ごっとさんのブログ

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蚊の吸血止める分子を発見

2024-07-10 10:35:48 | 自然
蚊に刺されやすい人とそうでない人がいるようで、私は昔から刺されにくい体質のようです。

子供のころ2歳年上の従妹とよく遊んでいましたが、夏の季節になると自宅によくいたいわゆるやぶ蚊に従妹は出ているところ中刺されていましたが、私はほとんど刺されることがありませんでした。

血液型で刺されやすさが変わるという説もあり、最も刺されやすいのがO型で、AB型、B型、刺されにくいのがA型となっています。私はO型ですので、この説には当てはまらないようです。

これは今でも続いており、夜のテニスに行くときはかみさんは防虫スプレーで予防していますが、それでも刺されているようです。当然私は何もしていなくても、刺されたことはありません。

蚊には人間や動物の皮膚で血を吸う時間が長引くと攻撃される危険があるため、満腹になる前に吸血を止める習性があるようです。理化学研究所と東京慈恵会医科大学の研究チームは、血液中の分子が蚊に「腹八分目」で吸血を止めさせるシグナルになっていることを突き止めました。

蚊の吸血行動を制御する仕組みの解明は、感染症抑制などへの応用が期待できるとしています。研究チームはヤブカの仲間のネッタイシマカを使い、マウスからの直接吸血と、赤血球に含まれるアデノシン三リン酸(ATP)のみを取り出した溶液を吸わせた場合を比較したところ、マウスからの吸血の方が摂取量が少なくなりました。

次に血液から赤血球などを除去した血清成分をATP溶液に加えると、ATP溶液のみのときより満腹になる蚊が少なく、血清中に吸血を止める物質があることが分りました。

血清の成分を細かく分けて調べたところ、怪我などで血液が凝固する際に最初に生じる分子「フィブリノペプチドA」(FPA)が吸血停止に関連していることが分りました。FPAは、蚊が血管に針を刺したことをきっかけに血中で産生されます。

吸血を続けると蚊の体内でも濃度が次第に高まり、これを検知して吸血を止めることが分りました。研究チームは、FPAを取り込ませることができれば、人為的に吸血を阻害できるのではないかと述べています。

どうもこの研究の意義がよく分かりませんが、蚊にもなかなか面白い習性があるという事かもしれません。今回の結果と蚊に刺されにくいことの関連はないのかもしれませんが、蚊に刺されないための予防につながる成果といえるのかもしれません。

ただこのFPAのような物質が安価にできるとは思えませんので、何らかの工夫が必要であるのは確かなようです。 


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