漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2016.7.16 懲りずに出撃するも返り討ちに 石川県能登島

2016-07-18 00:01:12 | 海釣り
 先週は土曜日の夕刻に勝負しようとして、昼過ぎに自宅を出発したところ、

片道550kmの距離が予想以上の負担になり、準備不足と集中力の欠如のまま

夜釣りの態勢に入ってしまって、まったく良いところがありませんでした。

 今週は私の勤務先でも3連休の予定ですが、ひょっとして1週ずらせば

赤いのんが釣れるかも・・・。←大馬鹿野郎

すでに齢50を超えたオッサンが考えるには、あまりにも単純で無謀な思考。

しかし趣味とはそういうもの。気力と欲望がアドレナリンを放出させます。

2週続けて片道550kmを走破してでも、赤いのんを狙ってゲットできれば

私だけの経験という嬉しい財産になるんですから。

 さてと、金曜日の定時に仕事を終えて、晩メシを食べて少し仮眠してから

出発する予定でした。・・・が、少しでも現地へ近づこう。眠くなったら

パーキングで眠ればいい。と、自宅をPM8:20出発しました。

栃木県真岡市の自宅から、北関東道 → 上信越道 → 北陸道 → 能越道

七尾市街から能登島の関白を目指しました。

土曜日のAM3:30に現地に到着しました。今回はずいぶん早く到着しました。

早過ぎます。勝負は夕方です。仮眠して時間を潰してもよいのですが、

神経が高ぶっていて眠気が有りません。

目の前に能登の海が拡がっているのに、竿を出さない手はありません。

まだ暗い草むらを掻き分けて、重たいタックルを担いで、先週と同じ場所に

陣取って、竿4本を並べました。




エサはフィッシャーズ上越インター店で購入した本虫



同じく青イソメ



夜明けのチャンスを狙いますが、ここ能登島では朝マズメのチャンスは期待薄

です。なぜか釣れだすのはAM8:00以降なんです。

でも何か釣れるでしょう。ここは水深もあるし。水底はまだ暗いはずだし。





まだ梅雨は明けていないし、いつ降り出してもおかしくない状況です。

頼むからカミナリだけは落ちないでね。







この日の潮は中潮でしたが、いつもより潮位が高いですね。日本海ですから

干潮でもほとんど引かないし。





目の前に設置してあるイカダへ釣り師たちが上がりました。



私が思うに、昼間はイカダの下にチヌたちが集められて、暗くなったら

こちらへ接岸してくると思うのですよ。そのチヌの群れに混じって赤いのん

も接岸コースを回遊してくるのだと思います。


アオイソメのエサを狙って、朝イチのアタリは15cmほどのキス君でした。



アタリは大きいのですが、15cmぐらいでは・・・

1匹釣れてはリリース。また1匹釣れてはリリース。うーん5匹ほどリリース

したでしょうか。そのうち・・・いや、待てよ、このペースでずっと釣ったら

昼には50匹ぐらいになるで・・・なかなかええ釣果になるのとちゃうの?

