Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

偉い、有道くん、間違っていると思っているコメントには太字訂正

2008年09月05日 17時55分17秒 | Weblog
中国人実習生:給与改善求めトラブル…帰国無理強い
www.debito.org/?p=1886
これちょっと前にあったニュースですね。
さて、その英語版のコメント欄
3 Bryan Says:
September 5th, 2008 at 3:57 pm

Hey Debito,

It turns out the link you provided was removed from the mainichi website. Possible cover-up? who knows but the Japanese version still remains.
I am trying to find an english version of the story but currently can’t find anything

Probably not a cover-up. Links disappear from J newspaper archives pretty quickly. That’s why the Japan Times has the best website of all the newspapers.
debito.org/?p=1885

おい、デビト、リンクが消えているぞ。隠蔽工作か?日本語版残っているか?英語版さがしているんだけど、ねえんだよ。
多分、隠蔽じゃないね。日本語新聞のリンクは割に短期にきえちゃんだ。だから、ジャパンタイムスが一番なのさ。


新聞に出ている記事「隠蔽」か、という馬鹿な質問に、「多分」違う、と有道先生。まあ、日本語新聞の場合、ネットの記事は1週間くらいかね、残っているのが・・・・な、こといつも読んでりゃ誰でもわかる。で、有道先生、

知っていることで、間違っていると考えているコメント⇒ちゃんと訂正する。

対偶をとって、


訂正しない⇒無知か、間違っていない、と思っている、

ってことじゃないですかねーー(「すべて」というわけではないから論理的にはそうでない、可能性もあるが、)まあ、そう思われてもそうがないっしょ。

受諾演説

2008年09月05日 15時07分16秒 | Weblog
米大統領選に向けた共和党全国大会を締めくくる大統領候補、ジョン・マケイン上院議員(72)の4日の指名受諾演説は、「ワシントンの改革」と「愛国心」を前面に押し出した。保守派が掲げる「小さな政府」の旗振り役を演じ、「ベトナム戦争の英雄」という肩書に裏打ちされた愛国心を訴え、新進の民主党大統領候補、バラク・オバマ上院議員(47)との違いを鮮明にするのが狙いだ。毎日新聞

ということで、原文を探すと、
Prepared Remarks of John McCain’s Convention Nomination Speech
http://thepage.time.com/prepared-remarks-of-john-mccains-convention-nomination-speech/
これかな?さらっと読むと、短いセンテンスで、具体的でうまい、とおれは思う。
Keyword はfight/love our country・patriot,ってところで、家族や同胞に対する愛を感謝しを表す。まあ、保守ってのはそんなもんだね。それから、our Creator やGodといった言葉も散見される。

I fell in love with my country when I was a prisoner in someone else’s. I loved it not just for the many comforts of life here. I loved it for its decency; for its faith in the wisdom, justice and goodness of its people. I loved it because it was not just a place, but an idea, a cause worth fighting for. I was never the same again. I wasn’t my own man anymore. I was my country’s.

国を愛する気持の表し方もうまい。この国の気品、知恵、正義、国民の善良さに惚れた、と。この国が戦いに値する大義をもっているからこそ、この国を愛しちゃっているんだ、と。
で、最後に

Stand up for each other; for beautiful, blessed, bountiful America.

Stand up, stand up, stand up and fight. Nothing is inevitable here. We’re Americans, and we never give up. We never quit. We never hide from history. We make history

美しく、祝福され、また、寛大な国、アメリカのために立ち上がりましょう。
立ち上がって、戦いましょう。流されてしまう、なんてことはこの国ではないのです。我々はアメリカ人です。我々は決してくじけません。我々はあきらめません。我々は歴史の陰に隠れているということもありません。我々が歴史を作っていくのです。

まあ、美しい国日本とか、愛国とかいうとリベラルの在日評論家たちはやっきになって叩いたが、アメリカだと叩かれないというのは、ようわからんな。

因みに、日本もでてくる。

When I was five years old, a car pulled up in front of our house. A Navy officer rolled down the window, and shouted at my father that the Japanese had bombed Pearl Harbor. I rarely saw my father again for four years.

