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2014年のガン発症過去最多

2018-10-18 10:17:58 | その他
国立ガン研究センターが2014年にガンを発症した人の数を発表しましたが、高齢化に伴い過去最高を更新しています。

同センターのまとめによると、新たにガンと診断された人は86万7408人で、男性が50万1527人、女性が36万5881人となっています。部位別では、男性は胃ガン、肺ガン、大腸ガン、前立腺ガンが群を抜いて多く、この4種で60%を占め、女性は全体の2割が乳ガンでした。

男女を合わせると大腸ガンが最多の13万4453人でした。胃ガンの原因となるピロリ菌の保有者が減っているため、胃ガンの発症はこのところ減少傾向にありますが、食の欧米化が進んでいることで大腸ガンが増えているとしています。

この傾向はずっと続いているようですので、何らかの要因はあると思いますが、ピロリ菌や欧米化は関係ないような気がします。

都道府県別に新たにガンと診断された人の割合(罹患率)は、北日本や中国地方で高い傾向が見られ、人口10万人当たりの罹患率は、富山県442.1人、広島県442.2人が多く、最小の千葉県は303.3人となっています。

この各県ごとのデータの精度にばらつきがあり、医療機関へのアクセスの良さや検診の普及度合いも影響するため、罹患率が高い県がガンを発症しやすい県ではないとしています。

私はこういった統計データは好きでよく見ていますが、私の住んでいる神奈川県がどのような位置にいるかの興味で、いわば占いの結果と同じと考えています。今回の結果も最大と最小で30%程度の差ですので、いわゆる確率のばらつき程度で、ほとんど意味はないと思っています。

また同センターは同じ時期にガンの3年生存率も公表していますが、今まで5年生存率や10年生存率が使われ、3年というのは初めてのようです。膵臓ガンの3年生存率が15.1%に留まるなど、5年生存率が低いガンは3年でも低い傾向がみられています。

また高齢のガン患者では、持病などがん以外の病気で死亡する例が多いと考えられることも判明しました。拠点病院のうち268施設の患者約30万6千人を分析し、主要な11種類のガンについて、がん以外の死亡の影響を取り除いた「相対生存率」を算出しています。

種類別では肺ガン49.4%、食道ガン52.0%、肝臓ガン53.6%と比較的低い結果となり、前立腺ガン99.0%、乳ガン95.2%子宮体ガン85.5%と比較的高い値となりました。なおガン全体では71.3%となっています。

こういった生存率を継続的に分析することで、新しい薬や治療の効果を早く把握できるようになり、ガン対策に活用できるとしています。こういったガン関連の統計データはいろいろ出ていますが、我々素人には単に眺めて感心する程度しかないような気もしています。

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