こと音楽シーンにおいて20世紀最大の損失はジョン・レノンを失ったこと
21世紀はまだはじまったばかりだが
今世紀最大の損失は間違いなくマイケル・ジャクソンを失ったことだ
地球上で最も優れたエンターテイナーを失ってしまったという事実を
未だ受け入れられず実感出来ずにいる人も多いと思う
そんな中、ロンドンで実施予定だったコンサートの何百時間にも及ぶリハーサルと
ビハインド・ザ・シーンの映像を使用した劇場映画『THIS IS IT』が公開された
“KING OF POP”
これは誰でも知っていること
しかし、僕らはまだマイケルの全てを知ってはいなかった
これはマイケルがいまだかつて見せたことのない姿を捉えた作品だ
全身のあらゆる部位が計算され尽くした動きをしつつ
音楽とリズムに正確無比にシンクロしている様はぞっとするほどに美しく
どこまでも伸びやかでイノセントな歌声には心を打たれざるを得ない
彼独特のシャウトと刹那的にウィスパーなボイスも唯一無二のものだ
ステージ上での圧倒的な存在感
その謙虚な人間性と溢れる愛にも胸を打たれずにいられない
ファンのために新しいものを生み出そうとする情熱
天才のひらめきとも言うべき創造性
全てが完成されたステージ
なぜ、世界はこれを目にすることが出来なかったのだろう
世界がこれを目にした時のインパクトは計り知れない
環境破壊や戦争、テロ、殺人、自殺、飢餓・・・
これを見れば病んだ世界が何か変わりえたかも知れない
世界にとって21世紀最大の不幸は
これを目にすることが出来なかった事と言っても過言ではない
だが、それをほんの少しだけ垣間見ることが出来るのがこれだ
THIS IS IT
映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』詳細
最期のコンサート”THIS IS IT”がリハーサル映像により奇跡の映画化!
今年の夏、ロンドンのO2アリーナで開催されるはずだった彼のコンサート”THIS IS IT”。 本作は2009年4月から6月までの時間の流れを追いつつ、百時間以上にも及ぶリハーサルと舞台裏の貴重な映像から構成。幻となったロンドン公演の監督を務めていたケニー・オルテガが映画も監督を務めます。
ロンドン公演の最前列にいるかのような臨場感!
多数の楽曲と圧倒的なダンス。彼のパワーに満ち溢れたパフォーマンスを次々と披露するリハーサルにより、最高傑作となるはずだったコンサートを劇場で体感!
誰も知らない彼のプライベートな素顔と、コンサートに懸ける姿!
天才と謳われた彼の舞台裏で見せる素顔、完璧を追い求めた彼のシンガー、ダンサー、クリエイターとしての姿、そして長年に及ぶスタッフ達との友情と深い絆を、我々はスクリーンで目撃。
ケニー・オルテガ監督談
「この映画は彼のファンたちへの贈り物です。コンサート映像を編集していて気づいたのですが、この映像には、驚異的でユニークかつ特別な何かがあります。マイケル・ジャクソンがとてもプライベートで、限られた人々にしか見せなかった、創造的な天才の世界を垣間見させてくれるのです。ファンたちは、いまだかつて見たことのないマイケル・ジャクソンの姿に邂逅することとなるでしょう。それは製作の現場にいる偉大なアーティストとしての彼の姿です。コンサートとしての「THIS IS IT」は、観ることはできなくなってしまいましたが、本作によって、マイケルの貴重な肖像を披露することができるのです。最後のカーテン・コールの準備まで入念にしていたマイケル。このコンサートは彼の最高傑作となっていたでしょう。」と語った。