漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2020.9.15-16 能登半島から直江津までポイント調査

2020-09-17 20:50:38 | 海釣り

九月半ばまで昼間の気温はまだ30℃を超えていましたが、

今週に入ってようやく少し下がってきたように思えます。

私は今だ新型コロナウイルスの影響でずっと休業扱いの身分。

普通のサラリーマンならば精神的に参ってしまう状況ではありますが、

本来仕事嫌いな私は、これをプラス思考で受け止めて、

30年間サラリーマン生活をしてきた私に、平日に釣りに行ける機会を

神様が与えてくれたんだと思い、有難く有効活用するように心がけました。

 

今年は、春先までマコガレイを追いかけて北茨城や能登半島へ熱心に通い、

水温が上がってきたこの夏は新しくアジングに手を出しましたが、

これが思っていた以上に非常に難しいことを知り、

なかなか成果を出せずに悶々と過ごしておりました。

 

この閉塞感どうする?

なんか打開策はないのか?

そろそろ能登島のあのポイントで真鯛が釣れる季節だよな、と思い、

思い切って北陸方面へ遠征を敢行しました。

 

月曜日の22:30に板橋の自宅を出発して、夜間割引を利用してのらりくらりと

低速走行で関越道を北上。上里SAから上信越道へ入り、さらにだらだらと進軍。

給油、トイレ、夜食、仮眠を繰り返しながら、

明けて火曜日の朝に、ようやく上越のフィッシャーズさんに到着しました。

 

 

フィッシャーズさんでユムシを購入しようとしたら、

店員さん曰く、最近ぜんぜん入荷していないとのこと。

えっ、ユムシ無いの?

えっ? 困ったな。

出鼻を挫かれた思いです。

信頼する絶対最強のユムシが無いと鯛は釣れないし、どうしよう。

自宅から持ってきた冷凍エビ、冷凍ホタルいイカ、イカ短冊、でやるしかないか。

でもこれだけではほんと頼りないし、この出撃は失敗するのが目に見えてるなあ。

この勝負ほんと負けやわ。

もう敗戦が見えてますわ。

まあ、とりあえず万能エサの青イソメだけは買っておこうかな、

と2000円分注文したら、これがめちゃくちゃ多くて、

このあとの釣行に相当な影響を与えることになりました。

 

 

上越から北陸道へ入ってさらに200km南下して、能登半島の能登島へ入りました。

 

 

第1ラウンド :  能登島 南の関白

 

15日AM11:30現地に到着しました。

年に数回程度ですが、もう30年間も竿を出している南の関白のポイントです。

私が20代のときに真冬にカレイを狙って滋賀県から北陸道、能登有料道路を

乗り継いで来た頃が懐かしいです。

もともと関白という地名は有りません。私が勝手にここを関白と名付けました。

昔、ここの駐車場は缶パークという公園で、大きな空き缶入れのゴミ箱が設置

されていました。

竿を出している場所も、今は耕作放棄地で荒れ放題になってますが、昔は水田でした。

昔は竿を振り込むときに後ろの水田に足を踏み入れないように気を遣いながら

投げ込んでいました。

このポイントは何といっても水深が在るのが魅力です。

私の投げ込む距離がせいぜい75mぐらいですが、水深20m近くあります。

投げ込んだとき、スルスルとリールから道糸が出ていくのが私の知っている何処の

場所よりも多いです。

深いポイントの底には大物が潜んでいると信じているのです。

この場所で、48cmイシガレイや52cmマダイをゲットしたことがあります。

またシマノCXTの竿が折れそうなほどの強力な引きをした得体の知れないバケモノを

掛けて、足元のテトラに潜られて逃がしてしまった経験もあります。

 

 

 

 

正面200mぐらい沖で二人乗り釣りボートがおり、話し声がよく聞こえてきました。

 

 

 

さっそく青イソメを房掛けにして竿4本投げ込みましたが、

アタリもないまま5分もすれば奇麗にエサが無くなくなります。

ときたまアタリが出て回収すると、

グーフーの親分を逮捕。

 

 

どうやら、フグが群れているようで、新鮮なエサを付けて投げ直してもすぐに取られます。

きりがなくお手上げ状態です。ほんと青イソメの無駄遣いでした。

きりがないので投げ竿は放置。

 

周辺の草を刈り取ったり、魚の他にお土産はないか探索しておりました。

このポイント横に生えている大きなクルミの木から落ちている実です。

中の種を取り出すにはまだ少し早いかな。

 

投げ釣りは夜釣りに期待して、昼間は暇潰しにルアーでキジハタを狙うことにしました。

すると、能登島では初めての32cmマゴチが掛かりました。

小さいですがキープ。

 

 

夕方になって、本命の鯛狙いに期待することにしました。

エサはホタルイカの2匹掛けやイカ短冊に切り替えて投げこみました。

 

 

 

 

 

 

さあ、これからが勝負です。

狙うはマダイ。クロダイ、アコウ、タケノコメバルでも歓迎。

さあ来い。

 

 

暗くなってきて、風が出てきました。内海なのに波が立ってきました。

北風が強くなってきて、気温が下がり、肌寒くなってきました。

過去からの経験ですが、風が吹くと釣れません。

釣れるときというのは、無風で、蒸し暑く、虫が多く、波が無いのにザワザワしている

・・・そんなときが釣れると思います。

 

30分ごとに定期的に回収してエサをチェックしますが、エサ取りは居なくなりましたが、

代わりに厄介なケムシが連発するようになり、

 

 

今日はダメだな。諦めました。コンディションが悪すぎます。

PM10:00 中止しました。

 

 

第2ラウンド :  能登島 免屋入江

 

