Kenshunブログ Swingin' Cafe♪

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青春を訪ねて

2008年12月03日 | Travel
青春とは人生のある期間をいうのではなく心の様相をいうのだ。

優れた創造力、たくましき意志、炎ゆる情熱、安易を振り捨てる冒険心、

こういう様相を青春というのだ。

年を重ねただけで人は老いない。

理想を失う時に初めて老いがくる。

歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

人は信念とともに若く、疑惑とともに老いる。

人は自信とともに若く、恐怖とともに老いる。

希望ある限り若く、失望とともに老い朽ちる。


サミュエル・ウルマン「青春の詩」より抜粋


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なるほど青春とはこういうものか。

ならば僕の青春はまだまだ終わっていないことになる。

いわゆる青春時代を振り返れば、それはキラキラと輝いて見えるかも知れないが、

それが一番美しいとは思わない。

自分がどれだけ幼く、どれだけ愚かだったか。

ただ、その幼さゆえに、その愚かさゆえに、

貪欲なまでに万事を吸収せんとする姿勢は決して失ってはならないものだろう。

冒険心や情熱は昔ほどはなくなったし、理想や夢も昔ほど語らなくなったが、

それは、これまで得てきた経験と知恵で補うことにしよう。

だから僕の青春はまだまだ終わらない。

青春を訪ねて初めて青春とは何かを知った。

つまりはこれも青春である。

僕はまだ発展途上の大人なのだ。



我が母校=東海大学第四高等学校(現・東海大学付属第四高等学校)。
1978年の全国初出場以来、今だに全国のトップに君臨する名門吹奏楽部がある。
僕は全国大会に3年連続出場(1987~1989)し、2回の金賞受賞を経験した。
素晴らしく貴重な青春時代を過ごした。

毎日、学舎から見ていた風景。左手には藻岩山、正面には真駒内アイスアリーナ。
晴れた日には屋上から広く札幌市内を見渡すことが出来る。
春から夏にかけては校舎の屋上で楽器を吹いた。
雄大な東海サウンドはこの風景から生まれたのかも知れない。

学校までの最後の坂。
「えっ?階段に手すりにロードヒーティング!?」
僕の学生時代には、ただの獣道でした。
冬の部活帰り、滑り台のようにして滑り降りた。

毎日通った下宿から学校までの道のり。
昔あったお好み焼き屋も、学生ラーメンがあったラーメン屋も、
安くてボリューム満点の定食屋も何もかも無くなっていた。
あの頃の味を懐かしんで食べることが出来ないというのは何と悲しい事だろう。

吹奏楽部指定の「高辺下宿」他にも野球部やバレー部がいた。
部活が終わっても常に先輩後輩の上下関係はあったが、みんな仲が良かった。
毎日が合宿状態。悪さも含めて思い出がいっぱい。
部屋は4畳半で20部屋以上あったが今はもうやっていない様子。

音大受験のためピアノを練習する必要があったので下宿を出た。
エレピを搬入して半年ほど一人暮らしをした南の沢のアパート。
東海第四から歩いて10分程のところ。
せまい風呂だったが一人で入れる贅沢を実感した。

アパートには8部屋中、3部屋しか住んでいないよう。
僕が住んでいた部屋も空っぽ。
なんとなく寂しい。
まわりには綺麗な鉄筋マンションがたくさん建っていた。
コメント (7)
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