漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2016.11.27 やりにくい場所で頑張りますが 福島県小名浜港

2016-11-27 18:54:32 | 海釣り
今年年末に都内へ引越すことになり、釣りどころではなくなってしまいました。

引越し屋を決めて、ダンボールを搬入しましたが、あれやこれや荷物が多すぎて

なかなか梱包がはかどりません。

どんどんストレスが溜まってきます。

ああー、能登島や小名浜へザブトンを狙って出撃したい。

というわけで、日曜日AM2:00に真岡の自宅を出発しました。



北関東道から友部ジャンクションを経て常磐道へ乗り入れて、ひたすら北上。

AM4:00には現地に到着しました。



天気予報では未明から降り出して、午後から本降りになるとのこと。

早く陣地を築いて、早くセッティングしたい。

が、

狭い2辺の岸壁のうち、縦方向には尾道から来た貨物船が係留してあり、



横方向には徳島阿南から来た貨物船が係留してあり、

しかも両方とも係留ロープが長く引いてあり、投げ込めません。

投げられそうな場所には、徹夜で投げサビキをする先客達で占められており、



港の一番奥の角しか空いていませんでした。

うーん、困りました。

こんなところから投げ込んでも、カレイの居る深いところまで届きません。

しかし選択の余地がないので、ダメ元で、奥の角に陣地を張って、

係留してある船の沖へめがけて、渾身の力を込めて投げ込みました。





竿は2本、これ以上は狭くて、危険で、投げ込めません。

エサはアオイソメの塩漬け冷凍です。動きませんが、投げ込むと膨らみます。







AM4:45 スタートしました。

こんなやりにくい場所で、もしも釣れなかったら移動してやろう、と思っていると

AM5:30過ぎに、右の竿にコツコツとアタリ。

大アワセを入れた時には大きいと感じましたが、巻き上げる途中で浮上して、

すんなりと寄ってきて、45cmほどのアナゴ君をゲット



まっ、アナゴが釣れたら、カレイも釣れる可能性はある。

ここで粘りますか。

あのですね、マナーを知らないヤツほど強い者は無いですわ。

この後すぐに、なんと、私の陣地のすぐ右隣の、係留ロープの中に、

2人の釣り人がサビキ仕掛けを持って入ってしまいました。

ホンマ信じられんですわ。





見ていると、ママカリがたくさん釣れていましたが、ハナダイが釣れると

なんと、デカいオレンジ色のウキを付けて、そのハナダイを泳がせ仕掛けで

係留ロープの外側へ投げ込んできたのでした。

おいおい、オレの右の竿のラインを飛び越してるがな。

ホンマ困ったもんですわ。

オマツリです。何してくれとんじゃアホ。ド素人が。

オレの心は煮えくり返っていましたが、ぐっとこらえて

顔は引きつった笑い顔で、「あのね、今投げ込んだヤツ交差してるよ」。

オマツリをした後で、少し恐縮したのか、なるべく船の尻に近いところへ

投げ直していましたが、潮がわずかに左へ流れているので、

オレンジ色のデカいウキがフワフワと、またもやオレの竿のラインを超えて

きました。

もう、オレが移動しよかな。

せっかくの休日が窮屈な思いで潰されるぅ。

なーんにも面白くないし・・・


その後、オレの投げ込んだ2本の竿は、ほったらかしで・・・



車の中で、オレはスマホで、Youtubeを見て、カラオケの練習をしていますと

いつのまにか寝てしまいました。

AM9:00頃に強く降り出した雨の音で目を覚ましますと、

ド素人2人組みは居なくなっており、コンビニコーヒーカップ2個と

サビキ仕掛けやゴミの入ったレジ袋がころがっておりました。

マナーっちゅうもんを知らんのか、バカタレが。

・・・・

・・・・


このころから目の前で潮目ができていました。

こ、こりゃチャンス到来ですわ。ド素人が居なくなったので、力いっぱいに

係留ロープギリギリに大遠投して、車の中から凝視しておりましたが、

エサ取りの活性も上がって、ハリに乗らない小魚の細かいアタリが続きました。









AM11:00 うーん、帰ろうかな。

と思って、片付け始めたときに、オレの左隣で、

ジムニーに乗ったタコ釣り師が現れて、そのあまりにもゴツいタックルだったので

いろいろ訊いてしまいました。

オレ:タコですか?・・・ 地元タコ師:うん。

オレ:凄いタックルですね。カジキのトローリングみたい。

地元タコ師: 4kgぐらいのヤツが来ても上がるよう自作や

このタコ師のおっちゃん、オレよりも年上だろうと思いますが、話を聞いていると

めちゃくちゃ惹かれます。楽しい人でした。福島県の実情がよく判りましたわ。

その他にもいろんな情報を有難うございました。

そんなわけで、さっさと片付けて、タコ師が教えてくれた穴場を確認した後、

ゆっくり帰宅しました。


この日釣れたアナゴ君、金色の綺麗なアナゴでした。







たまには天婦羅にして食べてやろう。







酒のツマミに最高でした。