Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

闇の子供たち

2008年09月23日 19時43分08秒 | Weblog
闇の子供たちを見てきた。Japan Probeで、タイ社会では不適切として、タイの映画祭から閉め出しを食ったとして、紹介されていた。
 テーマは子供の臓器売買と売春。

 重たいテーマである。

 が、シナリオがうまくない。登場人物の絡みに無駄が多い。なぜ、NGOの日本女性を出したのか、なぜ、新聞記者と絡ませたのか、などなど・・・・言いたいことがいっぱいあったのかもしれんが、それではぼやけてしまう。

一つの焦点を決めてそれを中心に動かすべきだった。

ときおり、感動的な映像がある。

 無力な子供が残虐な大人の性と暴力の餌食になる。ホルモン剤を大量に打たれた幼児が死ぬ。その傍らで無表情のもう一人の幼児の涙が頬をつたう。エイズで使い物にならなくなった弱り切った幼児がゴミ袋に生きたまま、ゴミ収集車で回収される。「センラー」と妹の名を呼びながらはい出す。村で多少の介護を受けるが、あえなく死に、幼児の死体は今度は大量の虫の餌食になる。

 個人的にはこうした残虐で冷酷な仕打ちに翻弄される無力な幼児の話を中心に、メリハリのある多角的な映像とともに、淡々と展開してほしかった。

 それだけだせば、幼児臓器売買・売春などの問題はかってにくっついてくるはずだ。

 タイの俳優はおおよそうまかった。

 特に、悪役で、仲介役チットを演じたプラパドーン・スワンパーンの演技は光っていた。ニヒルで冷酷な狂気をよく演じていた。世界的な俳優になるのではないだろうか?

 ・・・問題提起が大きいだけに、のうのうと映画評している自分も恥ずかしくなるが・・・





麻生ちゃん紹介記事

2008年09月23日 03時00分03秒 | Weblog
Japan Probeが麻生さんの紹介記事を掲載している。 
 かなり、公平な記事だと思う。欧米のステレオタイプ的な視点を紹介しつつも、それほど単純なものでないことを示す事実をさらりと言及する。欧米圏のメディアを意識して、これだけ、すんなり書けるのはかなりの力量だ、と思う。おれにはその力量がない。
 まあ、麻生ちゃん、きらいんじゃないけどね、安倍さんの後継者ならともかく、ああやって麻生ちゃんを失墜させて、福田さんを首相に画策した自民党勢力が、ぬけぬけと今度は麻生ちゃんってのが気に入らない。
 ところで、韓国系ブログのマーモットでも麻生ちゃん、紹介されている。カソリックである、ということを強調している。もっと、糞コメントが伸びるかとおもいきや、そうでもない。
 ただ、一つのコメント欄には、麻生がカソリックなら、日本のカソリックの世紀になるかもしれんね、結局、カソリック教徒が虐殺されちまったが、というコメントだけがある。

 なんだか、関連性がよくわからないと人もいると思うが、韓国系英語ブログでも、こうして日本の残虐性をことあるごとにあげるのが礼儀のようになっているらしい。
 カソリックに対する差別というなら、やっぱ、 北アイルランドでしょ。あそこじゃ、いまでも。相変わらず、カソリックとプロテスタントの憎しみあいがあるようだから。憎しむのが好きというのは、どこでも、醜いですよね。
 コメントしているのはカソリック教徒。こうして、事実を述べるようにして、憎しみをはき出すやり方というのも一つの技法である。勉強になりますね。



安易な文化論

2008年09月23日 01時43分52秒 | Weblog
なにごとも反面教師だからね。
1. Joe Jones Says:
September 22nd, 2008 at 7:29 pm

I don’t think it’s correct to ascribe any sort of political leaning to the Japanese judiciary. My conclusion, after viewing the system from law offices and legal departments for a few years, is that judges leave their politics at the door here. They look at the facts, look at the relevant law on the books, and write down their gut feeling as to which legal box the case should fall in. This is exactly the opposite of what most US Supreme Court justices do: they take the case, decide how it should come out and then come up with a legal argument to support that conclusion.

