漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2019.01.26-27 再び夜カレイ狙い・・・外道ばかり 福島県小名浜港

2019-01-27 20:28:25 | 海釣り

 26日、土曜日の午後、再びいわき市の小名浜港へ向かいました。

今週は小潮だし、期待できる潮汐ではありませんでしたが、

先週に人生初のゴーマルを釣ってしまったために、

ひょっとして今週も・・・

という、わずかな期待を込めて常磐道を北上しました。

 

PM4:00 現地に到着しました。 先週と違って現場はガラーンと空いていました。

先週に入ったポイントも空いていましたが、猛烈に強い北西風が吹いていたために

今回は追い風になるもう1ケ所のほうのポイントに陣地を築きました。

 

 

 

 

余談ですが、先週に来たときは、この浮島に立っている3本の白いタンクは緑色でした。

噂では、なんでも、このタンクは、福島原発の汚染水を貯蔵するために造られたものだとか。

じつはこの浮島タンクの場所の底に大型カレイが潜んでいるのですが、

コイツが浮いているために、オモリを投げ込めません。

 

 

支障の無い程度に、浮島タンクのそばの潮がよれている方向に投げ込みました。

仕掛けはいつものピンク色カバー付きの丸セイゴ15号にアオイソメ2匹掛けでした。

まっ、チャンスとあらば3匹でも4匹でも掛けることにしますが、

アオイソメ2000円分しか購入していませんから、節約志向で投げ返しました。

私はいつも投げ竿4本で、竿1本につき仕掛け針1本です。

竿4本ですが、針の数も4本ですので、エサの消費量は少ないです。

 

 

しかし、今回は、さらに足元に2本用意しました。

じつは竿受けも用意しましたが、ここの車止めの幅が広くてセットできませんでした。

 

 

投げ竿4本と足元に2本、合計6本体制です。

PM5:00スタート。

いつもの小鳥が日暮れ前にエサをついばみにやってきました。

私はコイツを「幸運の鳥」と思っています。コイツが現れるとボーズで帰るときはありません。

今夜も何か釣れるでしょう。

 

日が暮れると、一段と寒く感じられて、北西からの強風で、エサの付け替えが困難なほどでした。

数分でコメカミが痛くなり、アイドリングしている車に逃げ込むような状態でした。

もし車を横付けできなかったら、釣りなんてできないでしょう。

車の中から、計6個のケミホタルを見張っていましたが、ケミホタルは低温になると化学発光が

鈍くなり、大変見辛いものでした。次回はLED発光タイプにします。

 

PM6:00  まず足元に落とした船竿のケミホタルが揺れました。

えいっ、と引き上げると、意外と強い引きで50cmアナゴが釣れました。

 

 

PM7:35  投げ竿に15cmほどのハゼが掛りました。リリース。

 

PM8:00ごろ、また足元の船竿にアタリがあり、ものすごい引きの強さで60cmアナゴをゲットしました。

写真撮るの忘れました。

 

PM9:00、  エサ交換のために投げ竿を上げると、エサ取りのシャコが引っ掛かってきました。キープ。

 

 

PM9:20 、足元の船竿のケミホタルが揺れました。

またまたアナゴだろうと、アタリを掛けて巻き上げましたが、水面まで引き上げてビックリ。

なんと、・・・

良型の、アイナメ恭子ちゃんでした。

 

38cmもありました。久ふりの恭子ちゃんです。最近なかなか釣れてくれません。

 

 

 

38cmの良型の、アイナメ恭子ちゃん。これだけて今夜のノルマ達成したようなもんです。

 

PM11:20  東の空に赤い月が上ってきました。

 

PM11:40 投げ竿にジビジビしたアタリ発生。竿を持ってしゃくると何か付いているようなので、

回収すると、40cmほどの細いアナゴ。しかしコイツは金色アナゴで美味そうだったのでキープ。

 

その後、翌朝までに、足元の船竿に2回アタリがありましたが、

2回とも掛けましたがバラシてしまいました。

ハリス4号を切って逃げたヤツの正体が判らなかったのですが、

次回の釣行までに何かバラシ対策をしておきたいと思います。

 

ほんと寒いですわ。外気は-2℃でした。

アイドリングしている車のマフラー排気管に、ガソリンが燃えた後に生成する水が溜まります。

ときどき車のアイトセリングの合間に、アクセルを踏んで空ぶかししてやらないと、

排気管に水が詰まってアイドリングが止まりそうです。

 

