漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2020.7.30 真夏の釣りは外道ばかりで・・・ 石川県能登島 南の関白

2020-07-31 22:43:11 | 海釣り

新型コロナウイルスも第二波のステージとなりつつあります。

私は休業状態で、2020年7月はほとんど自宅で過ごしておりました。

久しぶりに実家に雑用があり、練馬ナンバーであることを気にしながら

深夜にこっそり高速道路を走って関西エリアへ入りましたが、

苦労してようやく実家にたどり着くと、高齢である親からも早く東京へ戻れと

つれない態度。

言われた私もやるせなく、このままおめおめと東京へ戻るのも気が晴れず、

久しぶりに日本海で竿を振って、気分を晴らそうと北陸道を北上しました。

29日の夕方18:00には敦賀に到着。釣餌屋の魚流さんで青イソメ2000円分と

ユムシ弾20個を購入して、さらに向かいのローソンで板氷と食料を調達して、

再び北陸道に乗り込んでひたすら北上しました。

この時期にしてまだ梅雨が明けないことも、今回の場所選びの大きな要因と

なりました。

29~31日は梅雨前線は本州真ん中辺りまで南下するそうで、

福井~金沢~長野の地域で前線が停滞して雨天の予報。

それより北側にある能登半島は曇天の予報で、なんとか雨は避けられそうでした。

目的地は第一候補が西海港、第二候補が南の関白にしましたが、

狙うは真鯛、黒鯛で、購入したユムシが威力を発揮してくれることを願うばかりです。

 

さて、29日22:00西海港に到着しましたが、平日の夜にもかかわらず

意外とルアーマンが多くて、ザワザワしていて、漁港内に落ち着く場所が

なかなか見つかりませんでした。

早々と西海港をあきらめて、南の関白へ転進しました。

29日23:00には南へ到着しましたが、こちらは深い藪になっていて、誰もおらず、

シーンと静まりかえっていて、周囲の様子を伺っていると、

藪の中からガサガサと獣が歩く音が聞こえてきたので、

恐怖心で竿を出せずにおりました。

仕方がないので、近くの太公望に立ち寄り、朝まで時間を潰すことにしました。

この場所には水洗トイレ、自販機、夜間照明が揃っていて快適な場所ですが、

休憩や仮眠を取る車も居なければ、釣り人の姿も見かけませんでした。

ヒマなので、太公望に突き出た小突堤からルアーで遊ぶことにしました。

バカの一つ覚えの、あの、ジャッカルのコームをフットボールジグ14gに付けて

小突堤の先端から足元の海底をチョンチョン探っていると・・・

 

ゴンッ、

ゴゴゴゴーンとアタリがあり、

抜きあげると・・・

なんと、太いキジハタが掛かってきました。

 

 

 

測ってみると、32cmありました。

えらく体高のある重たいヤツでした。

ええーっ、

こんなヤツが足元に居るとは・・・

うーん、

もう1匹おらんか?

・・・どこまでも欲深いオレです。

 

再び小突堤に戻って足元にジャッカルのコームを落とすと・・・

またまたゴゴゴゴゴーンと激しいアタリ。

 

うわっ、呑み込まれてる・・・

 

 

 

測ってみると、30cmありました。

コイツもえらく体高のある重たいヤツでした。

 

 

ほんま思わぬ場所でええもんゲットしました。

ふだんなかなか釣れないヤツが10分ほどで2匹も釣れました。

30cm以上を2匹もゲットできましたから、

もう釣りやめてこのまま東京へ戻ってもいいです。

 

しかーし、

よっしゃー!

3匹目がおるやろ。←どこまで欲深いねん?