日本がパールハーバーの爆撃したという連絡を受けてからというもの、その後数年、何年もとおちゃんの姿はあまりみかけんかった。
つまり、とおちゃんも愛国のため頑張った、そういう環境でおいら育ってきたというわけ。

個人的には、


We lost their trust, when we valued our power over our principles.
We’re going to recover the people’s trust by standing up again for the values Americans admire

lose trust/recover trust 信頼を失う、回復する。
value・・・・over よりも・・・を重視・評価する。
という英語の言い回しをみて、ああ、そう言えばいいのか、などと不図思ったりした。


くだらん、感想文。

英語で考えるヒント5 北海道情報大学在学生・保護者のみなさん

2008年09月05日 10時44分17秒 | Weblog
 英語で考えるヒント4 北海道情報大学在学生・保護者のみなさん
英語で考えるヒント3 北海道情報大学在学生・保護者のみなさん
英語で考えるヒント2 北海道情報大学在学生・保護者のみなさん
英語で考えるヒント 北海道情報大学在学生・保護者のみなさん

 こんにちは、この前は、有道先生の女性に対する態度がかいま見える、英文などを紹介したけど、今回は、有道先生やそのお仲間たちの日本及び日本人観、また、欧米観がかいま見える英文を紹介してきましょう。

ところで、ちび黒サンボってしってますか?
先日駄文を投稿しておいたので読んでみて下さい。要点は、


例えば、ふんどし姿の子供の写真を指して、「子供を性的対象にしている!!!」「日本人は野蛮だ」とか、鼻の低い短足ででかい口の日本人の子供のふんどし漫画をみて「日本人に対する偏見・差別を助長する」などという人が仮にいたら、それは論者の変態的傾向・差別的傾向を反映させているだけであって、是正されるべきはそちらであって、当該写真や漫画を発禁処分にするのはおかしいのではないか、ということです。

 ただ、ちび黒サンボについてはいろんな意見があり得るし、あってよいとは思います。

 私として、ちび黒サンボを云々するひとは黒人に対する妙な偏見をもっていて、それを投影しているのではないか、という意見です。

 有道先生は反対の立場を表明された。それを日本人に理解させるために、絵を描いた。

どうですか?
これまた有道先生の日本人に対する偏向イメージを投影した描写になっていませんか?
 この描写は日本人に置き換えて説得させようとする意図があるにせよ、不必要で、かつ、有道先生の日本人に対するステレオタイプを反映していないか、と論じられた論攷を世の中の生暖かく見守るブログさんが発表しています。
 参考にしてください。欧米人の一部の黒人や日本人など有色人種に対する偏見を理解することは英語を読んでいく上でその背景の参考になると思います。
因みに、日本人は背の低い出っ歯で目がつり上がっているというようなステレオタイプが欧米ではあります。

 さて、そうした有色人種に対する態度がかいま見える英文を有道先生のブログからひろって、いきましょう。

まず、有道先生
I liken a trip back to America to Superman making a trip back to Krypton
debito.org/americatrektwo.html

前から、
私はアメリカへ帰国する旅行をスーパーマンがクリプトン星に帰る旅行になぞらえる。
つまり、有道先生がスーパーマンで、クリプトン星はアメリカ、地球は日本ですね。


Japan will remain amongst its G8 brethren, .... “an economic giant, but political pygmy.”
http://blog.goo.ne.jp/kentanakachan/s/pygmy

日本は、G8の開催国の中では、経済大国になるだろうが、政治的にはピグミーでしかすぎない、ということにならざるえない。

ピグミーって辞書を引くと、
1 《人類》ピグミー:アフリカなどの小人族.

2 ((p-))小人(のような人), 一寸法師(dwarf);ごく小さい物[動物, 植物].

3 ((p-))無知[無能]な人.

ということですね。黒人、小人、無能、という巧みな連携プレーですね。



We Japanese can treat our gaijin any way we like
debito.org/?p=1433

我々は日本人は我々の好きなように外人を扱うのだ

日本人を揶揄している文脈ですけど、ここで、We Japanese という言い方があります。日本人がよく英作文作るときやってしまうのですが、これは、日本人の個人が集団に埋没される様など表現し、日本人をからかうとき英語でよく使われます。注意して、使わないようにしましょうね。

まさか、有道先生、We Japanese なんて教えていないですよね?

