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認知症リスクのうちハイリスクな高齢者に多い疾患

2024-03-10 10:36:51 | 健康・医療
もう1年以上前からですが、私は左耳に軽い耳鳴りがしています。近くの耳鼻科にいったのですが、詳しい聴力検査後に異常はなく耳鳴りは治せないと言われました。

その後ネットなどで耳鳴りに良いという漢方薬を見つけ、1か月飲んでみましたが全く効果はありませんでした。結局現在も耳鳴りとともに暮らしていますが、ここでは難聴と認知症の話です。これまで認知症は、高血圧、糖尿病、肥満などが危険因子と言われてきました。

しかし2017年に英国の国際委員会が、加齢による「難聴」も認知症のリスク要因のひとつであると指摘し、さらに2020年高血圧や糖尿病、肥満、飲酒、喫煙などの12の要因の中で、難聴が最も大きなリスク要因であると発表しました。

この理由は明快で、難聴になると社会的にどんどん孤立していくからです。聞こえにくくなると、相手が言っていることが分かり難くなり、人との会話に参加するのがおっくうになっていきます。家のなかでも最小限の会話しかしなくなりますし、外でも人と話をしなくなります。

社会との接点が減り、脳細胞への刺激がなくなり認知症のリスクを高めることになるのです。加齢による難聴の兆候が出始めるのは、個人差がありますが50代ぐらいのことが多いようです。最初は高い音から聞こえにくくなってきます。

子供の声や鳥のさえずり、女性の高い声などが聞き取りにくくなります。いきなり全く聞こえなくなわけではなく、音が所々抜けて聞こえるようになります。聞こえてはいるけど相手が何を言っているか分からない、という状態です。

進行すると低い音も聞こえにくくなり、男性の方が発症が速いと言われていますが、理由ははっきりしていません。

加齢による難聴の注意点としては、1.聞き返す回数が増える、2.会話がかみ合わない、3.呼びかけても反応しない、4.会話中前かがみになる、5.電子レンジの音に気づかない、6.外出が減っている、などが挙げられます。

こうした兆候がある場合は、まず耳鼻科で検査をし原因が加齢による難聴かどうか確認することが重要です。加齢による難聴は治療することは難しいですが、認知症を防ぐためにも「補聴器」で聞く力を補うと良いようです。

多くの耳鼻科には補聴器相談医と呼ばれる補聴器のプロがおり、補聴器が必要かどうか、どのような補聴器が良いかなどが相談できます。

私の古くからの友人のM君も1年以上前から明らかに難聴になってきました。色々アドバイスなどしていますが、これからは認知症にならない様気を付けた方が良いのかもしれません。


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