この後も相変わらずジャッカルのコームで探ってましたが、

1時間ほどでジグを6個も根掛かりで失ってしまい、

なかなか難しくて、釣れそうで釣れませんでした。

バス用仕掛けなら根掛かりせずに、もっと釣れたかもしれません。

やたらと汗が噴き出してきたので、疲れてしまい、

朝までクーラーかけて仮眠しました。

 

30日AM5:00 

昨夜、獣たちのガサガサ足音にビビってしまったポイントで陣地を築いて

投げ竿を4本とルアー竿1本を出しました。

 

 

 

この場所、昔から広く知られた場所で、冬季の有名なカレイポイントですが、

場荒れして最近はあまり釣れていないようで、夏場は雑草が伸び放題となり、

投げ竿で放り込むには背後の雑草がとても邪魔です。

 

 

 

すでに昨晩グッドなお土産をゲットしてるし、本日はお気楽な釣りになりそうです。

昼間はブッ込みで鯛は釣れないので、エサは青イソメの房掛けで、

外道を適当に狙います。

竿4本をブッ込んでおいて、さらにルアー竿で暇潰しで遊びました。

 

ブッ込んだほうの竿には、エサ取りのベラやハタの子供が掛かってきました。

この日はケムシも居なけりゃ、チャリコも居ませんでした。

 

 

 

 

ルアーにもリリースサイズのキジハタが掛かり・・・、

 

 

まっ、昼間は小さいのしか釣れませんよね。

日が差すと、とっても暑いので、車へ戻って、仮眠して・・・。

 

ああー、しまった。

気が付くと、バケツの中がぬるま湯になっていて、

生かしていたユムシがみんな伸びておりました。

 

 

夕方になって、さあ、このビローンと伸びたユムシ弾で鯛を狙いましょか、と

思っておりましたら、

私の陣地の左側に、地元のフカセ釣り釣り師が2名入ってきました。

このフカセ釣り師たち、やたらガバガバとコマセを撒くので、

そこらじゅうコッパグレや豆アジを寄せ集めてしまい、

さらに頻繁に差しエサを取り換えて電気ウキを投げ込むので、

けっこう水面が騒がしくて、

これじゃあ用心深い黒鯛なんか絶対に近づいて来ないぞ!!と

少々迷惑に感じたのでした。

 

 

暗くなっても、ユムシ弾を付けてブッ込んだ4本の竿には全くアタリも無くて・・・

21:30 終了しました。

ここで釣れた獲物と言えば・・・500gほどのマダコ1匹のみ。

・・・(持ち帰ってから画像をアップ)

 

 

 

うーん、真鯛の季節にはまだちょっと早かったかな?

 

東京まで550km、上信越道で長野県を通過したときはカミナリと豪雨で前が見えず、

かなり疲れました。

 

持ち帰った2匹のキジハタは煮付けにして、美味しく戴きました。

 

 

 

 

いやぁ、ほんと食べ応えがありましたわ。


2020.7.2 10年経過してやりたいことができたけど・・・  新潟県魚沼市奥只見湖

2020-07-02 23:50:40 | 淡水釣り

このまえ2020.5.27に10年ぶりに奥只見湖へ出撃したときは、

国道352号線が冬季閉鎖されたまま、まだ開通されてなかったため、

銀山平から一歩も進めずに、不本意ながらおめおめと引き返してきました。

諦め切れずに2020.7.2に出直して、再度出撃することにしました。

10年前に見つけたあの場所から、投げ竿で、ドバミミズをぶっ込んで

大物を釣り上げてやろうと、ずっと考えていて、それを実行に移したわけです。

 

思い起こせば10年前・・・

10年前の2010.9.11、フライロッドのみ持って奥只見湖へ初めて出撃した私は、

ぜんぜん土地勘が無く、まずは奥只見湖の概要を知るべく、

湖周のぐにゃぐにゃ低速カーブだらけの道をさまよった結果、

ある開けた場所にたどり着きました。

そのとき思ったのは、いつかこの場所から、投げ竿を立てて、ぶっ込み釣りで

何かデカいヤツを釣るために再び来てやろう・・・そう思ったのでした。

 