関白のポイントをあきらめて、前回7月末にええ思いをした太公望へ

行ってみましたが、なんと、平日だというのに車中泊の車でいっぱい。

竿を出せずに退去しました。

 

帰ろうか?何処へ行こうか?と思案しましたが、島の湯の近くの、

島の南側の免屋入江へ移動しました。

私のシエンタがやっとこさ通れるかどうかの狭い一本道をずっと通りぬけて

どん突きにあるポイントです。

途中で伸びた草木でシエンタの両側をキーキーこすりながらやってきました。

道も水溜まりや穴だらけのデコボコ道です。 

こんなときにパジェロやったらええねんやろなぁ。

ここは昨年に北風を避けるために初めてやってきた場所です。

どこへ向けて投げても水深2~3mしかない場所ですが、

ひょっとして夜はどうなんだろか?と思い、試すことにしました。

景色はバツグンに良い場所ですが、釣れるか?と言えば???です。

15日23:00 暗すぎてヘッドライトに照らされた範囲しか見えなかったのですが、

とりあえず暗いうちに竿2本にアオイソメを房掛けにして放り込んで、

そのまま爆睡してしまいました。

朝の景色はバツグンに奇麗でした。

夜が明けて、エサをチェックするために回収すると、きれいに無くなってました。

 

 

 

 

うーん、ここでもグーフーの猛攻か。

ほんと釣れない場所です。

 

 

他に何かお土産は無いのか?

足元の水深が1メートルもないので、底がよく見えます。

サザエやナマコでもおらんのか?と注意深く観察していますと・・・

 

おっ、・・・

 

 

あっ、あいつは、オコゼやん。

一瞬、ゴミと見間違えますが、オニオコゼは超高級魚。

京都の高級料亭でしか味わえない魚です。

これは逃してなるものか。神様が私にくれたチャンスです。

タモ網で慎重に掬い上げました。

 

 

 

15cmほどの小さいオコゼでしたが、キープしました。

オニオコゼは見た目よりもずっしりと重いです。

サイズは小さくても身は多くて、けっこうな量の刺身が取れます。

ハサミで毒のある背ひれをチョキンと切り除きました。

5年程前に福井新港の北防でソフトルアーで初めて釣り上げました。

初めて釣り上げた時は、やはり汚いビニール袋を引っ掛けてしまったと、

間違えました。

 

良いお土産ができたので、ここも撤収することにしました。

シエンタの両側をこすった草木だらけの道には、自然がたくさんありました。

 

 

 

第3ラウンド :  能登島 佐々波漁港

 

島を出て、佐々波漁港へ立ち寄り、大量に余ったアオイソメを消費するために

テトラ帯で穴釣りをしてみましたが、ダメでした。

 

 

しかし、堤防の先端にはアオリイカの墨跡が多く見られ、平日なのにエギンガーが

沢山おりました。足元には大きなクサフグと小さいアオリイカ、コッパグレなどが

多く見られました。

ここは沖に向けて投げ込むとどうなのか?

いつか夜釣りブッ込みをやってみたい場所です。

 

 

第4ラウンド  新潟県直江津 黒井第3堤防

 

16日15:00  上越JCから直接帰ろうかと思いましたが、まだまだアオイソメが大量に

残っていたので、直江津港の東側にある黒井突堤の三番目突堤へやってきました。

 

 

 

 

 

堤防の先端から外海へ向けて、力投してみましたが、底は砂地でした。

水深がありません。5mもないでしょうか。

近くの柿崎海岸のときに経験しましたが、新潟の海岸はどこも全般に浅いです。

風向きにより荒れ易く、すぐ大きな波が立ちます。

しかし浅いのに真鯛やクロダイが多いです。

 

 

 

 

 

 

 

アオイソメを房掛けにして力投、そのままアタリを待ちましたが、

コツコツとエサ取りは居るものの、掛かりませんでした。

ここで竿を出すのは初めてです。

冬のカレイの時期はどうなのでしょうか?

直江津港の第三堤防の有料釣り場の情報では、

冬は30cm級マコガレイがよく釣れていました。

ここも釣れてもおかしくないと思いますが。

16:00自宅へ帰ることにしました。

 

 

マゴチとオコゼの料理。

 

今回の遠征で、投げ竿にはフグしか掛かりませんでした。

お土産で持ち帰った魚は、ルアーで掛けたマゴチと、タモ網で掬いあげたオコゼです。

 

 

まずは超高級魚のオコゼを解体します。

小さいのに意外と重たい。

 

バス持ちしてみる。

 

エイリアンのような、プレデターのような、不細工な顔

 

頭部、皮、身、肝、胃 に分けました。

 

 

そのうち、身は 三枚に下して、身と背骨と腹骨に分けました。

刺身にする身は意外と黄色いです。

 

頭と背骨と皮は唐揚げにします。

 

肝は酒に漬けてから刺身へ回します。

 

皮と胃は熱湯で湯引きして刺身へ回します。

 

 

 

つぎにマゴチを解体しました。

 

 

 

 

唐揚げ盛り合わせの完成です。

 

 

もうね、むちゃくちゃ美味いです。

家庭の台所なので、油の温度をあまり上げると怖いので、

骨までバリバリいけませんでしたが、その代わりに身の美味さが良く出て

抜群に旨かったです。

缶ビール2本一気飲みしました。

 

 

次に刺身を作ります。

 

黄色いオコゼの身です。

 

白いマゴチの身です。

 

 

刺身盛り合わせの完成です。

 

 

 

刺身を作って、即、味見してみましたが、新鮮すぎて旨味がまだ出ていません。

冷蔵庫で2日ほどエイジングしてから食べたいと思います。

 

 


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