それと・・・

エサのアオイソメが凍って死んでしまいそうです。

 

 

車の中でウトウト寝ていたりして、急なアタリにも対応が遅れて、バラしてしまったりして、

日曜日の朝まで釣果は伸びませんでした。

それでも大判カレイが釣れてほしいと願って、釣りを続けました。

 

車の排気管から排出された水が地面で凍っていました。ツルツルで危うくこけそうになりました。

三脚に吊り下げた水汲みバケツの水も薄く凍ってました。

 

AM6:00 夜が明けてきました。天気は良いけどめちゃくちゃ寒かったです。

朝マズメ、満潮のチャンスに、ぜひともカレイを1枚釣り上げたいところですが、

何も起こらず終わりました。

 

 

 

足元の船竿で・・良型アナゴ2、良型アイナメ1、その他良型バラシ2・・・何か工夫せねば。

投げ竿で・・・・ハゼ1、シャコ1、小アナゴ1、ヒトデ2、カタツムリ1・・・ろくなもん釣れとらん。

 

写真の中で並んでいるヤツら、ほとんど足元から釣れたヤツばっかし。↓↓

 

 

カレイは釣れませんでしたが、真冬の夜釣りにしては、けっこう活性が高かったです。

 

追記、2019.2.3

塩昆布でまぶして一週間熟成させたアイナメの刺身は、昆布から旨味が足されて、

ねっとりとした食感で、なかなか上品な美味しさに仕上がりました。

 


2019.1.19-20 悲願の50cmマコガレイをゲット 福島県いわき市小名浜港

2019-01-20 20:06:58 | 海釣り

 2019年になって、やっとこさ初釣りに出掛けました。

目指すはカレイ・・・でもカレイがダメならアナゴ、アイナメ、ドンコ。

食べて美味しい魚ならなんでも良いですが、ズシーッと重たい感触を味わいたい。

何処が釣れそうかな?と、いろいろと過去の実績を参考にして考えますが、

日本海側は天候が思わしくないので石川県能登島方面は消去。

太平洋側は晴れていますが、夜釣りとなれば、寒さをしのぐための、

やはり車を横付けできる場所が欲しいです。となると鹿島か小名浜か。

だけど鹿島でのカレイ狙いは確率が低い。となれば小名浜ですかな。

小名浜ならば場所さえ確保すれば、そこそこの大物が確保できます。

というわけで、消去法で福島県いわき市の小名浜港を目的地にしましたが、

しかし、うーん、なかなか遠いなあ。板橋から200kmかあ。

昨年までの私ならば、毎週出撃しての連戦も、なんとも思わなかったのですが、

昨年の暮れから貝掘りばかりして、貝掘りの面白さに取り憑かれてしまい、

まったく投げ竿を振っていなかった私には、遠征してまでの出撃する気力が

なかなか湧いてきません。

 でも出撃するしかないでしょ。

私もこの冬のカレイ釣りの情報をネットでちょいちょい検索していますが、

この冬は能登島も、千葉港も、鹿島港も、どこもカレイは不調のようで、

カレイが釣れたという情報は皆無です。

ならば、私がカレイを釣り上げて、ネットに情報を発信せねばなるまい・・・

それがミラクルと噂される私ことけんぼうの、

ブロガーとしての義務ではないでしょうか?

 と、自負して、少々大袈裟ですが、出撃に挑んだのですよ。

19日の土曜日の昼過ぎに板橋の自宅を出発しました。

王子北インターから首都高速に乗り込んで、常磐道に乗り継いで、

ひたすら北上しました。

 

 

北茨城インターで降りて、大津港近くの釣り侍さんでアオイソメ2000円分を購入。

そのまま小名浜港へ向かいますが、車横付けで釣れるポイントは2カ所ぐらいしかなく、

当然ながらこんな時間に行っても、空いているわけがありません。

PM4:00現地に到着すると、やはりジモピー釣り師にポイントを押さえられていました。

明るいうちに様子を見ていましたが、カレイは釣れておらず、

エサ取りのシャコが数匹釣れていました。

私のお気に入りのポイントに入っていた釣り師がPM8:00には帰ると言っていましたので、

私は近くの、係留された貨物船の後ろの狭い場所で竿を出して、時間を潰していました。

暗くなってきたPM5:30ぐらいから、30cmにも満たない鉛筆アナゴが釣れだし、

釣ってはリリースの繰り返しでした。水中では活発に動いているようです。

 