さて有道先生のお友達の発言を見てみましょう。



there’s no way I would ever trust them or I would ever believe them again・・・debito.org/?p=1727#comment-162976

日本人を絶対信用しないし、また、今後することもないだろう。

Japan is a country without law, is worse (I`m sorry) than third world. debito.org/?p=1199#comment-112372

日本は無法国家だ、いや、第3世界よりひどい国だ。

有道先生たちは、石原都知事の三国人発言は批判していました、こうしたのはどうなんでしょうね。

The real countries of freedom are Europe and US
debito.org/?p=1437#comment-140511

本当の自由の国ってのは欧米だ



People who will eventually come here will be from 3rd countries. This “Nazi State” called Japan is better for them than Africa. I`m sorry, I don`t want to insult anybody, but this is true. Who are the top countries learning Japanese? Africans, and I tell you they are very good, better than us white. They learn quick and won`t mind to have ID Chip under their skin inserted.
debito.org/?p=1222#comment-120094

日本にやってくるのは第三世界からの人であって、ナチ国家と呼ばれる日本はアフリカよりマシだ。ごめん、誰も侮辱するつもりはないが、本当のことなんだ。日本語を一番学習しているのはどこの国?アフリカさ。アフリカ人は日本語がうまいし、おれら白人よりずっとうまい。やつらは覚えるのはやいし、身分証チップを皮膚に組み込まれてもなんともおもねえんだ。



Japan is a crypto-fascist state; a third world mentality with a third world economy. But to call the country a democracy is surely monkeying with the truth.
http://blog.goo.ne.jp/kentanakachan/e/38f2c760d767510a8f204fc2077a987e

日本はみえざる全体主義国家であって、劣等経済の劣等精神世界だ。日本が民主主義だなんてちゃんちゃらおかしい


Do really Japanese majority of people have “brain”?
debito.org/?p=1802

日本人の大半の人って脳みそついているの?

This society is not born to protest, they so much brain washed and deep rooted with ideas through “programming” that it is not easy to change.
debito.org/?p=1673#comment-160658

この社会では抗議するって頭がないらしい。やつらは洗脳されていて、そのプログラムは奥深く組み込まれていてちょっとやそっとで変わらんよ

Hey, come on people: the guy’s a gaijin and black: must be guilty!
http://blog.goo.ne.jp/kentanakachan/s/guilty

おい、みんな、こいつは外人で黒人だぞ、有罪間違いなし


英英辞典をひく練習もしておきましょう。
例えば、racism(人種差別)をひくと。
1. animosity toward other races: prejudice or animosity against people who belong to other races 2belief in racial superiority: the  belief that people of different races have different qualities and abilities, and that some races are inherently superior or inferior

1異人種にたいする敵愾心。他の人種に対する偏見・敵愾心
2人種的優越意識の信条ー異なる人種は異なる特性や能力があり、ある人種は生ら的に優越している、劣等だ、という信条

prejudice
an unfair and unreasonable opinion or feeling, especially when formed without enough thought or knowledge

不公正理不尽な意見、感情 など特に十分な思慮や知識がないのに形成されるもの




 日本人にも残念ながら差別意識がありますが、欧米人の差別意識とは違うということに注意してください。

 また、これが来日外国人の人権擁護を唱道するブログであることも銘記してください。

 さらに、これらのコメントは有道先生からの是正もなく、また、是正しようとするコメントを削除した場合さえあります。

 この人たちが「外人」は差別用語、(「外国人」ならいいらしいです)といっているのですから、ちょっと首をかしげますね。JapanもJapanse も差別用語に認定しましょうか?

