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インフルエンザの複数回感染に注意

2023-11-09 10:31:12 | 健康・医療
新形コロナの感染者は減少傾向にあるようですが、インフルエンザの患者数は増加し続けているようです。

私はこの現象は、単に若干の発熱があったり咳が出た人が新型コロナを恐れて発熱外来を受診し、結果的にインフルエンザが見つかっているのではないかと思っています。

つまり昨年までは医療機関に行かず潜在的であった患者が顕在化したため、異様に患者数が増えているように見えているだけでしょう。ただしインフルエンザウイルスは種類が多く、同シーズン内で数種類のウイルスが流行することがあります。

従って今シーズンは、インフルエンザに複数回かかる可能性が指摘されています。現在A型インフルエンザのH1とともにH3が流行しているようです。インフルエンザウイルスの外側にはエンベロープというタンパク質の膜がありますが、このタンパク質は複数の種類があります。

このうちヘマグルチニンというタンパク質の種類を「H」の番号で表しています。A型はウイルスの種類がたくさんあり、同シーズン内で複数のウイルスが流行することがあり、A型インフルエンザに2回かかってしまう事例は以前から知られています。

インフルエンザワクチンは、麻疹や風疹のように高い予防効果ではありませんが、高齢者で40%、乳幼児で約60%といった高い有効性が示されています。そのため高齢者や基礎疾患のある人、妊婦などは優先的に接種するべきです。

ワクチンはシーズンごとに流行株を予測して生産されます。今回はA型が2株、B型が2株で構成された4価のインフルエンザワクチンとなっており、現在の流行株に対しても有効です。以上が免疫の専門家の大体の意見ですが、私はこれに大いに疑問を持っています。

まずワクチンは感染予防のために接種するものではありません。免疫が確立していても、病原菌が入ってきてから抗体ができ排除するまでに24〜36時間程度かかるとされています。この時間で急激に増殖するような病原菌では、発症してしまうわけです(すぐ治りますが)。

麻疹のように増殖が遅い菌の場合は、症状が出る前に排除できますので発症しません。インフルエンザは増殖が速く発症してしまいますが、私のような歳(76歳)になれば、今までにほとんどの型に感染しており、免疫は確立できているはずです。

つまり私はワクチン接種したことがありませんが、高齢者は既に接種する必要がないのではないでしょうか。免疫は重症化せずすぐに治すための機構なのに、感染しなくなると勘違いしているような気がします。

ワクチン接種してできた抗体がどの程度血中に留まるかなどの問題もあるのですが、世の専門家には再考してほしいものです。


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