漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2024.6.22 富山県のドン深の場所を探して  富山県立野の浜

2024-06-23 00:43:49 | 海釣り

今年はまだ梅雨に入らない。もう一回夜釣りが出来そうです。

夜釣りで大きな魚が欲しいです。

大きな魚は深い海の底に居るから、もっと深い場所を探しましょう。

昔から暇さえあればグーグル地図の航空写真を睨んで、

投げて届く距離で深い場所を探していました。

今年に入って富山県魚津の経田漁港と黒部の生地漁港で初めて竿を出しました。

もともと関西圏で釣りをしていた私には、北陸地方は福井県から石川県までの

狭い範囲でしか経験がありませんでした。今は埼玉県の深谷市に住んでますが、

深谷から北陸地方へ出撃する場合でも、近い新潟県と遠い石川県ばかりで、

富山県は北陸道の通過点でしかなくて、それほど注意して見ておりませんでした。

ところが、最近気付いたのですが、水深を語るなら富山県がダントツ深いので、

魚津から射水までのエリアをもっと注意深く観察すれば、デカいヤツが潜んで

いるんじゃないか、と思ったのですよ。

というわけで、今回は黒部の生地漁港と石田フィッシャリーナの間に位置する

立野の浜で初めて竿を出すことにしました。

 

航空写真で見る限りでは、岸からすぐ近くで海の色が濃くなっていて、いかにも深そうです。

しかし経田漁港での場合もあったし、実際に投げ込んでみて底の状態がどうなっているのか

自分で確かめてみないと、なんとも言えません。

 

それと、車を横付けできるか? これも重要なポイントです。

航空写真では行けそうだと思って、わざわざ遠い距離を走ってやってきたのに、

実際に現地に到着してみると、ロープやチェーンが張ってあって入れないとか、

道路に段差が在って入れなくて、泣く泣く他の地点へ転進するケースがとても多いです。

今回の立野の浜は海岸線まで立ち入れる処を見つけました。

 

 

さてと、金曜日に仕事を終えて深谷の自宅で晩御飯を済ませて、PM20:00に出発。

関越道の上里SAから乗り込んで、上信越道に入り、上越JCから北陸道へ入って南下。

越中境PAで日付が変わるのを待って、高速道路の深夜割引が発生する午前零時過ぎに

すぐ近くの朝日ICで降りて、国道8号線で南下。現地には22日AM1:00に到着。

 

満月の夜だったので、肉眼でも海岸線の様子がよく判りました。

風も無く、波も無く、ベタ凪でした。

この日は大潮で、前日PM22:00の干潮ピークから翌日AM11:30満潮ピークまでゆっくり

潮が満ちてくるようですが、日本海なので干満差が35cmほどしかなく、干満差よりも

潮が流れるかどうかが重要です。

 

 

沖に向かって右方向、遠くに見える堤防白灯台がドン深だった生地漁港。

手前のすぐ近くの突堤でルアーマンが独り夜通しで頑張っておられました。

 

 

沖に向かって左方向、遠くに見える出っ張りが石田フィッシャリーナ。

ここ何年かはカレイは釣れていなかったようですが。

 

 

今回用意したエサは、冷凍庫にあった残り物の寄せ集めです。

釣具屋に立ち寄らなかったので、虫エサは無し。

 

塩漬けのホタルイカ、生とボイル2種、小イカのゲソ、冷凍ユムシ、

 

 

 

 

AM2:00  釣り開始。

 

釣り座の沖には、定置網が仕掛けてあります。

なので、ここにも、魚は居るはず。

 

 

 

3本の竿にそれぞれ違うエサを付けて、広角にフルキャスト・・・しようと・・・構えて、

1本目の竿を「エイッ」と投げた瞬間、私の左腰の関節にピリピリッ!!と電気が走りました。

「いててててー」。

それ以降、痛いのを我慢して投げていたので、3色ほどしか飛ばせてません。

皆さん、長時間運転をして、すぐに過激な運動してはいけませんよ。

たかが釣りでも、竿を投げる前に、軽く準備体操をしておきましょう。

 

あのですね、

ここ、完全に見込みが外れました。

ここ、めちゃくちゃ浅いです。オモリが着水して、ラインが出てゆきません。

まっ、3色程度しか飛ばせてませんが、底は砂地、シモリも無く、平坦な浅い海でした。

 

 

前日に大雨が降った影響で、白っぽい海水の色。

 

今回は、

新しく改良した仕掛けの絡み具合いを試したくて、20分間隔で投げ直しを行いました。

アタリも出ないのに、回収した仕掛けはどれも素バリで戻ってきました。

じつは今回から、ハリスを、安価で柔らかいCN500から高価で硬いホンテロンGPに変更

しました。どちらも5号です。

何度も投げ返しているうちに柔らかいハリスは縮れて絡みやすくなってしまう

から、底ウネリのある場所でも鯛狙いのような長いハリスが必要な場合はハリスを

硬くしないとダメだな、と感じました。仕掛けが絡んでしまうとアホなカレイでも

釣れないですからね。カレイは絡まないように短いハリスの仕掛けでも釣れますが、

鯛やスズキはハリスが短いと釣れません。

 

硬いホンテロン5号ですけど、今回1回だけフグにスパッと切られて戻ってきました。

 

AM5:00  真ん中の竿が、わずかに竿先を上下させて繰り返しました。

ん? エサ取りの仕業かな。エサ取りが口に掛かった針を外そうとしているな。

そうはさせん。

竿を持って、えいっ、とあわせると、手元に重たさが伝わり、針に乗りました。

よし、乗った。ホンテロンを切ったオマエの正体を見極めてやるわ。

リールをグリグリ巻いて寄せてくると・・・

えっ? なんで?

オマエがアタリを出していたのか?

 

 

ツブ貝がなんで? 金沢や能登半島でよく釣れてくるツブ貝がここにも居るのか?

 

 

ツブ貝から針を外して、水汲みバケツに放り込んでいたら、

なんと、すぐによじ登って脱走しました。

皆さん、コイツの行動力はほんと凄いですよ。

コイツが竿先のアタリを出していたことに納得しましたわ。

 

 

明るくなってきて、富山市の上空に放射状の雲が現れました。

クワバラ クワバラ

眠いし、集中力が無くなるし、腹減るし、腰痛いし、

そこへ変な雲が出て、何か縁起悪そうだったので、気持ちが一気にネガティブに。

 

AM5:45   背後から陽が上って来て、

私の背中がカチカチ山のように熱くなってきたので、終了しました。

 

 

今回の出撃をまとめると・・・

 

①この場所が見掛け倒しで浅い場所だった。

 遠投すると急に深くなる場所まで届くと思うけど、大きなエサを付けたら、

 たぶんそこまで飛ばせない。

 

②ホンテロンのハリスは絡まなさそうですが、今回のテストだけでは

 なんとも言えない。今回は水深が無かったので。

 

③ホンテロン5号でもフグには切られる。

 

まっ、得たものは多かったですよ。



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