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ごっとさんのブログ

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悪い姿勢が招く「隠れ酸欠」

2019-05-04 10:20:49 | 健康・医療
なんだか息が苦しいと訴えて呼吸器内科を受診する人が増えているようです。

検査で病気は見つからず、悪い姿勢などによる呼吸の浅さが原因の「隠れ酸欠」が存在すると言われています。

階段を上がると息切れする、仕事などでちょっと無理をするとすぐ息苦しくなるというのは、日ごろから呼吸が浅くなっていることが原因で起きているのかもしれません。

人は呼吸を通して空気中の酸素を体内に入れ、二酸化炭素を排出します。取り入れた酸素は栄養素と結びついて燃焼し、活動エネルギーを生み出します。呼吸が浅いと空気が身体に十分入らず、酸素と二酸化炭素を換気する効率が悪くなります。

すると代謝が落ち、各臓器の働きが低下したり疲れやすくなったりします。呼吸は感情とのつながりも深く、浅い呼吸をしていると、不安やストレスを感じ安くなり、一連の心身の不調の背後に「隠れ酸欠」が潜むと見られます。

私は普段特に息切れを感じるようなことはないのですが、テニスのレッスンでやや激しく動いたり、ゲームで必死になるとやはりやや息苦しさを感じます。まあ歳のせいかもしれないのですが、やはり肺機能がやや衰えている可能性もあり、テレビでやっていた呼吸法などを時々やっています。

呼吸が浅い人が増えている一因として、スマートフォンの普及があげられ、多くの人はスマホ操作時に背中を丸め、肩が前に入り込んだ姿勢になりがちです。猫背や前かがみの姿勢は肺を圧迫し、息を深く吐いたり吸ったりできなくなります。

浅い呼吸を改善するには、まずは姿勢をよくすることが大切です。呼吸時は、肺を納めている骨格である「胸郭」の周りにある筋肉群「呼吸筋」が収縮します。呼吸筋を軟らかくほぐすストレッチがよいようです。

呼吸筋の中でも、息を吸うときに使う筋肉の柔軟性を高めるには、背中と胸のストレッチが有効です。足を肩幅に開いて立ち、背筋を伸ばして胸の前で両手を組み、ゆっくりと鼻から息を吸いながら背中を丸め、腕を前に出していきます。

息をいっぱい吸ったら、口からゆっくりと吐きながら元の姿勢に戻ります。息を吐くときに使う筋肉は、肺の外側にある胸壁と呼ばれる部位が重要で、腰の後ろで腕を組みゆっくりと鼻から息を吸います。

吸いきったら口からゆっくり吐きながら、組んだ手を下に伸ばしていきます。色々な呼吸法の基本は鼻から吸って、口をすぼめてゆっくり出すということのようです。

結局「隠れ酸欠」を防ぐためには、昔からの深呼吸を繰り返す程度でもよいもかもしれません。私もパソコンに向かっている時間が長いため、良さそうで楽にできることをやってみようと思っています。