ごっとさんのブログ

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大阪都構想住民投票で反対

2015-05-21 10:38:32 | 時事
日曜日に大阪市で住民投票があり、大阪都構想が比較的僅差で反対になりました。こういった地方の大都市を、これからどう発展させていくのかの一つの試みとして若干興味を持っていましたが、「やはり反対か」という気持ちと「やや残念」という感じです。しかし実は私はこの大阪都構想がよくわかっていません。住民投票が実施されるということで、少し調べてみましたが、結局よくわかりませんでした。大阪市の人たちが理解して投票できたのか、やや怪しい気もします。

7,8年前、タレント弁護士?から大阪府知事となった橋下氏の動向を注目していたといっても、マスコミが取り上げることだけですから実情はよくわかりませんでした。それでも知事になり、二重行政の無駄などいろいろ問題があることを訴え、大阪の発展のための手段として大阪都構想が出てきたようです。最初はただ言っているだけで、とても実現は無理だろうと思っていましたが、橋下人気もあり具体的に動き出したのはすばらしいことだと思っていました。特に大阪市の協力が得られないとわかると、知事を辞職して大阪市長選に立候補するというのは、ものすごい行動力といえます。

結局知事は盟友とでもいう人に任せ、自身は大阪市長になりました。これで大阪都構想実現に向けてかなり進展したようです。国も関連法案などを作り、ある程度後押ししているようにも見えました。しかし肝心の大阪市民に、その必要性が十分説明できていたのでしょうか。

私が住んでいる県も大都市を抱えていますが、やはり同じような問題があるのかは全く伝わってきません。特に私の住居は、東京でいえば八王子や府中にあたるような田舎ですので、完全に無関係になっています。しかし県庁所在地の大都市に住んでいれば、何かを感じるかというと難しいような気がします。最近政令指定都市となった市の友人に聞いてみましたが、ほとんど変化がないということでした。

結局今回の住民投票は、橋下氏の人気投票になり、これに大きな変化を望まないという感覚が加わり、今回のような結果になったような気もします(大阪市民の方ごめんなさい)。橋下氏は、市長の任期が終わったら政界から引退すると表明していますが、「維新の会」という政党自身が橋下人気でできたようなものです。この時期、ある程度カリスマ性を持ったリーダーが求められていたのかもしれません。橋下氏のような人材はそういないと思いますので、本当にここで引退してしまうのか(私はそれを期待していますが)、それとも冷却期間を置いてまた何かに復帰するのか、今後の動きに注目したいと思っています。

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