リリースするのをやめて、キープしよ。・・・

と、思った頃から、キスは釣れなくなり、代わりにキューセンベラばかりに。



私は関西人ですからキューセンは大好きです。食べます。とっても美味しいです。

しかし、大物用の1本針の仕掛けで、エサ取り名人のキューセンを釣るのは

至難の業ですわ。

あのですね。以下の動作を延々と続けるのは大変しんどいことですよ。


針に青イソメを付ける → 仕掛けを投げる → 着底するまでラインを送り出す

→ 糸フケを取る → ゆっくりオモリを引く → 数秒でアタリが出る → 掛かる

→ 巻き上げる → 針からはずす → 再び針に青イソメを付ける → 

延々と繰り返していると、熱中症でいつか倒れる。

ああーしんど。やってられるかい。 

竿3本にユムシ、残り1本に本虫を付けて放り込んで放置しときました。 






代わりにシーバスロッドにジャッカルのソフトルアーを付けて探り釣りをして

時間を潰しました。

はははっー、さっそくキジハタ一丁。





しかしルアーもコイツのみ。




ブッ込んで放置したほうの竿4本には、お星様ばかり。

何故かケムシは出てきません。




AM10:00からPM2:00   さすがに暑くて死にそうになってきたので、車に戻って

クーラーかけて、仮眠したり、スマホで遊んだり。それでも3時間ほど爆睡しました

でしょうか。


午後の部、開始です。

竿4本に本虫と青イソメのセットで投げ込んで、定期的に巻き上げてゆくと、・・・

PM2:20 おっ、竿をしゃくるとなんか付いてる

慎重に巻いて寄せると・・・とっても美味しいお魚なのでキープ。




PM3:00 おっ、竿をしゃくるとズシン、こっ、これは、期待できますよー。

けっこうグイグイ絞め込んで寄せてきたヤツは、37cmイシガレイでした。

このクソ暑いのに、まだカレイが釣れるのか。










さらにコイツまで元気に現れて・・・ 




だんだん釣れるようになってきましたわ。

神様、このまま夜までたのんまっせー。

オレもなんかしますさかいに・・・

夕方までに、もうちょっと御奉仕して、草でも刈っとこう。






勢いをつけましょうか。







やる気でてきましたわー。




PM7:00 さあ、これから、待ちに待ったメインイベントです。

さあ、やろうぜ。

竿4本すべてユムシを付けて、思い切り遠投して、放り込みました。




PM7:30 ココーン、とケミホタルが引き込まれました。

リールからラインがジーと出ました。

キタキタキタキタヨ~、

竿を持って、しゃくると・・・ゴン、・・・だけどちょっと軽いぞ。

小型のチヌかな?

慎重に巻き上げると・・・

あれれ?

なんじゃオマエは? シマイサキ?




チャンスの時間帯だし、ユムシを付け直して、すぐに投げ直しました。

さあ、次、来い。


・・・

・・・

・・・

沈黙の艦隊

・・・

・・・

・・・

PM9:00 あかん、ゴールデンタイムが過ぎてしもた。

残念ながら今夜もダメなようです。

敗色濃厚。



ユムシのブッ込みって、ほんま退屈ですな。

なんとなくこれ以上粘っても釣れそうな気になりません。



先週に引き続きメバルでも釣ろか? 

