田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

五木寛之の団塊スタイル

2016年02月01日 | 日々の出来事

  図書館で定年後の生活について書かれた本が目にとまりました。私は人はそれぞれの人生があると思っているので、この手の本は読まないのですが、この日はつい手に取って借りてしまいました。定年後の現実といったような書名です。

 最近は老後に関する本が多いですね。図書館では特設コーナーが置かれたりします。それだけ高齢者が増えて需要が多いということでしょう。健康や生きがい、ハッピーシニアライフといったハウツー的な本もあります。

 ところで金曜日のNHK番組「団塊スタイル」に五木寛之が出ていました。83歳にして著作、講演、ラジオ出演と多忙を極めているそうです。番組では敗戦直後、ソ連兵に家を蹂躙されたことなど、彼の活動の原点となった朝鮮での体験や死生観などが語られました。

 彼は作家になってから大学で仏教を学びますが、当時、植民地であった朝鮮で辛酸をなめた経験が大きかったのではないかと思います。

 番組を見た後は、借りてきた本はどうでも良くなりました。私は彼より一回り以上年下ですが、彼のように達観して死を語ることは出来ません。まあ私は物事を突き詰めて考えるタイプではなく、アバウトに生きてきましたから今後もそうでしょう。

 家の玄関には孫たちが勢ぞろいをした写真を置いています。出掛ける時にその写真を見ると何だか元気が出て来ます。自分の存在が次の世代に受け継がれるという安心を覚えるのです。

        九州のヤブツバキ

 

 

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2 コメント

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リタイア (tango)
2016-02-01 06:30:52
私は自由業ですから仕事をやめたときには…?なんて
一度も考えたことはありません
今日できることを悔いなく過すことをモットウーにして
生活しています。無駄な動きもたくさんです
朝起きたら日程を確認して、、、というのも売り場が
本屋さんに併設していますから、立ち読みですむ
場合が多い
ただし、落ち着いて読書時間は少ないです
玄関にはいまだに娘の結婚式の写真を額に入れて
飾って楽しんでいます!家族が正装していますから…
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おはようございます (九州より)
2016-02-01 09:49:57
生涯現役が一番望ましいと思います。
サラリーマンは何時か辞める時が来ますからね。
暇を持て余すと、生き甲斐とは何ぞやなどと考え出します。忙しい時と休養と交互にあるのがいいですね。
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