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脳の健康寿命を延ばす方法

2020-12-16 10:22:39 | 健康・医療
現在のコロナ禍で外出を控えるようになった結果、認知症が進行するケースが多いようです。

広島大学と日本老年医学会が、全国の介護施設や病院、ケアマネージャーを対象に行った調査では、約4割が「認知症患者の状態が悪化した」と答えています。

ちょっとした生活習慣の変化が、脳の老化を進行させている可能性があります。コロナ感染も怖いですが、脳の健康寿命が縮まるのも怖いといえます。この文章は「現代ビジネス」の記事をもとに書いています。

脳の健康を害するものとして最も恐ろしいのは、いうまでもなく認知症です。認知症にはいくつか種類がありますが、アルツハイマー型が全体の約7割、脳卒中などが原因になる血管性認知症が約2割を占めます。

日本で使用されている認知症治療薬はアリセプト、レミニールなど4種類あります。これらは進行を一時的に抑えられても、根本的治療には至らず、徐々に効果が薄れていくことが指摘されています。

これらの薬は、認知症がアセチルコリンの減少という仮説の時代に開発されたものですので、現在アミロイド説が有力とされており、ほとんど効果がなくて当然といえます。

アルツハイマーは一度発症してしまうと、元の状態に戻るのは不可能であり、発症を予防することが最良の「治療法」といえるのかもしれません。現在は脳の検査としてMRIだけでなく、アミロイドPET検査なども開発されています。

アミロイドβは認知症が現れ始める20年も前から出現します。できるだけ早い段階でその存在に気づき、これ以上アミロイドβが増えない様先手を打てば、アルツハイマーは避け得る病になるはずです。

しかし現在アミロイドβの増加を抑える特効薬はなく、食事療法、運動習慣、睡眠の改善など複合的に対策を取るしかありません。

「認知症に効く」とされる食品やサプリメントは数多くありますが、その効果について多くの論文が発表され、科学的に証明されつつあるのがウコン(ターメリック)です。

ウコンに含まれるクルクミンというポリフェノールの一種には、抗酸化作用や抗炎症作用が認められており、認知症予防につながると考えられるようです。まだ動物実験の段階ですが、マウスやラットではクルクミンを混ぜたエサをやると、認知症になりにくいことが分かっています。

次に重要になるのが運動で、脳の健康を促進してくれる運動として最も効果があるのが有酸素運動とされています。有酸素運動をすると脳の海馬が増加するという実験結果もあります。その他ウォーキングをしながら数を数えたり、計算したりすることが効果的とされています。

私は加齢によって認知症になったらあきらめるというスタンスですので、こういった予防法を実践することはありませんが、カレーを食べるぐらいはよいのかもしれません。



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