漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2017.04.08 病み上がりでの出撃で釣れました。 福島県小名浜港

2017-04-09 17:01:57 | 海釣り
 中年サラリーマンが都内で独り暮らしをすると、自由気ままな毎日で・・・。

しかしこの時期は何かと出入りが激しくて、毎晩外食で飲み歩いていると・・・

とうとう不摂生がたたって、発熱し、先週は2日も仕事を休んでしまいました。

熱を出してうなされながら、汗ダクになりながら見ている夢は、

誰も居ない広い岸壁から、思い切り竿を振り抜いて、タングステンの弾丸が

薄暮の空を突き破って、肉眼で見えないほど遠くまで飛んでゆく夢でした。

 さて、凄い量の汗をかいたら、うそのように熱は下がりました。

まだまだ関節と筋肉が痛いですが、気分はかなりスッキリ。

頭は非常に聡明で、透明でクリアな感覚が広がり、これからの目の前に

起こることがすべて予知できるような気分でした。

 この土日は全国的に、ぐずついた天候で、東京でも傘を差して

夜桜見物をする始末。ヤフー天気予報を見ても、どこもパッとしません。

しかしなぜか私の頭の中には、小名浜港の岸壁から気持ち良く竿を振るイメージ

が執拗に沸いてきて離れませんでした。


 土曜日の夕方、PM5:30に板橋の自宅を出発しました。

王子北ICから首都高速へ乗り込もうとしましたが、途中、JR王子駅周辺から

飛鳥山公園は花見見物の人たちで大変混雑している様子が見えました。

傘を差しながらの夕刻の花見は、あまり楽しそうに見えません。

そう思いながら、首都高速から常磐道へ乗り込んで、一気に北上しました。




途中、関本PAにあるコンビニで食料と茶を買い込み、いわき勿来ICで降りて

小名浜港へ到着したのはPM8:40でした。

土曜日の夜であるし、それほど寒くないし、さぞかし釣り人でいっぱいなのかな

と心配しながら来ましたが、予想に反して誰もいませんでした。

しかも地面は乾いていて、雨が降っていなかったらしい。

風も、波も、全く無くて、海面は池のようでした。

さらに貨物船が一隻も停泊していない。

港内は独占状態でした。




先週から置いてあるクレーンは日曜日は動かないことを知っていたので、

港の北側に陣地を構えました。









エサはアオイソメ塩漬けのみ。







夜間はカレイが釣れないだろうと、

ハリスに赤いパイプやビラビラゴムを付けることはせずに、

代わりにケミホタルを装着。

たぶんアナゴばかりの獲物になりそうだが、運が良ければクロダイが来るか。


PM9:20 スタート。

なるべく左側奥のほうへ、立ち入り禁止区域フェンスの前方へ投げ込みました。







先週陣地を構えていた場所はさすがに常夜灯に照らされて明るいです。



この明るさがアナゴにとって良いのか?悪いのか?