アジが意外にもメチャうまやったし・・・

明日の晩酌の肴でも確保しよかな。

電気ウキでアオイソメを付けて、ひょいと投げると、

ツツーッとウキが走りました。



幸先良く金メバルが釣れましたが、あとは小サバと小チヌばかり。





ここで、お昼に一度場所を見に来られた金沢の釣り師が、再び様子を見に来られ

しばし談笑。

先週の私のブログを見てくれたそうで、いろいろと楽しいお話ができました。



PM11:30 ヤフー天気予報のズームレーダーで、雨雲が近づいているみたい。

終了しました。急いで帰る支度をして、自宅へ戻ることに。

今回の土曜日の昼の部の釣果



今回の土曜日の夜の部の釣果




日曜日の晩酌は小物たちの天麩羅でやることにしました。



月曜日の昼御飯のときに小物たちの御造りで戴きました。



やはり能登の魚は全国一美味しいです。

















2016.7.09 夏の小物ばかりで 石川県能登島

2016-07-11 01:24:14 | 海釣り
 夏のボーナスも出たところだし、先月の遠征から約1ヶ月経過しているし、

そろそろまた遠征したいです。

海の状況は刻々と変化しているようです。海草や藻が生え変わり、各地から

夏の獲物の便りが聞こえます。

梅雨前線が気になりますが、自宅から550kmも離れているのに、あの場所が

頭から離れません。

能登島の関白。関白という地名はありませんが、昔を知っている人なら・・・。

週末は都内のカラオケボックスで、はしゃぎ過ぎて喉を痛めてしまったようで、

微熱が出ておりましたが、好きな趣味のためなら少しぐらい無理をするだけの

気力と体力があるようで、土曜日の昼過ぎから出撃しました。

北関東道から長野道、そして上越インターのフィッシャーズさんでユムシと

アオイソメを購入して、北陸道を南下。七尾まで能越道をとばして、能登島の

現地に到着すると、すでにPM6:30。









急いで釣り座を確保すべく、重いタックルを担いで草むらを降りてゆきましたが

1ヶ月経過すると、こんなにも草木が伸びてしまって、獣道すら無くなっている。

胡桃の実が大きくなってます。




持参の鎌を振り回して、ススキの穂や足元の弦を切って、夜釣りの安全確保、

藪の中をぜーぜー息を切らしながら、汗ダクで陣地を作りました。





やっとこさ準備を整えると、すぐに夕暮れとなりました。







投げ竿4本体制で臨みました。

そのうち2本はユムシ、




残り2本はホタルイカの塩漬け



狙いは赤いのん、ただひとつのみ。

天気は無風で曇り空ですが、予報では雨は降らないようです。

気温はやや暑いです。蚊取り線香とスキンガードで万全の防御体制で挑みます。



海況は全く波気が無く、潮も動いていません。

PM8:00前の日没には、暗くて何も見えなくなりました。

静かです。何の音も聞こえません。

フナムシの歩く音、蚊の飛ぶ音、折れた草が跳ねる音が聞こえます。

PM9:00 ユムシを付けた竿の鈴がチリンチリンと鳴りまして、ケミホタルが

跳ねるように揺れたので、巻き取ると・・・そんなに大きくないですがコンコン

抵抗しています。

ゴリ巻きして寄せてくると、元気いっぱいの、赤いのん25cmをゲットしました。




さあ、チャンス、これからもっと大きいヤツが回遊してくるはず・・・

・・・

たのんまっせー

・・・

・・・


はずなんですが・・・

・・・

・・・

しーん

・・・

・・・

まったくアタリが続きません。

暗闇の静寂を破って、派手にアタッて欲しいのですが・・・





ダメですねえ。

ケミホタルが動かず。鈴も鳴らず。

なんとなく最下位に落ち込んだ阪神タイガースのイメージがダブりますわ。




PM10:00水面でピチャピチャ何かが跳ねているのに気をとられて・・・

アオイソメを1パック買っていたことを思い出して、

シーバスロッドに電気ウキを付けて、ウキ下60cmぐらいにして放り込むと

小メバル






小キジハタ




小アジ、小サバ、


さらにはこんなヤツまで





よくアタリますわ。1時間ほど浮気して遊んでました。

しかしどれもこれも「小さい」の文字が付きます。

私はこんなヤツらを釣るために、わざわざ550kmの距離を飛ばしてきたのでは

ありません。

ズシッとした重量感が欲しいのです。

日付が変わって、AM2:00、ええかげんカラダがしんどくなってきました。

このまま仮眠しても、この場所は、朝マズメのチャンスは期待薄です。

体調も思わしくないし、今日はこれぐらいで引き上げましょう。

・・・

・・・

・・・

・・・

あちこちで仮眠を取りながら、9時間かけて自宅へ戻ってきました。

ウキ釣りで遊んでいた「小」魚たちです。








えへへっ、

これで刺身が取れますかね? 笑ってしまいますが・・・



小鯛の刺身



小アジの刺身



小メバル、小キジハタの刺身




まっ、大皿に乗せると、なんとも貧相な盛り合わせですわ。



まっ、私、独り分の酒の肴としては、十分ですけど。


















2016.7.03 鬼怒川4回目の出撃も・・・

2016-07-03 21:53:09 | 淡水釣り
じつは土曜日の夕方に竿2本を持って3回目の出撃をしたのですが、

1本が最初からリール不調・・・ラインを巻けません。

残るもう1本は開始早々、何かデカいヤツに引っ掛けられて、仕掛けごと取られてしまい、

その後、釣りにならず早々と撤収。


再度、日曜日の夕方に懲りずに4回目の出撃をしてきました。

うーん、新釣法のペットボトルではダメです。鯉やナマズが一気に走りだしたら、

余裕がありません。しかもラインを手繰って操作するので、

竿のような追いアワセができないのでバレ易いです。

今回は、あの、忌々しい茨城県常陸那珂港で使用した中通し竿を使用しました。

そのまえに、釣り場陣地の開拓です。

今までは高速道路の下で陣取っていましたが、この場所は地元ルアーマン達の

通り道で、彼らが通るたびに、好奇な目で私を見て、

「なに狙ってられるんですか?」「鯉ですか?」と訊かれるので、

少し下流側へ移動して、通り道から外れて、草むらの中に陣取ることにしました。

そのためにはね・・・自分で切り開くしかないんですよ。

しょうがないので、釜を持参しました。





もうね、日中35℃まで上がって、湿度は90%の熱地獄のなかで、

ニョロちゃんのためなら、私は釜を持って野良仕事までする・・・

熱中症で倒れそうです。



15分ほど格闘して、ようやく3帖一間ぐらいの広さを切り開きました。





三脚を立てて、中通しの船竿ですけど2本立てました。

オモリ負荷30号の硬い竿です。75mぐらいなら余裕で飛ばせます。



中通しは夜釣りの時に、大変便利です。


丸セイゴ針に変えました。








香取線香を付けて、さあ始めましょう。



PM7:30ごろ暗くなってきて、水面がもじりだしました。

次第に小魚がつつく小さなアタリが出始めました。



PM8:00ごろ、突然鈴が鳴って、竿ごと引っ張り込む強いアタリが出ました。

竿を持って、しゃくって合わせると、強い手応えでしたが、手前へ走ってきたので、

糸フケを取りながら巻いて、掛っている魚がなんなのか想像しましたが、

どうやらウナギではなさそう。

ニゴイかナマズか?

暗闇の中で、ヘッドライトに照らしながら、リールを巻いて寄せてくると、

長細いけど太いです。

尻尾を見ると・・・大きなニゴイ?








しかしそ、頭を見ると・・・ナマズ?







そうですわ。

頭がナマズで、尻尾がニゴイのようなヤツと言えば・・・

キャット系のアメリカナマズ野郎でした。

全長約50cmぐらいの立派なヤツ。



あーあ、ここ鬼怒川でも外来種が勢力を増してますか?

いけませんねぇ。


このあと、PM9:00を過ぎたころから雨が降りだしてきたので、終了。

アメリカナマズを見て、なんとなく、やる気が無くなったと言うか、鬼怒川に

絶望感を感じました。