田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

凧揚げ大会へ

2020年01月28日 | 日々の出来事

 耳納市民センターの図書館に行った帰り。近くの農業公園で凧揚げ大会があっていました。

 変わり種の凧が揚がっていました。大きな鯨は凧ではなく、空気を入れて地表近くに浮かぶだけです。館内では凧づくり教室があっていました。子供たちは親と一緒に作った凧を揚げています。

 館内には各地の伝統的な凧が展示されていました。

 

 子供のころ、冬場に凧揚げやコマ回しでよく遊んでいました。凧は近くの駄菓子屋で材料を買い、自分で作っていました。作るのは奴凧ではなく、長方形の角凧です。新聞紙を細長く切って凧の足にすると、空に上がってからバランスが取れました。

 その後家庭をもって、私の子どもが小学生の時はゲイラカイトというハンググライダーのような凧が流行りました。機能的で簡単に空に舞い上がりましたが、工夫して凧を揚げる面白みがありませんでした。

 昭和20~30年代、駄菓子屋は町内に一つはあったような気がします。お菓子を売るだけではなく、おもちゃの鉄砲なども置いており、子ども達のたまり場でした。小遣いを握りしめて、「とんちゃん家(げ)に行ってくる」と言って家を飛び出したものです。なぜその駄菓子屋が「とんちゃん」なのか、わけは知りません。

 町に子どもがあふれていた時代、恐い顔をした駄菓子屋の親爺は子ども達の世話係でもありました。夏休みに入るとラジオ体操の世話をし、時には私たちを引き連れて近くの映画館に行きました。ある時、完成したばかりの長さ10メートルほどの防火用プールで、町内子ども水泳大会がありました。ふと見ると、主催者席の真ん中には駄菓子屋の親爺が座っていました。

 凧揚げ大会から、つい昔話になりました。

 

 

 

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2 コメント

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孫次タコ (tango)
2020-01-28 19:45:18
北九州にも民芸で有名な凧です
先代の方と取引がありました
中国の旅をしました時、いろいろ連なった凧揚げを見て面白くてじっと見ていました
沢山の種類が飾ってありますね

北九州市庁舎の前の勝山公園で本当に時たま
凧揚げをみます!その風景はいいですね~~
クジラ館みたいなたこ・・・?
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こんばんは (九州より)
2020-01-28 20:58:38
中国の凧は見たことがありません。
でも何となく想像がつきます。
いまは子どもたちの凧揚げ風景を見ることも少なくなりました。
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