 

 

冬の夜に釣れるドンコも釣れました。震災以降、ほとんど釣れなかったドンコが、

2019年の初釣行に釣れたことは、大変嬉しいことです。

 

 

時間を潰しながら釣っていると、

PM8:00 に帰ると言っていた釣り師がPM7:00に帰ってしまったので、

慌ててその場所に移動して、本格的に投げ込みました。

 

この日は満月の大潮だったので、夜間のPM10:00頃が干潮ピークとなり、

大きく潮が動くこの干潮ピークの前後の時間帯が最大のチャンスです。

お気に入りポイントに移動してから、アオイソメ3匹掛けで沖合いの潮目をめがけて

4本の竿をドボン、ドボンと放り込んで様子を伺いました。

ジビジビ・・・ジビジビ・・・鉛筆アナゴの小さいアタリと、シャコのアタリが続いて

エサが齧られて、どんどん無くなってゆきます。

辛抱です。コメカミが痛くなるほどの寒さの中で、辛抱しながらエサを打ち返します。

ああーしんど。投げ竿4本のエサを付け替えて、車の中から竿先のケミホタルを

見つめます。

ケミホタルも寒いところでは化学反応しなくなり、輝度がかなり低下して

見辛いです。

 

 

PM8:50 一番沖合いに投げ込んだ右の竿が、とつぜん、

ビビビビーン、クイックイッ、ビビビビビヒーン!! 竿先を引き込む大アタリ発生。

慌てて車から飛び出して、竿を手に持ってリールを巻きますが、・・・ ・・・

あれっ、? 外れたかな? と思いながらリールを巻くと、

グイーンと重たくなってきて、グイグイ引き込むじゃないですか。

エアロキャストSP405CX-Tが満月のように曲がりました。

「こりゃ、きっと巨大アナコンダやで」と思いながらゴリ巻きしてましたが、

アナゴならすぐに水面に浮かんでバシャバシャ暴れるのに、コイツは浮かびません。

足元近くまで寄せてきて、デカい茶色いものがボワッと浮かんできました。

このときカレイであることが判りました。

せーの、で、岸壁へ抜き上げました。

けっこう大きいな。

メジャーをあてて、最初は45センチかな?と思いましたが、目盛りを見直してみると、

50センチジャスト!!!

 

 

 

 

 

 

ジャスト50センチ。 マコガレイ。 私には快挙です。

 

すっ、すごい。

私のカレイの最長寸です。

過去に何度も50センチを夢見て挑戦してきましたが、なかなか達成できず、

夢のままでした。

あらためて、今日、ここへやって来たのも何かの御縁、

幸運に恵まれたことに感謝です。

 

しかし皆さん、すぐに2匹目の大物を狙っている私の貪欲さは反省しなければ

なりませんな。

その後は、PM9:30 にアタリ、・・・おおっー?2匹目かと期待しましたが、

アナゴ野郎。

 

日付が変わって20日のAM4:15 にアタリ。コイツは大して期待もせずにゲット。

 

AM5:00過ぎに、大きな赤い月が沈んでゆきました。スーパームーンでした。

 

20日の日曜日の夜が明けました。

満潮の朝マズメです。一発大物のチャンスを狙いましたが、不発に終わりました。

 

 

 

ここまで完全徹夜でしたが、不思議と眠くなりません。

あの50センチの衝撃が神経を興奮させたままです。

 

AM6:50 太陽が上ってきました。

 

日が昇ってすぐに、背後の陸地から雲がでてきて、天候が崩れてきました。

 

 

 

 

 

まだ風も吹かず、雨も降りませんが、気温が上がりません。

車の中で過ごしてますが、一晩アイドリングしていたら、

ガソリン目盛りが2目盛り減ってました。

 

 

私が幸運の鳥と呼ぶコイツが挨拶にきました。

 

 

AM9:00  エサもなくなってきたし、そろそろ撤収しましょうか。

 

pM1:00 板橋の自宅へ無事に帰還しました。

 

自宅へ戻ると、あの50センチのマコガレイは2センチ縮んでました。

ペチャンコでしたが、薄い卵巣がありましたので、コイツはメスでした。

 

 

2019年の初釣行は大成果で終わりました。

 

追伸

とりあえず、釣ってきたドンコに肝を載せて、そしてアナゴを蒸し焼きにして、一杯。

ご苦労様でした。