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血液型と健康の話し

2018-07-18 10:04:06 | 自然
血液型には4種ありますが、よく血液型と性質などと言うことを言いますが、若干合っているようなところはありそうですが、私はあまり信じていません。

血液型と免疫の話が出ていましたが、血液型というのは血液細胞の表面抗原の差で決まってきますので、免疫と関係があるのかもしれません。ここでは生まれながらにして免疫力には、血液型による差があり、免疫学的に一番病気に強いのはO型ですというところから始まっています。

人間ドックを受けた成人5000人の血液から、白血球の一種であるリンパ球の割合を調べたところ、O型が39%と全血液型の中で最多でした。ついでB型が37%、A型が36%、AB型が34%という結果でした。免疫物質であり、ウイルスや細菌と闘う抗体は、リンパ球から作られます。リンパ球が多いということは、抗体が良く生産されていることを意味しているようです。

なぜこれが血液型と関連するかというと、O型の人は血漿中で抗A抗体と抗B抗体を絶えず作り続けているようです。逆にAB型はこの2種の抗体を全く作っていないため、AB型の免疫力はほかの血液型より低いといえるようです。

人類の歴史は細菌やウイルス、寄生虫といった病原体との戦いの歴史でもあり、この中で血液型物質が作られてきたようです。この血液型物質は人間に特異的なものではなく、他の動物や植物にも存在しています。

これは腸内細菌にもA型物質やB型物質を持つものが存在し面白い実験が行われました。B型物質を持つサルモネラ菌を、人間の各血液型の結晶に混ぜ、菌の増殖を調べました。その結果、サルモネラ菌はA型とO型の血漿ではあまり増殖せず、B型とAB型の血漿では大幅に増殖しました。

これはA型とO型の血漿には抗B抗体があるために、B型のサルモネラ菌に対して働き菌の増殖は阻止されたようです。感染症の中には、民族の血液型構成に影響を与えたものまであると言います。

インドのベンガル地方で発生したコレラがその例で、B型の人はコレラのへの抵抗性があり、O型の人は重症化しやすかったようです。その結果これらが大流行したインドやパキスタン、アフガニスタンなどでは、コレラによってO型の人口が減りB型の割合が増えたとされています。

またマラリアはO型に抵抗性があり、マラリア流行地帯ではO型の人の比率が非常に高くなっているようです。

私の血液型はO型ですが、あまり血液型など気にしたことがありませんでしたが、こうしてみるといろいろ面白い現象はたくさんあるようです。しかし特に気にする必要はなく、こんなこともあるのかといった程度で済ませて問題はなさそうです。

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