10年前に訪れた時に見つけたポイント↓↓

林道の縁石から水面まで障害物は何も無かった↓↓ 過去の写真↓↓

 

過去ブログ記事 https://ossan53.exblog.jp/25592582/

あれから10年経ってしまったのか。

この場所を目指して再びやってきたのでした。

 

えっとですね、地図でその場所を示すと・・・

 

 

 

ここなんです。ここなら林道を占拠して、投げ釣り三脚を立てても、

ほかの車の往来に邪魔にならないでしょう。

そう思ったのですよ。

クルマ横付けの場所からブッ込んで、待っている時間はBBQでもしながら、

ゆっくり時間が流れてゆくのを楽しみましょう。

そう思ったので、前週からいろいろと準備しておりました。

 

さて、2020.7.1 PM10:00 板橋の自宅を出発しました。

今回も単独で行動するつもりでしたが、

私の勤務先の先輩が「40年ぶりに桧枝岐村へ行ってみたいから是非とも同行させてくれ!!」

と懇願されたので、助手席に先輩を乗せて、おっさん二人で出発したのでした。

この先輩のおっさん、これまで釣りなんてしたことがなく、時間があればただひたすら、

ずっと酒を飲み続けて、現実逃避の夢の中で日々を過ごしている

「猩々タヌキ」みたいなおっさんですが、まあ、人畜無害なおっさんなので、

道中の眠気覚ましの話し相手として、また、にぎやかしで、一緒に連れてゆくことに。

 

川口市赤山でこのおっさんを拾い、外環道から関越道に乗り継いでひたすら北上、

雨天の中を片道250kmの距離を夜間走行しました。

小出ICで降りたのが7月2日AM1:00。

前回と同じく小出ICを出てきたところのセブンイレブンで遊漁券を2枚購入しました。

まあ、いちおう、ヒマ潰しのルアーロッドも2本用意してきたことだし、

ひょっとしてこの酒飲みおっさんがロツドを持って遊びだすかもしれないから、

そのときは誰からも文句言われないように2枚購入しました。

 

 

 

ずっと助手席で飲んでた酒が切れてしまったので、さらに買い足す先輩おっさん↓↓

 

遊漁券を購入して、国道352号線から、とっても怖いバイパス道路のシルバーラインへ。

ずっと降り続いている雨の影響でトンネル内も濃霧がこもって、

ぜんぜん前が見えません。

あの関越トンネルでも長さ10kmしかないのに、このシルバーラインの怖いトンネルは

銀山平まで14km、奥只見ダムまで20kmも続いてます。

前が見えないので徐行して、我慢と忍耐の運転が続きます。

しかもトンネル内で工事のため片側交互通行区間も在るし、

トンネル天井からポタポタと水か垂れ落ちているし・・・。

 

 

 

銀山平にAM2:00到着しましたが、さあここから352号線のぐにゃぐにゃ道を

真っ暗な深夜に通行することは危険すぎると思ったので、

いったん奥只見ダムまで進んで、ダム下の観光駐車場でAM4:30まで仮眠することに

しました。

 

夜が明けてから、湖周の狭い国道352号線を銀山平から尾瀬口へ向けて、

徐行運転で進むことに。

 

 

銀山平から90分かけて約35kmの行程を進み、10年前に見つけたあの場所に到着しました。

が、

しかし、

BUT、・・・ ・・・

あれれ、竿を出すにはちょっと・・・。

 

この10年の間に、木々は生い茂り、足元のブッシュは高く成長して、

風景はかなり変化しておりました。

 

 

 

 

それでも、ひるまずに、わずかな隙間を見つけて、三脚を立てて、

投げ竿4本をぶっ込みました。

どう見ても無謀です。

 

AM7:30 無理やりぶっ込み釣りをスタート。

 

 

 

 

 

 

 

エサは先週に荒川河川敷の草むらから採取した東京産ドバミミズです。

丸セイゴ15号に2匹掛けして放り込みました。

 

 

たぶん奥只見湖で三脚立てて投げ竿でぶっ込んだヤツは、

後にも先にも私ぐらいではないでしょうか?

