Kenshunブログ Swingin' Cafe♪

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『アナと雪の女王』

2014年03月19日 | Cinema Talk

Tジョイ稚内で『アナと雪の女王』を観てきました

アンデルセンの「雪の女王」にインスピレーションを得て、運命に引き裂かれた王家の姉妹が

凍てついた世界を救うため冒険を繰り広げる姿を描いたディズニーの長編アニメーション

触れたものを凍らせる秘密の力を持ったエルサは

その力を制御しきれず、真夏の王国を冬の世界に変えてしまう

エルサの妹アナは、逃亡した姉と王国を救うため、山男のクリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、

夏にあこがれる雪だるまのオラフとともに、雪山の奥へと旅に出る

アナの思いは姉の心と、凍った世界をとかすことができるのか

―すべてのカギを握る“真実の愛”とは…

第86回アカデミー賞「長編アニメーション」「主題歌賞」受賞


(以下、ネタバレ注意)

近年、ピクサー頼みが多いディズニーにあって『塔の上のラプンツェル』以来となる待望の新作

ラプンツェルの出来があまりに素晴らしすぎたせいで、少し不安もあったのが全く心配無用だった

やはりディズニーはこうでなくては!

王道のプリンセス・ストーリーも今回は史上初のWヒロイン

妹アナは明るくお転婆で、所謂、ディズニー・プリンセスらしいキャラクター

思い立ったらじっとしていられないタイプで、明るく可愛い表情が印象的

一方、姉エルサは幼い頃、自らの魔法の力で妹を傷付けてしまったことから

その力に悩み苦しみ、他人を傷つけまいと心を閉ざしてしまうというキャラクターだが

人里離れ“ありのまま”で生きていくと誓ったシーンで見せる姿はこの上ない美しさだ

氷の城を造り、髪をほどき、氷のドレスを身に纏い「少しも寒くないわ」と歌うシーンは

曲の素晴らしさも相まって、ディズニー史上に残る名シーンになった


いつの時代も語り継がれる、ディズニー永遠のテーマ『愛』

これまで様々な形での『愛』が語られてきた

妹を愛するあまりに傷付けまいと心を閉ざしてしまったエルサと

姉を愛するがゆえに理解しようと必死になるアナ

物語のクライマックスでは『真実の愛』を求めることになるが

それは意外と近くにあるということを、2人だけでなく観客も知ることになる

今回は姉妹の愛、つまり『家族愛』がテーマだ


次に映像の素晴らしさをあげたい

『塔の上のラプンツェル』から3年、CGは現実世界を凌駕するほど進歩した

クリスタルより綺麗な氷の結晶や雪景色はまさに息を飲む美しさで

こんな雪と氷の世界で暮らせるなら、どんなに寒くても大歓迎だと思った


現在、Tジョイ稚内では吹替えのみの上映になっているが、それで大正解

アナ=神田沙也加、エルサ=松たか子

舞台やミュージカルで鍛え抜かれた、スケール感たっぷりの歌声が最高音質で響き渡っていた

さすが、天下のディズニー

話題先行で旬の俳優やタレントを起用し、ことごとく失敗している日本のアニメ業界も見習ってほしい

喋る雪だるまのオラフ=ピエール瀧の(そこらのお笑い芸人には真似出来ない)面白可笑しさも含めて

本職起用じゃなくとも、声優選びは完璧だと思った


最後に特筆すべきは、とにかく松たか子の「Let It Go」の素晴らしいこと!

とても言葉では言い表せないもので、もうスゴイとしか言いようがない

彼女の歌を聴いて、改めて歌は魂だと思った

「Let It Go」を25か国の歌声でミックスした動画が公開されているが

実は世界中で松たか子のパートが話題になっている

それは何も不思議なことではない

そして、あの歌をもう一度聴きたいがために、再び劇場へ足を運ぶのだ









「アナと雪の女王」予告編

『アナと雪の女王』「Let It Go<歌詞付Ver.>」 松たか子

『アナと雪の女王』「Let It Go」(25ヵ国語Ver.)

【作品について】
アレンデール王国の姉妹エルサとアナは、幼い頃は大の仲良しだったが、触れたものを凍らせるという禁断の力でアナを傷つけてしまった日から、エルサの魔力は秘密とされ、二人は離れ離れに育てられた。エルサはアナを傷つけることを恐れ自分の世界に閉じこもり、アナは姉に嫌われたと思いこんでいた。
しかし、本当の悲劇はエルサの戴冠式の日に起こった。制御出来ない魔力で真夏の王国を冬の世界に変えて逃げだしたエルサを見て、アナは自分を守るために心を閉ざしていた姉の愛に初めて気づく。
アナはエルサを探しに、山男のクリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、夏に憧れる雪だるまのオラフと共に雪山の奥深くへと旅に出る。
アナの思いは姉の心と、凍った世界をとかすことができるのか。
―すべてのカギを握る“真実の愛”とは…。
監督は「ターザン」「サーフズ・アップ」のクリス・バックと、「シュガー・ラッシュ」の脚本を手がけたジェニファー・リー。

原題:Frozen
製作年:2013年
製作国:アメリカ
配給:ディズニー

監督:クリス・バック ジェニファー・リー
製作:ピーター・デル・ベッチョ
製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:クリス・バックジェニファー・リー
音楽:クリストフ・ベック
歌曲:ロバート・ロペスクリステン・アンダーソン=ロペス

キャスト:クリステン・ベルアナ、イディナ・メンゼルエルサ、ジョナサン・グロフクリストフ、
サンティノ・フォンタナ、ジョシュ・ギャッドオラフ、アラン・テュディック、クリス・ウィリアムズ

日本語吹替:アナ=神田沙也加アナ エルサ=松たか子 オラフ=ピエール瀧
コメント (2)
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