメリカ人よりも平均で8年も長生きし、しかも認知症の発症率が極めて低いようです。米国立衛生研究所(NIH)によると、現在670万人のアメリカ人がアルツハイマー型認知症を患っており、2060年までにこの数は1380万人に達すると予測されています。

一方イカリア島では65歳以上の住民全員を調査したところ、認知症の症例はわずか3件の軽度のものだけだったと報告されています。イカリア島の人々の健康長寿の秘訣はやはり食生活にあります。イカリア島の住民は、世界で最も厳格な地中海式ダイエットを実践しているようです。

彼らは果物や野菜、全粒穀物、豆類、オリーブオイルを豊富に摂取し、赤ワインも適量楽しんでいます。ただし通常の地中海ダイエットとは異なり、魚や肉をほとんど食べず、代わりに大量の野草や葉物野菜を多く食べます。

こういった野草類は、赤ワインの10倍もの抗酸化作用を持つようです。イカリア島の人々は、毎日のようにハーブティーを飲みます。地元の庭や野山でとれるオレガノ、タンポポ、セージ、ローズマリーなどのハーブを使い、お茶を入れるようです。

これらのハーブには抗炎症作用があり、さらに軽い利尿作用もあるため、血圧を安定させ、動脈の健康を保つ効果が期待できます。特にハーブティーが血圧を下げることが、認知症リスクの低減につながると考えられています。

イカリア島の島民が愛飲しているもう一つの飲み物がコーヒーです。特にギリシャコーヒーを好んで飲むことが多く、これが健康長寿の秘訣の一つと考えられています。

2010年の研究では、1日3~5杯のコーヒーを飲むことで、中年期における認知症とアルツハイマー病のリスクが65%低下することが確認されています。

さらに2021年の研究では、1日2~3杯のコーヒーや紅茶を飲む人は、脳卒中と認知症のリスクが30%低下することが明らかになっています。コーヒーに含まれる抗酸化物質やカフェインが、脳の神経細胞を保護し、老化を遅らせる可能性が示唆されています。

このようにイカリア島では食生活と飲み物で長寿を達成していますが、私としてはコーヒーを少し増やす程度かもしれません。


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