ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

タバコに「ハームリダクション」という解決法

2023-12-29 10:31:12 | 煙草
私は喫煙者ですが、数年前から加熱式タバコを吸っています。これは加熱式に代えたことによって、よく出ていた咳が完全に無くなったことに因ります。

このようなタバコの「ハームリダクション」(害や危害の低減)について、やっと取り上げる記事が出るようになりました。ハームリダクションという言葉はあまり一般的ではありませんが、例えば衝突時の外傷を軽減するシートベルトもそのひとつとされています。

タバコに関しては、禁煙信奉者の意見がほとんどでしたので、害を減らすのは禁煙から離れるということで取り上げられることはありませんでした。どんなタバコ製品も、排出物を吸い込んで体内に取り入れるため、ニコチンを含んだ排出物を摂取せざるを得ません。

フィルターを付けたり低タール低ニコチンにしても、また加熱式タバコや電子タバコにせよ、これらの排出物を吸い込みます。タバコ会社は、タバコ製品がいかに安全かということを喫煙者に訴求し、喫煙を続けていけるかに向けられてきました。

そんな戦略のひとつが、タバコの「ハームリダクション」です。この定義としては、ニコチンを含んだタバコを吸うことを完全になくすのではなく、その害を少なくしてタバコによる死亡や病気などの健康被害を減少させることとしています。

タバコ会社はフィルターを付けたり低タール低ニコチンタバコを出したりしてきましたが、科学的な研究でどれも健康被害の低減にはつながっていないことが分かっています。このハームリダクションには以下の条件を満足する必要があるようです。

1.代替タバコ製品そのものの健康リスクが、従来型タバコ製品(紙巻きタバコ)よりも低い事、2.代替タバコ製品の使用により、従来型を完全にやめることができること、3.代替タバコ製品によって新たな公衆衛生上の懸念が生じない、あるいはその懸念が小さい事、4.保健当局がたばこ産業から独立してタバコ規制ができること、としています。

ここでは加熱式タバコがこの条件を満足しているかを検討してみます。健康リスクの低減については、タバコ会社は加熱式タバコの有害性が低くなっていると宣伝していますが、これまでの研究では紙巻きタバコよりむしろ多く出ている有害成分があることが分かっているようです。

しかし私にとっては、前述のように咳が完全に止まりましたので、健康リスクは減っているといえそうです。次の項目も私は完全に切り替えていますが、禁煙補助手段とは考えられないとしています。

第3,4項目については、個人で評価できることではありませんので割愛しますが、加熱式タバコは、ハームリダクションに大いに貢献している気がします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