 北海道情報大学の在学生・保護者のみなさん、北海道情報大学の準教授の有道先生のブログからの引用です。コースの選択などの際の参考にもして見て下さい。

 何か質問・意見などあればコメント欄にどうぞ。反対意見も大歓迎です。


更新
debito.org/?p=1369
Aly Rustom compares treatment of NJ as crime suspect with crime victim

Posted by debito on February 26th, 2008

I have traveled around the world, have lived in dictatorships, monarchies, and under tyrannical governments, but even under those regimes, if you murdered someone you would be prosecuted under the law, no matter where you came from. I have never seen a country that condones the murder of foreigners by its own citizen
世界国まわったし、独裁国家や君主国家など暴君的な国家で暮らしたこともあるが、そうした国でも、誰か殺せば、殺人者がどこ出身だろうと、法の下に裁かれた、しかし(日本では)日本人が外国人を殺しても容赦される。


http://www.occidentalism.org/?p=908&cpage=1#comment-60738

なお、
2008年3月4日 08:49に記録された魚拓 
2009年11月28日 15:36に記録された魚拓
比較して下さい。
 ” THOUGHTS ARE HIS ALONE. POSTED HERE TO STIMULATE DISCUSSION. THINK FOR YOURSELVES ABOUT WHETHER OR NOT YOU AGREE. ARUDOU DEBITO”の部分が何の断りなしに追加されています。

ちび黒サンボについて

2008年09月05日 01時20分56秒 | Weblog
ちび黒サンボが廃刊になったり復刻されたりしている。
日本では何が問題にされたのか?
(1)西欧社会において歴史的に黒人への蔑称である「サンボ」が使われている。
(2)イラストにステレオタイプ化された黒人像が用いられている。
(3)ストーリーが黒人を野蛮人として描いている。『季刊窓』22(窓社:1994 年 12 月刊)pp.39-53 掲載
検証不在の『ちびくろサンボ』絶版問題

と言われている。

では、日本の子供たちはこの本をどう読んでいたのか?


大久保(1976)は、原作を含む6種類の「ちびくろサンボ」の絵本を、大人と子ども(2 12 歳)に読ませて(あるいは読み聞かせて)、㈰どの本が一番よいか、㈪一番おもしろいことばはどれか、などを調べている。その結果、大人に比べ子どもは絵や文章に好みの差がほとんどなく、おもしろいと思うところはほぼ一定している(たとえば、「トラがバターになるところ」など)ことがわかった。

こうした実験結果から、少なくとも子どもたちは、『ちびくろサンボ』のおもしろさを「黒人に対する差別心」や「『サンボ』という言葉そのもの」から得ているわけではないことがわかった。『季刊窓』22(窓社:1994 年 12 月刊)pp.39-53 掲載
検証不在の『ちびくろサンボ』絶版問題

というのが実態である。要するに日本人の
子供にとってサンボの描かれ方や、呼称で、差別的に読んでいたわけではない。その思い出は大人になっても変わらないだろう。

では、
誰が、この童話に差別を読み込んでいたのか?
誰が、自分の差別心をこの童話に投影させていたのか?

もちろん、これを差別だ!と叫んでいた黒人を含む英米人であろう。

「サンボ」というのは日本やカリブでは差別語ではない。日本では固有名、カリブでは、民族名

「サンボ」というのは英米では黒人に対する蔑称である。

 両親の「ジャンボマンボ」は日本では単なる固有名だが、英米では「ちんぷんかんぷん」を意味する。*

 裸である、ということは、日本ではふんどし姿の祭りや相撲に見られるように特に野蛮であることを意味しない。
 裸である、ということは、英米では、野蛮を連想しやすい。

 
「ちびくろというのはあまり感じのいい言葉ではない」という意見を述べている。)しかし、『ちびまる子ちゃん』や『のらくろ』などがそうした批判を受けた様子はない。『季刊窓』22(窓社:1994 年 12 月刊)pp.39-53 掲載
検証不在の『ちびくろサンボ』絶版問題



 是正されるべきは、差別する側の色めがね=差別意識(被差別意識)であるのに、

なぜ、英米の価値観差別観を他文化・他国に押し付けるのか?
なぜ、日本人のなかには、例えば、カリブではなく、あるいは、日本ではなく、英米の価値観を取り入ろうとするものがいるのか?


