梅雨が明けて、連日、昼間は猛暑。そして夕方になると、カミナリ雲が湧いてきて
あっという間にスコールのような酷い豪雨。ほんと地球が壊れかけています。
土用のウナギの時期ですが、スーパーに並ぶ蒲焼の値段を見ると、どこも普通の大きさで
2,300円ぐらいで売られてます。
自分で自分を釣り人と自負しているならば、自分で釣り上げたウナギで蒲焼を作らねば。
うーん、かなり難易度の高いミッションですが、こういうテーマがないと猛暑の中で、
なかなか出撃するきっかけができません。
天然のウナギはその数が激減していると言われてますが、各地から投稿されてくる
Youtube動画を見る限り、そこらじゅうの河川でウナギは生息していると思うのです。
ただウナギの数に反して、どんどん増えて困っているのがアメリカナマズと
ミシシッピアカミミガメの存在で、コイツらがウナギ狙いのブッコミ仕掛けに掛かって
きて邪魔するから悩むところです。とくに荒川と利根川では全域にわたってコイツらが
邪魔してくるので、ブッコミでウナギ狙うことは不可能に近いことだと思います。
なので、今回は、美味しい小鮎をたくさん食べているであろう那珂川のウナギを狙って
みることにしました。
しかしなあ、茨城県の大洗、涸沼、水戸、この周辺のエリアは毎日午後になると
天候が急変して、怖いカミナリ様がピカピカドンドン猛威をふるいます。
河川敷で車を横付けできる場所で、しかも豪雨をしのげる大きな橋の下が理想的な場所
だと思って、一生懸命にグーグルマップの航空写真で探すのだけれど、
世の中そんなに甘くはなく、そんな場所はたいていジモピーたちに占拠されています。
現地へ行ってみて、場所が空いていればラッキー、空いていなければ他へ転進する、
そんな不確実な釣りなので、ほんと、運任せですよ。
AM10:00 深谷の自宅を出発。
目指す那珂川の水戸市下国井の場所まで片道145km。
途中、近所の釣具屋へ寄り道して大関ミミズ3箱を購入して、
北関東道の太田桐生ICから乗り込んで、常磐道の水戸北ICで降り、
PM13:50 現地に到着。
幸運にも誰も居なくて、常磐道の橋の下に陣取ることにしました。
川の様子を見ると、濁流ですが、ザワザワした流れで、なんとなく釣れそうな雰囲気。
狙いの場所に入れて、ラッキーでした。
かなり横着して、車横付けの、土手の上から放り込むつもりなのて、
まずは社会奉仕として周辺の草刈をしました。
あのですね、10分もしたら汗ダク、滝のような汗ですよ。
大関ミミズ3箱をかったのですが、匹数が少ないので、日没後から使用することにして、
明るいうちは自作の塩青イソメの房掛けで濁流の中へ放り込みました。
PM15:00 スタート。
このポイント、底に何か硬いコンクリートのような複雑な障害物が沈んでいるらしく、
けっこう根掛かりが酷く、天秤オモリごと力糸から取られること3回発生。
新参者としては川底の状態を知らないので、損失も大きく、厳しい結果になりました。
午後から予想通りの雷雨で、かなり強く降ってきましたが、橋の下はほんと楽チンです。
邪魔なカメやナマズはおりません。
しかし、投げ込んだ直後から頻繁にアタリが発生してエサが取られてゆきます。
巻き上げてみると・・・何か付いてる・・・
ありゃありゃ・・・今では全国で市民権を得ているギルちゃんの猛攻でした。
開始1時間で20cmほどの大き目ギルちゃんを5匹連続で掛けて、
予想外の邪魔者に悩まされました。
日没から、エサをミミズに変えて放り込みますが、
この日は水戸市の花火大会とカミナリピカピカで、ほんと昼間のような明るさで、
音と光の共演でした。
これじゃあ魚も驚いてしまって、ゆっくり食事してる場合じゃないですねぇ。
日没後は全くアタリが無く、あの猛攻だったギルたちも何処かへ消えてしまって、
車の中でエアコンかけて涼んでいたら、いつのまにかウトウト。
すっかり戦意消失してしまったので
PM9:30 終了しました。