しばらくはアタリが出ませんでした。

この時間だと、夕マズメのチャンスは過ぎてしまっているし・・・。



PM10:40

いちばん左奥に投げ込んでいた竿先がビリビリ震えだして、1分程して

竿先を引き込みました。

竿をしゃくってみると、かなり重たい手応えでしたが、早くも沖のほうで浮かんで

きたので、アナゴでした。

なんか細いなあ。アナコンダ級を待っているのに・・・。




その後、2回アタリましたが、いずれも針に乗らず。

ここのアナゴたち、警戒心が強くて食いが渋いです。




なぜか釣り人が誰も立ち寄りません。常夜灯の岸壁は広いままでした。

アナゴ1匹だけしか釣れないまま、日付が替わってしまいました。



AM1:35

久しぶりに左奥に投げ込んでいた竿2本、同時にアタリが出ました。

最初ジビジビ・・・1分程してまたジビジビ・・・また静かになり、またアタる。

もうこのへんで針を飲み込んでいるであろう・・・

左から2本目の竿をしゃくってみると、1匹目と同じく重い手応え。

すぐに浮いたのでアナゴだとわかり・・・寄せてくると・・・





さらにいちばん左の、もう1本の竿を持ってしゃくると、

やはり同じような手応え。

またアナゴだろうと寄せてくると・・・ ・・・

おおーっ・・・

えーっ・・・





32cmのマコガレイでした。

あの、かたさんのブログでおなじみの、ひたちなか港の夜カレイと同じですねぇ。

ここでも夜カレイが釣れましたわ。


しかし、その後が続かず。



AM4:00

いちばん左奥に投げ込んだ竿が、微妙に、非常に小さくコツンとアタリ。

しばらく放っておきましたが、15分ほどして竿をとってしゃくると・・・

海底のブッシュ?障害物の奥のほうから引きずり出して、寄せてきて、

アナゴ3匹目ゲット。





AM4:45

少し東の空が薄くなりだした頃

今度は左から2番目の竿に、いきなり竿先を引き込むアタリ。

竿を持って、しゃくると、今までと違って、かなり重い。

強引にゴリ巻きして寄せてくると、コイツはアナコンダ級でした。





AM5:30

完全に夜が明けました。日曜日の朝です。

たいへん静かな朝です。




おっと、先週に私が陣地を構えていた場所に釣り人が来ました。








今回の私の構えた陣地の、左のフェンスの左前がポイントです。

しかしここは、いつも貨物船が係留されています。

今日はラッキーと言わせてもらいましょう。










まったりとした気分で、車の中から文化放送を聴きながら、竿を見つめています。


そろそろやめようかな。昼間はたぶん釣れないし。

先週と同じくアナゴ4本ゲット・・・さらにマコガレイ1枚もゲット。

一晩でこんだけ釣れたら、まあまあ上出来でしょう。

病み上がりだし、これ以上の体力も無いし・・・。


なーんて思って、なにげなくいちばん左奥に投げ込んだ竿を見たら、

糸が少しふけていました。

さっき投げ込んだときに、糸フケ取るの忘れたかな?

そのまま放っておいても良かったのですが、ピンと張っていないと

アタリが判らないので、わざわざ車から出て、竿を持って、糸フケを取って、

少しだけしゃくってみました。

オモリがズズッと手前へ寄った後ろに、引っ掛かったような・・・

その瞬間、カラダが反射的に大アワセを入れていました。

重たーい。

きっと超アナコンダ級が来たぁ・・・と思って強引にリールをゴリ巻き。

満月になったBX-Tの竿をぐいぐい立てて、水面まで浮かせると・・・

ゆら~っと大きな茶色い菱形が浮いてきました。





おおーっ、デカいやん。

夢のゴーマルかな?

それでも、ヨリトリゴムを信じて、玉網も使わず、

岸壁に抜き上げてしまったオレはバカか?

さっそくメジャーをあてて・・・

よーく見ると・・・

一瞬だけ50cmかな?と思ったけど、45cmでした。



ひっくり返しても、よく見たら45cmのまま



うーん、どう見ても45cm






しっかし、夢のゴーマルは難しいなあ。

あと5cmの壁がとっても厚く・・・全国の釣り師たちが悩んでおります。




そろそろ帰ろかと思っていましたが、


「もう1匹おらんかいな」と急に欲が沸いてきました。


その後は日が昇ってきたので、重たく感じるのはヒトデのみ。





AM8:30

終了しました。



一晩の獲物です。








気が付けば、ほんま大漁ですがな。


2017.04.02 粘れど本命は釣れませんでした・・・が。 福島県小名浜港

2017-04-03 17:00:11 | 海釣り
 先週47cmマコガレイを釣ったので、今週も懲りずに小名浜港へ出撃しました。

土曜日の深夜23:00に板橋区の自宅を出発。




首都高速から常磐道へ乗り継いで、ひたすら北上し、いわき勿来ICで降りて

現地には日曜日AM3:00に到着しました。

さて、お気に入りの場所は果たして空いているでしょうか?