 私は、ここに、英米の文化支配的権力関係(英米>日本)が、英米人そして、日本人の中にも無意識に作用していないか、そうした力関係を無意識に内面化させた一部の英米人の横暴さ、一部日本人の卑屈さはないか、と疑うのである。と、同時に、それが正当化される理由が理解しにくい。



京都問題研究資料センター所長(2000年から2004年まで)の灘本昌久氏は違った観点から次のように述べられておられるが、参考になる。

黒人の子どもがヒーローとして活躍しているとしか読めない絵本が、なぜ人種差別であるとの批判を受けなければならないのか、という素朴な疑問をつきつめると、さまざまな問題が浮き彫りになる。詳しくは、『ちびくろサンボよ すこやかによみがえれ』を読まれたいが、たとえば、四〇年代までは、アメリカの黒人自身にとっても『ちびくろサンボ』は、子どもたちに読ませたい、代表的な推薦図書であった。また、日本では「サンボは差別語!」というのが絶版の主たる理由であったが、アメリカで四五年にはじまった『ちびくろサンボ』批判運動は、当初、「サンボ」という名前を批判の主たる理由とはしていなかった。

 第一の批判点は、サンボの生活や住んでいる環境が、未開であるということだったのである。つまり、黒人はトラが住んでいるような僻地(へきち)で裸足で生活している、と見られるのを快く思わなかったのである。このことは、露骨にいえば「アフリカの土人といっしょにするな」とアフリカの人々を差別するに等しい。しかし、アフリカ文化への評価が高まるにつれ、そうした理由は後景にしりぞく。

 かわって『ちびくろサンボ』の「くろ」がダメな理由となる。そして、さらに時間がたつと、「ブラック・イズ・ビューティフル」(黒は美しい)という黒人の意識運動をくぐり抜けて、「くろ」は無罪放免となり、「サンボは差別語」という理由が浮上したのである。「なぜ『ちびくろサンボ』か 読まれることこそ重要」 灘本昌久


なお、リンク切れが多いが、ウェブで読めるいろんな意見や資料のリンク集の中の
日本人にあてはめて考えてみよう。例えば、『リトル・イエロー・エタ』という本があったとする。このエタというのは、ご存知の通り差別用語だ。もし、あなたの子供が、この本があったために、例えば外国で、エタというあだ名がついたらどうだろう? もちろん、呼んでる側には全く悪意はないのだ。思わずうなってしまった。

という意見は傾聴に値する。

 しかし、よく考えてみると、想定の相手、及び、その文化圏では、要するに、あなたの子供を「ドラえもん」とか、「ジャッキーチェン」とかいう意識で呼称している、ということだろう。で、あれば、その呼称が嫌なら、嫌と言えばいい。リトルイェローエタに描写されたキャラが好きならばそれを通称名にしてもよい。実際、あなたの子供があなたのような差別意識(・被差別意識)をもっているとは限らんし、今の日本人の子供なら「エタ」という言葉に異常な差別意識を持っているとすれば、それこそ異常だ。大人の差別ー被差別意識を投影するからややこしくなるのではないだろうか?

 差別のある社会でその差別を解消しようとする運動は正当である。しかし、当該特定差別のそもそもない社会にそうした差別意識を持ち込むのは、子供に差別用語を教えて、絶対言っちゃ駄目よ、といって逆に差別を持ち込むようなものではないか?拳銃で乱射が横行する社会で拳銃の使用を禁止するのはいいとして、銃のない社会に銃をもちこんで銃の使用を禁止するようなものではないか? 
 ある特定社会の呪術語を他の社会の禁止する必要はないではないか?

 


*1
「さんぼ」が差別的だとする人たちは、それがインド人の一般的な名前ではなく、「じゃんぼまんぼ」も"mumbo jumbo"(ちんぷんかんぷん)という表現につながるなどと主張する。だが、「さんぼ」という名前自体は、北インドやチベット地方ではよくあるもので、「優秀な よい」という意味であり、まさに窮地を切り抜けた男の子にふさわしい。お母さんの「まんぼ」は「豊かな たくさんの」、お父さんの「じゃんぼ」は「大世界 やさしい」という意味で、これもよく考えられた素敵な名前だ。

フランク・ドビアスが描いたイラストレーションについても、インド人にしては顔が黒すぎると言われるが、大胆な色使いでデザイン化されているからこそ、読者に強い印象を残したのだ。彼の絵での復刊を望む声が多かったのもうなずけることだ。[特別寄稿]ちびくろ・さんぼが帰ってきた


なお、「ちびくろさんぼ」は差別的な絵本か?にも議論があるようだが、まだ、読んでいない。
因みに現在、英語版は普通に販売されている。世の生さん。