漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2016.2.21 強風にも粘って自己最高 福島県小名浜港

2016-02-21 17:06:04 | 海釣り
 土曜日の那珂湊釣行から帰ってきて、釣行記を書いていたら、いつの間にか

疲れて眠ってしまったようです。

気がつくと日曜日のAM1:30。もう低気圧は通り過ぎて、雨が止んでいました。

やはり長い竿を降らなくては気分がスッキリしません。

コンパクトロッドでは物足りません。遠投したいんです。



いまから出撃しますかね? どこに行きますか? 

昨年暮れに北の方を調査したときに、気になっていた小名浜港の大剣埠頭へ

行ってみることにしました。

AM2:30 真岡の自宅を出発。北関東道を東進し、友部ジャンクションから常磐道へ

乗り継いでひたすら北上しました。

しかしこの時間は誰も走ってません。

雨が上がったばかりと思わせる濡れた路面を独り走って北上します。





水戸北あたりから霧が発生して、日立北、高萩あたりになると、霧が濃くなってきて

まったく前が見えなくなり、スピードを80kmぐらいまで下げてノロノロ走ることに。

高萩あたりはトンネルが多くて、トンネルの中だけは明るくて見易いですが、トンネルから

出た瞬間に、濃い霧の中へ突っ込んでしまい、何も見えません。





北茨城インターで降りて、海岸沿い国道6号を北上して、途中、釣り侍さんで、

アオイソメ2000円と赤イソメ(マムシ)1000円を購入しました。



目的地である小名浜港の中でも、最も近い大剣埠頭へAM5:00到着しました。

ルアーマンの先客が1名おられましたが、幸いにも立ち入り禁止フェンス側が

空いていたので、三脚を2つ立てて、その後ろに車を駐車して、場所取り兼陣地完了です。





さあ、始めますか。

やる気満々です。

無風で、それほど寒くなく、ときどき西からの追い風が吹きます。





いつもの仕掛け、丸セイゴ17号に赤イソメとアオイソメを組み合わせて、

(あおまむセット)を投げ込みました。





竿4本で仕掛けを放り込んで、竿先のケミホタルを見つめますが、全くアタリ無しで・・・







AM6:00過ぎに夜が明けてきました。

朝マズメのチャンスは見事に空振りでした。









足元にもシーバスロッドを1本追加して、計5本でアタリを待ちました。





ここからは20分毎に仕掛けを回収して、エサをチェックしますが、

アオマムがそのまま戻ってきました。しかも触ると冷たい。





エサ取りのフグもおらんし、ヒトデも皆無。ここでも生命反応がありませんでした。



ヒマなのでいろいろ周囲を見てみると、

正面に係留してある大型帆船は、あの悪名高き国際環境団体NGOの

グリーンピースじゃありませんか。

おまえら捕鯨のときにはひどく邪魔するくせに、

牛肉は腹いっぱい頬張るのはどういう理屈なのか?


オレの高尚な趣味の釣り竿と、おまえらの下劣な船が、1枚の写真の中に収まるのも、

これも何かの縁だろうか。








さてと、AM8:00 。

そろそろアイナメが活動し始める時間だけど・・・と思っていると、

一番左に投げ込んだ竿の穂先がピョンピョン飛び跳ねました。

きたきた、きたきた、きたきたきたきたきたきたぁああああ・・・・

車から慌てて飛び出して、竿を手に持ってあおると・・・ゴンゴン・・・

それほど強い手応えではないけれど、もしアイナメならば30cmぐらいか。

慎重に巻いて寄せてくると、途中でフッと軽くなりました。

わっ、はずれた。しっ、しまった。

最初に大アワセを入れとけば良かった。・・・後悔先に立たず。

なんという失態。

真冬の釣りなんて、1回アタリが有るか無いか? なのに。

もうこれっきりアタリが無いかもしれない。

あーあ、失意茫然。

釣りって、運なのよね。オレは所詮、運が無いのよ。

・・・

・・・

・・・

・・・

が、しかし、・・・ まだエサは半分も使っていないし・・・。

気を取り直して、4本の竿に、エサをたっぷり付け足して・・・

渾身の力を込めて、ドボン。放り込みました。





・・・

・・・

・・・

さあ、もう一度やるぞ!! と意気込んだその時に、オレの目の前には、またアイツの姿が、↓↓

うわっ、厄病神!!

