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お風呂につかって熱中症予防、「暑熱順化」

2024-08-06 10:36:49 | 健康・医療
今年はかなり前から非常に暑い日が続いており、外では日陰でも簡単に35℃を超えてしまっているようです。私も77歳という歳になりましたので、熱中症に注意しないといけないようです。

ここでは風呂やサウナの医学的な効用、注意点などを専門家などの意見を交えて紹介します。暑くなると人間の体は、1.皮膚を流れる血液の量を増やして熱を発散する、2.汗腺から汗を出し、皮膚の表面に出された汗が蒸発して熱を奪う、ことによって体温を下げています。

しかし体が暑さに慣れるには準備が必要で、日本気象協会は「汗をかきやすい体にしましょう」と呼び掛けています。ウォーキングなど毎日の適度な運動だけでなく、少し熱めのお風呂も「暑熱順化」に役立つことが分ってきました。

冷たいシャワーではなく、お湯を張った浴槽につかるのも必要です。入浴剤メーカーの研究では、41℃のお湯に10分間つかる全身浴を2週間続けると、汗をかき始めるタイミングが入浴5分後から3分後へと早まることが分りました。

また全身浴を2週間続けたグループとシャワーだけのグループに、蒸し暑い環境で30分過ごしてもらい、直後の皮膚の温度を比べると、全身浴の方が0.5℃低い結果になりました。このメーカーの担当者は、普段運動していな人ほど入浴で発汗機能が改善されるとしています。

水分補給や体調に注意しながら活用して欲しいと指摘しています。快適なお風呂のためには、お気に入りの入浴剤を使うのも良いようです。日本には四季折々の植物を入浴剤に使う文化があります。東京ガスによると、7月には「桃湯」、8月は「薄荷湯」がお勧めのようです。

同社がウエブで展開するくらし情報メディア「ウチコト」で作り方などを紹介しています。桃湯は肌の炎症を抑えて、毛穴を引き締める効果が期待できるようです。清涼感があるハッカ湯は、血行を促進して冷房病の解消に役立つそうです。

ここではあまり科学的側面からの解析はしていませんが、入浴が暑熱順化に役立つことは確かなようです。ここで暑熱順化とは体が暑さに慣れることで、暑熱順化すると低い温度でも汗をかきやすくなり、汗の量が増えます。さらに皮膚の血流も増加します。

熱が逃げやすくなり体温の上昇を防ぎ、その結果暑さに対して楽に過ごせるようになり、夏バテや体のだるさを防ぐことができるとしています。

私の家ではこの時期になると湯船にお湯を張らず、シャワーだけで済ましていますが、暑熱順化を考えると風呂に入った方が良いようです。やや面倒ですが、夏の対策としては良いのかもしれません。


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