しかも立ちはだかる木々や足下のブッシュがあるにもかかわらず、

無理やり投げ込むヤツなんて他にいるでしょうか?

 

 

4本の竿を投げ込んだ後は、BBQの準備に取り掛かりました。

えっと、そのまえに、虫よけです。強力な赤香取です。

 

 

 

この日は未明に雨がやんで晴れ間が拡がり、

日差しが半端なく真夏の太陽みたいだったので、日除けターフも掛けて、

さてと、火起こしにかかります。

 

 

 

 

 

 

 

最近、私がハマっているのがコレです。

 

 

太陽が出てきて、暑くて、汗ダクです。

 

 

ここへ到着してから、私ばかり活動しておりますが、・・・

おっと、先輩おっさんを忘れてました。・・・様子を伺うと・・・

飲み過ぎて、討ち死にしておりました。↓↓ 

そりゃ昨夜から飲み続けていたらそうなるやろ!!

あんた、いったい何しに来たんや?

 

 

まあ、私もやっとこさいっぷくです。

自然の香りが落ち着きますねえ。

 

 

 

ふと、竿先を見ると、トンボが休憩しておりました。

 

 

野生のアジサイにアゲハ蝶が寄ってきたりして、ほんとココロが洗われます。

 

のほほんとしたのもつかの間、

なんと、

ぶっ込んだ竿がアタリました。

竿を持って、しゃくってみると・・・ぐいぐい抵抗がありました。

問答無用でリールを強引にゴリ巻きして、寄せてきて、

魚ごと足元のブッシュから引き抜こうとしました。

が、・・・

見事にブッシュに引っ掛かりました。抜けません。←そりゃそうだろバカ!!

しょーがないので、私が下まで降りてゆきました。

ブッシュをかき分けて、仕掛けを回収しに向かいました。

どうにか道糸のPEラインをたどって仕掛けを回収しましたが、

あれっ?魚が付いてません。

おかしいな、確かに魚が付いてたぞ。何処行ったんや?

周辺を探すと、傷だらけのデカいフナががれきの上で跳ねてました。

うわっ、すまん、ゴメン!! 悪いことしたな。

 

 

リリースしたら、なんとか深いところまで泳いでゆきました。

やはり無茶だったか。

かわいそうなことしてしもた。

 

この20分後にも、再びアタリ発生。リールを巻きながら縁石の上から見ていると、

先ほどより小さなフナが掛かっていました。

今度はブッシュの中を引き抜くのはやめて、私が再び水辺へ降りてゆきました。

今度は自然に針が外れたらしく、逃げられて、

私が下りた時には仕掛けは素バリでした。

 

釣れた魚がイワナやニジマスでないにしても、

投げ込んで1時間に2度もアタリがあって、

やはりドバミミズは効果があると思いました。

このあと、AM9:30過ぎから強風が吹きだして、道糸のPEラインが横に流されて、

流木や立ち木に引っ掛かってトラブルが連発したので、継続不可能。

AM10:30 終了。

 

BBQの炭火も片付けて、AM11:30 現場を撤収することにしました。

山の天候は変わり易く、朝方は真夏の陽気で汗ダクだったのですが、

昼前には曇ってきて霧雨になりました。

 

来た時と同じグニャグニャ道をのろのろ走って銀山平まで戻ってきたら、

すっかり雨天になっていました。

 

7月以降になると、釣り人は沢の奥へ向かったり、エンジン付きボートでトローリング

したりするので、河川のインレットでもオカッパリから釣る人は居なくなるので、

次回もう一回、銀山平の周辺で、ぶっ込んでみたいと思いますけど、・・・

その次回というのは、いつ?

・・・ 

・・・

うーん、

・・・ また10年後かな。