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ごっとさんのブログ

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なんにお金を使えば幸せになれるのか

2025-03-29 10:32:48 | その他
私の家はそれほど裕福ではないのですが、お金の心配をしなくてもよい程度の暮らしをしています。

このお金の有効な使い方というのは、それなりに難しいような気がします。なんにお金を使えば幸福度が上がるのでしょうか。

拓殖大学の研究グループは、これまでの研究では体験・経験への消費は、モノにお金を使うよりも幸福度を高めるとされてきました。しかし最近、これに異を唱える研究が出てきたそうです。地球の資源が有限であるように、使えるお金も有限です。

このためお金をどう使うのかは、人生における重要な問題です。日本人のお金を取り巻く環境を見ると、収入は微増していますが物価も上昇しているため、普段の生活はむしろ苦しいと感じることが多くなっています。

厚生労働省の発表を見ると、2024年の物価を考慮した働き手1人当たりの実質賃金は、前年比マイナス0.2%でした。また内閣府の国民生活に関する世論調査によれば、将来に備えるか、毎日の生活を充実させて楽しむかという質問に対して、現在より将来に備えると回答した割合が増加しています。

これは日本人が支出を切り詰め、倹約に努めていることを意味するでしょう。こういった研究成果をもとに、何を買うことにお金を使えば幸せになるのかを考えてみます。まず注目するのは、消費量と幸せの関係で、ほしい商品が多く買うことができれば幸せになれるのでしょうか。

直観的には幸せになれそうですが、研究結果を見ると商品の種類によってその影響が異なることがわかっています。世の中の商品を手に取ることができる「モノ」と、できない「体験・経験」の2種類に分けた場合、実はモノを多く買ったとしても幸福度は上がり続けないのです。

多くのモノを買いすぎると、ある地点から幸福度が伸びなくなってしまいます。ある研究では多くのモノを買いすぎると、むしろ幸福度が低下すると指摘されています。実は体験・経験への消費は、モノを買うよりも幸福度を高めてくれることがわかっています。

コロラド大学などの研究によれば、コンサートや旅行といった体験・経験にお金を使ったほうが、服や靴といったモノにお金を使うよりも幸福度に強い影響を及ぼすということがわかっています。背景にあるのは、思いで効果です。

コンサートや旅行といった体験・経験は良い思い出となり、自分の人生の糧となります。こういった体験は手に取ることができませんが、自分の中で生き続け、幸福度を高めてくれるというわけです。

この説にも現在は異論が出ているようですが、いろいろな体験をしてみたいと考えています。


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