あかん、もう釣れん。車の中で寝てよ。




と思っていると・・・

天使なコイツ↓↓が現れて・・・  

こいつは釣り人と仲良しで、コイツを見ると、運気が上向くのです。






車の中で横になって、いっぷくしていると、いつのまにか寝てしまっていたようです。

えっ、2時間も寝てたんか?

AM10:00 もの凄い強風が車に砂を吹き付けて、ザーザー言う音で目が覚めました。

強風で車がユッサ、ユッサ、揺らされています。

三脚の上の竿が強風で傾いていました。

車から降りて、4本の竿を巻いて投げ直そうとしました。

最もフェンス寄りの竿を巻き揚げようと、手に持って巻き始めたら、やたら重いです。

ん? 魚か? ・・・しかしぜんぜん抵抗が無い。

ひょっとして巨大ヒトデかな? 海藻かも? 

と思いながら、ゆっくり巻いて寄せてくると・・・

あと1色のところで水面近くにボワッと茶色いものが浮上してきました。

おっ、おおおおっ、 かっ、カレイちゃんやわ。

しかもデカい。

おねがい、抵抗するなよ、お願いだからおとなしくしててね。

足元まで寄せてきて、ラインを巻けるだけ巻いて、せーの、で岸壁の上へ抜き揚げました。


どーん!! どでかいマコちゃんですわ。




45cmありましたわ。自己新記録です。




産卵が終わった後の、薄っぺらいカレイちゃんでしたが、長さは45cmだからね。

やりましたよ。

小名浜の神様が私に御加護をくださいました。



あのね、あと3本の竿にも期待を込めて巻きとると・・・ですよ。

そうしたら4本目の竿が異常に重かったのです。しかも底でゴンゴン抵抗してるし・・・

CXTの竿は満月になるし、6000番のリールでも巻くのが重いし・・・

さっきのカレイよりも遥かに重いし・・・

こりゃ、ひょっとして、ひょっとすると、60cmぐらいのカレイじゃないの?

心臓バクバクで、ゆっくり巻き上げて寄せてくると・・・

茶色い・・・長いもの? えっ? 長いもの? がボワッと浮上してきました。

・・・長いもの? ん? なんやこれ?

よく見たらヘビではないけれど・・・クネクネ・・・ 怪獣みたいなアナゴでした。

ガックシ。

ホンマ切れてほしいですわ。切れてもいいからと、岸壁へ手荒く抜き揚げると、

切れずに岸壁の上で気持ち悪くクネクネうねってました。

持ち帰るか?リリースするか?

うーん、迷いましたが、持ち帰ることに決めて、即〆ることに。

いちおう測ってみたら、85cmありました。







ひと段落して、周囲を見ると、フェンスの向こうに巨大なコンテナ船が接岸していて、

海水が巻き上げられて、茶色く濁っていました。





しかも追い風だった西風が、だんだん北風の強風になり、さらには北東からの向かい風に

変わってしまって、ぜんぜん前へ投げられなくなってきたので

AM11:00 終了することにしました。さらばじゃ、近いうちにまた来るぞ。









ドデカいマコガレイと、怪獣アナゴをクーラーボックスへ入れて、意気揚々の凱旋です。

北関東道の3つのトンネルをくぐると、日光の男体山が綺麗に見えました。

帰ってきたぞー。





さてと、今日の収穫物です。

どやっ、オカッパリからこんなの釣れたら、漁師より凄いでしょ。





このマコガレイは産卵を終えたばかりだったので、あまり抵抗できなかったのかも

しれません。







この怪獣アナゴはオレの腕と同じぐらい太いです。顔が怖いです。






アナゴの腹を開くと、胃の中からハゼが3匹出てきました。

アナゴの身を開くと、まな板を覆うぐらいの大量の白身が取れました。





今回の小名浜港のポイントは、震災前は入れなかったところで、

あまり過去からのデータがありません。

竿を出しているときに、パトロールカーが何回も近寄ってきて、私の車をチェックして

行きましたが、結局のところ、最後まで何も言われませんでした。

いい場所を見つけたと思います。








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