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今冬に感染拡大が懸念される感染症

2023-11-18 10:38:33 | 健康・医療
新型コロナが5類になり、やっと行動制限のない年末年始がやってきます。今年は私のギター仲間も3年ぶりに都内で忘年会をすることが決まっています。

この3年間コロナ感染者が増えてくると緊急事態宣言など行動自粛が呼びかけられましたが、これが本当に効果があったかどうか疑わしい気がします。治まってきた今こういった対処法の検証を行うべき時のような気がしています。

ここではこれからの冬に注意すべき感染症とその対策について紹介します。冬に向かって注意すべき感染症として、新型コロナが引き続き一番手に挙がってきます。10月以降国内では新型コロナの患者数はかなり減少していますが、冬の季節になると流行の再燃は避けられないでしょう。

流行再燃の原因としては、何度も出てきていますが、気温の低下で外界でのウイルスの生存期間が増すことがあります。また人の側では寒い時期になると屋内で過ごす時間が長くなることや、寒さで換気の回数が減ることが挙げられます。寒いと手洗いが少なくなることも関係します。

こういった要因が重なり、冬は新型コロナだけでなく、呼吸器感染症が増えてくるのです。インフルエンザもすでに感染者が増加していますが、冬に流行が拡大します。

日本では新型コロナ対策で国際交通を止めたことなどにより、インフルエンザの流行が2シーズン起こりませんでした。インフルエンザの早期流行の原因は、過去3シーズンにわたり本格的流行が無く、免疫が低下したためと考えられています。

同様の早期流行は、昨年の米国や今年のオーストラリアでも見られており、流行時には患者数もかなり増えています。ワクチンの接種を早めに受けておくことが推奨されています。

ノロウイルスによる下痢症も新型コロナ流行前までは、毎年冬に流行が起こっていました。ノロウイルス感染症が冬に流行するのは、やはりウイルスが寒さや乾燥に強いことや、寒さで手洗いが疎かになることも関係しています。

新型コロナの対策が軽減されている中で、今冬は流行の再燃が予想されています。このウイルスが厄介なのはアルコール消毒が効きにくいことで、手に付着したウイルスを除去するには、流水とせっけんによる手洗いが最も効果的です。

今年はアデノウイルスによる咽頭結膜熱の患者も増加傾向にあります。この感染症はプール熱とも呼ばれ、咽頭炎や結膜炎を起こします。本来は夏にプールなどで感染する病気ですが、今年は秋から患者数が増加し、冬も流行が続くと予測されています。

以上色々ウイルス感染症を上げてきましたが、今年の冬が特に多いわけではなく、例年通りの流行と考えてもよさそうです。


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