漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2023.2.19 絶好のチャンスだと思いましたがそうならず  石川県西海漁港

2023-02-20 05:17:12 | 海釣り

昨日18日(土)の昼から降り出した雨は、本降りとなって北陸地方全体に

かなりの雨量を伴って一晩中降り続いていましたが、翌19日の昼前には

止みました。しかし雨は止んでも西風が強く吹き荒れていました。

私は昨年石川県内に築いた秘密のアジトで過ごし、昨夜は熟睡できましたが、

朝からスマホで雨雲レーダーと睨めっこしておりました。

昼過ぎに秘密のアジトから出撃して、西海漁港を目指しました。

西風の場合、西海漁港内の出島に陣地を構えると、ちょうど追い風になって、

飛距離が伸びます。

 

PM13:00 開始です。

真後ろから前へ強烈な追い風が援護してくれて、日頃ぜんぜん届かないポイントまで

27号オモリが飛んでゆきます。

 

 

 

 

マコガレイよ、さあ来い!!

 

気合いを入れて4本の竿を投げ込んでアタリを待ちますが、強風で体温が奪われて、

耐えられません。なので、クルマの中から竿先を見つめてアタリを待ちました。

PM13:30  手前から2本目の赤い竿のトップが叩かれたようにビンビン跳ねました。

 

 

クルマから慌てて飛び出して竿を掴んで空アワセを入れると、けっこう重いです。

しかしアタリの出方や抵抗の仕方がカレイでないことが判ります。

リールをグリグリ、ゴリ巻きして、寄せてくると・・・

 

 

西海漁港の主、巨大ヒガンフグ野郎でした。

本日もフグの猛攻か?と思われましたが、掛かってきたのはこの1匹のみで、

このあと、なんとPM17:30日没までアタリが出ませんでした。

投げ込んだ仕掛けを回収しても、アオイソメはほとんど齧られずに戻ってきました。

カレイも来なけりゃフグも来ない。ケムシも来ない。

とってもつまらんです。

すぐに日没となりました。

 

エサは昨日の紅イソメが使い切って無くなりましたが、アオイソメはまだ

4,000円分が未使用のまま残ってます。

 

カレイはもう期待できませんが、このままおめおめと撤収できず、

お土産のアナゴ狙いへ突入することにしました。

 

4本の竿先に電ケミを取り付けて、夜釣りに突入しました。

 

 

 

 

PM18:00

昼間に全く居なかったウミケムシが掛かってきました。

 

 

もしもこの後、ケムシが続くようであれば早々に中止して、撤収するつもりでしたが、

ケムシはコイツ1匹のみでした。

 

PM18:40

いちばん手前の赤い竿の竿先がアナゴ特有の、しつこい、アタリが出ました。

十分に飲み込ませて、竿を掴んで空アワセを入れると・・・

ズトーンと重たい感触が伝わってきました。

たぶん大アナゴであることはリールを巻き始めた瞬間から、ゴンゴン伝わる

その抵抗の強さから判りました。

最初の引きの強さや抵抗の仕方はカレイとアナゴは良く似ているのですが、

そのあとリールを巻き始めて最後まで浮いてこないのがカレイ、途中で水面に浮いて

くるのがアナゴ、リールを巻きながら「頼むから最後まで浮いてこないで」と

心の中で祈るのですが・・・。

 

 

 

ふっといアナゴ君をゲットしました。

ワニのようにローリングして仕掛けをグチャグチャにされる前に、タオルを被せて

首を押さえつけて、延髄をナイフでスパッと切断しました。

 

PM19:20

遠投していたいちばん左の竿先がピンピン跳ねたあと、激しく引き込まれました。

ん? このアタリかたはアナゴではないな。デカいフグ野郎かな?

竿を持って空アワセを入れてリールを巻くと、けっこう重たい。

足元まで寄せてきて、さらに抜き上げて、ヘッドライトで照らすまでは

フグだと思い込んでましたが、ライトをあてると・・・

25cmほどのカサゴ君でした。

産卵間近だったのでリリース。

 

 

PM19:00を過ぎると、まったくアタリは無くなりました。

相変わらず追い風となる西風はビュービュー吹いていましたが、

空は星空になり、港内は凪いでとても穏やかでした。

絶好のコンディションだと思われましたが、魚の活性がかなり低いようです。

 

PM21:00 天候が急変。

急に、みぞれ混じりの激しい雨が降り出しました。

完全に集中力が途切れました。

ここで撤収しました。

結局、この日のお土産は アナゴ1匹だけに終わりました。

 

 

[  追記  ]

 