The problem is that Japanese lawyers and judges (who go through the same system of formal training) don’t have much training in logic. You can see this in how they write. I can’t count the number of paragraphs I have seen in court opinions that effectively say “This is X. It is X because, well, it’s unquestionably X and it would be stupid to think it is Y.” For lawyers it’s forgivable, since they’re supposed to zealously argue for a client, but for judges it’s harder to stomach. The new law school system is supposed to help, but I’m not sure that it makes any difference since there is so little culture of formal debate here.
debito.org/?p=1908#comment-168570


 日本の最高裁の政治的偏りは薄いとして、日米司法文化の違いを語る。
日本では、事案の観察、関連法を調査、その当てはめ、をするけれど、米国では、妥当な結論、それに対する法的論拠という具合に進む、という。
 これは皮相な見解だろう。
 日本の入門的な法律書によると、むしろ、
 現実には、
 事案 妥当な結論の検討 それに見合った、関連法・判例の解釈と当てはめをするという作業が大筋で、しかし、判決や最終的な記述では、事案、関連法 (解釈)あてはめ、ということになるにすぎない。
 米国では法律を無視して、法律論ぬきで、常識論だけで、判決がだせるのか?な、馬鹿な話はなかろう。
 
 最高裁への政治の影響に関しても、熱く論じられているが、知らんのかね?本屋とかさ、図書館いけばわかることでしょうが。


 また、日本での判決などの論述の運びは、これはXである、なぜならば、Xであることが明白であるからである、Yであったらおかしい、というような運びになる、という。

 日本の知識人はアホだと言っているようなものである。

 そんなもんがあったらおれもおかしいと思うが、さすがに、そういったものはあまりないだろう。ーーー全然ないかどうかはわからんが。

 主張と理由というのは、大学受験で、別に法律文でなくてもいわれることだし、判決や論文など、同僚その他学者からのかなり手厳し批判にさらされている。
法律の試験問題なんかも、学説・理由・批判の3点セットが理解できていないと、解けないようにできているのも多い。
 

 日本では、ディベート文化がないから、こうなってしまうのだ、という。

 欧米にはディベート文化がある、と日本でもよく言われてきた。だから、ある論点に関して、冷静に様々な視点から検討でき、また、論者と議論を区別できる文化があるのだ、といわれてきた。

ーーーーとんでもない話だ。そういった優れた議論はあるが、しかし、一般には、主張の論拠の当不当と論者の正邪の区別ができない、事実は調査しない、自分がときたまいいと思った意見に執着する、不当な一般化はする、などなど、どこがディベート文化じゃ、と聞きたいケースは山ほどある。

 そうした期待していると、むしろ失望する。
 
 そもそもこのコメントの構成も、日本はしかじか、アメリカはしかじか、なぜならおれの印象がそうだからだ、そして、その違いは文化的な違いだ、という安易な運びになっているではないか?
 最高裁の判決を批判するなら判決も英語になっていることだし、一例でも出してくれよ。有道先生の提訴した判決文でいいよ。


 ただ、欧米人の中には道義や論理に訴えているかのようなレトリックにくるむのがうまい人が多いし、、こういった傲慢な文化論を正々堂々と、平然と言うから、「そんなもんかいな」などと騙されるひとがいるのである。
 
 ま、そこらへんは日本の論者もーーーおれも含めてーーー真似させていただくべきかもしれんが・・・・

参考記事
Law 101
本 Law, Pragmatism, And Democracy/ Posner
英米法概説
日本の司法文化など


外国人犯罪

2008年09月23日 00時47分59秒 | Weblog
さて、外国人犯罪に関する捜査・報道に不満をもつ外人さんが多い中、この事件はどうか?

ひき逃げ:接触事故で男性軽傷 米軍属を逮捕 横須賀

 神奈川県警横須賀署は22日、同県横須賀市船越町3、米海軍横須賀基地艦船修理部所属の軍属、ブラディミール・ルイス・ピエール容疑者(24)を自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

 調べでは、乗用車を運転していたピエール容疑者は21日午後11時35分ごろ、同市金谷3の県道交差点で、近くに住む飲食店員の男性(45)の乗用車と接触事故を起こし、額に1週間の軽傷を負わせて逃走した疑い。ピエール容疑者は「周りに人が集まってきたので逃げた」と容疑を認めている。【杉埜水脈】毎日新聞 2008年9月22日 


とくに問題ないんじゃないの?