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梅雨の時期に知っておきたいカビ対策

2025-06-29 10:30:26 | 自然
じめじめした蒸し暑い梅雨の時期は、カビが発生しやすいとされています。ただ自宅ではどこかにカビが生えたなどという経験はあまりなく、風呂場のタイルの目地が若干変色したのがカビなのかもしれません。

カビは湿度が高いだけでは発生せず、水がないとだめです。風呂や水道の蛇口といった乾きにくいところにカビが生えやすくなります。冬は寒暖差で結露した窓などが要注意で、年間を通してカビ対策は必要です。

カビを防ぐには、水分をふき取り水がない環境にすればカビは生えませんが、手垢のような養分が少しあるだけでカビは増えてしまいます。カビはキノコのように、胞子で空気中を舞っているため、建物の中に入れないのはほぼ不可能です。

体に良いカビとしては、麴菌は日本特有のカビで、病原性がない特殊な菌として食品に使われています。日本酒やみそ、醤油などの製造に使われ、遺伝子に病原性の部分が抜け落ちていることが国内の研究者の調査で分かっています。

健康な場合だと、人間の免疫が働いてあまり感染はしません。エイズなど、免疫力が落ちた人の体内でカビが生えると、体内機能が阻害され死に至ることもあるようです。カビを抑える薬の数は細菌のそれと比べるとかなり少なくなっています。

水虫もカビが原因ですが、体の表面がカビが生える病気で、白癬菌が原因です。水虫を防ぐには結局、風呂場と同じで水分をとることがよく、足が蒸れたなと思ったら靴を脱いで乾かしてください。対策はそれしかなく、角質層には免疫が届きません。

足が濡れたままだとカビを呼び込むことになります。また花粉症対策の薬品を大目に使ったのが原因で、喉にカビが生えるということもあるようです。

私は20年以上前に水虫ができたことがありますが(あくまで自己判断ですが)、市販の水虫薬を塗ることですぐに治った記憶があり、その後水虫らしくなったことはありません。

カビが原因となる病気として、夏型過敏性肺炎、アレルギー性鼻炎、気管支アスペルギルス症などが知られています。前述のようにカビは免疫機能で細菌より排除しやすいようですが、良い薬も少ないということで治りにくいのかもしれません。

かみさんはアレルギー性鼻炎で苦労していますが、原因検査ではハウスダストとなっています。これもカビが入っている可能性もあり、なかなか治らず大変なようです。

結局予防が重要ですが、ここでは水分をふき取るしか出ていませんので、カビを完全に排除するのは難しいのかもしれません。


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