20日(月)早朝に深谷の自宅へ無事に帰還しました。

今回持ち帰ってきた18日のマコガレイは冷凍庫へ入り、

19日のアナゴは即バラして、山椒の実を加えて佃煮に

なりました。

美味しい酒のツマミです。


2023.2.18 久々に1枚。 石川県珠洲市蛸島漁港

2023-02-18 23:37:59 | 海釣り

石川県は1月後半から大量の積雪のため、高速や国道のあちこちの交通が遮断されてしまって、

思うように出撃できませんでした。

今週こそ能登半島でカレイを釣りたい。・・・でも行けない。

ウズウズしながら雪が無くなる日を待ってました。

2月に入って18.19の週末は天候が崩れるものの、予報では気温が10℃を超えるようで、

雨が降っても雪は降らないと判断して、ようやく出撃することにしました。

17日(金)PM19:00 に深谷の自宅を出発して、上里SAから高速に乗り込み、日付が変わると

同時に北陸道の滑川ICで降りて、そこから国道8号を南下、さらに氷見から能越道へ

乗り込んで、珠洲市まで徹夜で走ること8時間、無駄なく走っても494kmでした。

 

 

 

 

珠洲市の蛸島漁港へ到着するまでに心配することは、

巻き網トロール漁船団が停泊しているかいないか。

・・・これがいくら事前にネットで漁協の操業予定を検索して調べても分からないのです。

ここまで来て一喜一憂・・・

この日は運悪く、漁船団が停泊しておりました。

 

 

 

最初は漁港の入り口へ向けて竿4本とも投げ込んでいましたが、

途中から投げる方向を変えて、漁船の際を狙うようになりました。

船のデッキに出てきた船員と目が合いましたが、軽く会釈したらそれ以上に何もなく。

何か言われるかと心配しましたが、ほっとしました。

 

 

いつも陣地を築く網干場のポイントは船が係留してあるため、

今回は邪魔にならない場所から竿を出しました。

昨年までは漁船が停泊していると諦めてすぐに蛸島から撤収しておりましたが、

徹夜で運転してせっかくここまで来たのだから、粘ってみることに・・・。

 

予報では雨が降り出すのは昼頃からなので、勝負は朝マズメから午前中いっぱいか。

 

 

この日はなかなか手に入らない紅イソメを入手できたので、できるだけ贅沢にエサを盛って

投げ込みました。

 

 

 

 

この日は風もなく波もなく、曇り空ですが気温が高く、とても気持ちの良い朝でした。

しかも潮の干満差が小さい日本海ですが、大潮です。

俄然やる気が出ます。

・・・

・・・

・・・

が、

・・・

・・・

・・・

しかし、BUT

・・・

・・・

・・・

最初に釣れてきたのは、

定番の邪魔者たち。

 

 

 

それと、さらに嫌われ者のケムシ野郎。

 

 

 

 

やだ、やだ、やだぁああー。

こんな奴らにクソ高いエサをばら撒きに来たんじゃない。

なんとかならんのか?

 

AM9:20  エサの交換のために、4本投げ込んでいた竿のうち、最も右の竿、

いちばん漁船寄りに投げ込んでいる竿を持って空合わせを入れると・・・

ズドーンと重たい手応え。

根掛かりではない、しかもゴンゴン抵抗している、下へ下へ潜ろうとしています。

リールを巻き始めた時から「これはカレイだ」と確信が・・・。

足元の水底から茶色く平たいものが浮いてきました。

タモを使おうかと思いましたが、仕掛けにヨリトリゴムを付けているので、

そのまま抜き上げました。

 

 

 

 

マコガレイ 39cm。

シミ、ソバカス、腹側の汚いこと。おそらく居つきのヤツ。

うーん、どうやって見ても40cmにあと1cm足りない。

残念ですけど、嬉しい1枚です。

 

ひっくり返して・・・

ええ顔してますわ。

 

 

 

やはり港内の奥のほうに居たか。

 

このあと、4本の竿のうち3本を漁船の停泊している方向へ変えて投げ込みました。

紅イソメをジャンジャン大盛に付けて放り込みましたが、相変わらずケムシの猛攻が

続きました。

 

AM10:25  

26cmのかわいいマコちゃんが釣れてきましたが、針が綺麗に取れたのでリリース。

 

 

結局このままケムシとフグの猛攻に悩まされながら、

AM11:30ポツポツと雨が降り出しました。

徹夜で走ってきた疲れも出て、完全に集中力も切れたので、撤収することにしました。

 

 

[ 追記 ] 

 

昼になって蛸島から移動しました。 

過去にマコガレイが釣れた記憶のある能登島の勝尾崎キャンプ場へ行きました。

移動の途中、能登島の鴫島入江、閨、南、など過去の超有名ポイントを通過しましたが、

信じられないぐらい閑散としていて、駐車や釣り人の姿をほとんど見かけませんでした。

 

 

 

PM15:30から16:30までの1時間だけ竿を出してみました。

係留してある青い船の周辺で、昔25cmほどのマコちゃんを2枚釣ったことがあったので、

ひょっとすると・・・と思いましたが、ダメでした。

 

 

 

 

水深の無い砂底ですが、藻が生えていて、シモリも多いので、ひょっとしてカレイが養生して

集まっているかなと思ってやってきましたが、エサ取りの小フグが掛かったのみ。

 

 

ここ何年かアイナメの姿も見なくなったな。

おわり。