まずは最初に先週竿を出した処へ行ってみると、空いていることは空いていた

のですが、すぐ後方にクレーン車が設置してあり、昼間に荷揚げ積み込み作業

が行われるのかどうか?なかなか判断できずに迷ったので、

もう1か所、他のお気に入り場所へ廻ってみました。

廻ってみると、ここも空いていたので、ここで竿を出すことにしました。




エサは持参したアオイソメの塩漬けを房掛けにしました。






最近、イソメ類の塩漬けをよく使用しています。

関西と違って、関東地方の釣エサ屋では24時間営業をしている店が少なくて、

主として夜間に活動する私には不便でなりません。

そこで私なりの対処方法を見つけました。

それは昼間の時間が在るときに活きエサを購入したり、

釣行で余ったイソメを捨てずに持ち帰ったりして、

自宅で塩で〆た後、浮いてきた水分を捨てて、-60℃冷凍庫で急速冷凍すると、

長く放置してもエサが変色したり劣化し難いことを発見しました。

これっ、なかなか重宝しています。

これにより釣エサ屋が開店する時間より早く、場所を占拠して、竿を出すことが

可能になりました。

さらにメリツトとして、余分な水分が抜けているので、房掛けにしても軽いので、

投げ込んだときに飛距離が伸びます。

そりゃ、動く活きエサのほうがアピールするので、よく釣れるだろうと思いますが、

カレイ、アイナメ、アナゴに対しては、それほど差が有るとは思えません。







投げ竿4本とも、釣り座右隣のフェンスより右前方を意識的に狙って、

めいっぱい遠投しました。

この寒い時期、気温が低いと、ケミホタルは化学反応の速度が鈍いので、

ポキツと折ったときは明るく光っているのですが、すぐに発光が鈍って

暗くなってきます。

最近はヤフオクで安く出品されている赤色LEDを使用しています。



AM4:00 スタート。



AM4:15

車の中から4つの赤色LEDを見つめていると、いちばん右の竿に

チョンチョンと初アタリ。

ちょっと待って・・・まだまだ・・・よーく飲み込ませて・・・せーの、

大アワセして竿を立てると・・・ズッドーンと重さが伝わってきました。

最初はグイグイと抵抗していましたが、リールをゴリ巻きしていると、

すぐに浮いてきて、水面でバシャバシャやっているので、アナゴちゃんですわ。

岸壁に抜き上げてみると、70cmほどの太いアナコンダでした。



写真を撮ったあと、くねくねくねるアナコンダの上からタオルをかぶせて、

首を押さえつけ、・・・お命頂戴致します。ナイフでスパッと〆ました。



AM4:30

新しい針を付け替えて投げ込み、他の3本の竿もチェック。

すると左から2本目の竿に何かが掛かっていて、めちゃくちゃ重い。

抵抗しないのでヒトデかゴミかな? と思いながら寄せてくると・・・

あららっ、まあ珍しい、大きな青ナマコでした。

先週のホヤといい、今週のナマコといい、珍客ばかりですな。

ナマコはリリースせずに、水汲みバケツの中でキープ。





スタートして、なんだかんだ、なかなか順調に獲物をゲットし続けております。

このまま夜明けを迎えてカレイ、アイナメが釣れてくれれば、

再びラッキーなのですが・・・。


AM5:00 私の釣り座の左隣に係留されていた貨物船が、

離岸して海底をかき回しながら、出発してゆきました。




これの影響もあるのかもしれませんが、夜明けのチャンスを迎えても、

全くアタリが出ませんでした。







無風ですが、気温2℃ 

アイナメやカレイのアタリが出てもおかしくないのですが・・・

寒いので車の中からじっと竿先を見つめています。

今日は私の他には誰もやって来ませんね。

他の釣り人はどうしたのでしょうか?





うーん、うまくゆかんなー。




気を入れ直して、エサを付け替えたり、誘いをかけたり、

いろいろやってみますが・・・、

朝マズメのチャンスもアタリが全く出ません。

エサ取りも居ないし、定期的に竿を持って巻き上げると、投げ込んだままの

エサが付いて戻ってきました。

不思議にもヒトデさえも掛かりません。

足元には干からびたヒトデが沢山転がっているのですが。

うーん、なぜ釣れんのでしょうか?



AM9:00 潮の流れが変わって、沖のほうから潮目が寄ってきました。

釣りのセオリーでは大チャンスです。

魚は潮目の下で活発にエサをあさるのです。





しかし、目の前を潮目が通り過ぎても、アタリは出ませんでした。


退屈だなあー。

ラジオを選局しますが、この日のAM局は全局ノイズがひどくて聞き取れません。

いつもなら文化放送や日本放送、さらにラジオ大阪まで入るんですけど。

NHK第一や地方局でさえも聞き取れませんでした。

FM局でさえも入りません。

唯一クリアな音質で入ってきたのが、76.2MHzいわきコミュニティーラジオ

のみでした。

この港だけのラジオ局です。




なんか変だな。


私の体調もおかしくなってきました。

花粉対策の鼻水止めカプセルを飲んでいるのですが、まったく効きません。

筋肉や関節が痛いし、集中力もなくなってきたし・・・

車の中で座っているうちに何度か眠ってしまったりして、時間が過ぎました。



夕方になってきました。

いつもならこの時間まで粘らないのですが、カレイやアイナメは夕マズメの

チャンスで釣れることも多いです。

ここまで来て、ここまで粘って、アナゴ1匹とナマコではねえ。







夕マズメのチャンスでもアタリは出ませんでしたが、


PM7:00

チョンチョン・・・ビリビリ・・・久々にアタリが出て、大アワセをすると・・・

50cmのアナゴでした。




さらにPM7:40

同じようなアタリで・・・

65cmのアナゴ・・・うーんアナコンダ級かな。




さらに粘りましたが・・・

PM9:00

かなり抵抗して大物と思いましたが、70cmのアナコンダ




諦めて帰ることにしました。

200km先の自宅へ帰るのが、どれだけ遠く感じられたことか・・・。

ほんと疲れました。



粘って17時間釣った結果です。






それと

あのナマコです。




追記 


ネットでナマコの調理方法を見て、このわた と なまこ酢 を作ってみました。


まず、このわた ですが、水汲みバケツに1日入れておいたおかげで

泥を全て吐き出していたので、そのまま腸を塩で揉んで、塩辛にしました。

ほんとちょっぴりですね。










次になまこ酢ですが、

大きく切ったナマコを塩をふって板摺りして、表面のヌメリを取って、

薄切りにして、ポン酢と、もずく酢の三杯酢、さらに大根おろしを加えて

出来ました。










あさってぐらいに晩酌のお供として戴きますかね。