草野町の「世界のつばき館」で早咲き椿が展示されています。先日のラジオでサザンカは冬に咲き、椿は春に咲くといっていました。基本的にはそうですが、椿の中には秋から咲き始めるものもあります。
つばき館は大正期の建築をイメージした外観です。 玄関の妻飾りは久留米椿の代表品種「正義(まさよし)」を図案化したもの。
棚には数十点の椿やサザンカが展示されていました。どれも近くの久留米つばき園で採取したものです。少しばかり紹介します。
「加賀侘助」
「銀月」 サザンカ
「オキナワサザンカ」(紅花)
「野々市」
「東方朔」
「片山宗旦」
「ネギリス」 サザンカ
「老いの目覚め」
「錦秋」
「茶」(中国の原種椿)
「絞初嵐」
「春雨錦」 サザンカ
展示会があるたびにここを訪れていますが、その都度知らない椿が並んでいます。またいまの時期、写真を撮ろうと久留米つばき園の園路を周回しても、このように多くの椿を見つけることができません。つばき館の職員は、どこに何があるか大体知っていると言います。そういえばこの秋、職員が高切り枝バサミをもって園内を歩いていました。
つばき館の裏には小さな庭園があって、ここにもいろいろ咲いています。
「紅妙蓮寺」
「曙」
「蜀紅錦」 ハルサザンカ
「白雪姫」 カンツバキ
「サザンカ」 園芸サザンカのもとになった自生種
「十九の春」
椿は学名をCamellia japonicaといい、日本原産の花木だそうです。園芸品種で洋種椿もあります。和種の椿にはいかにもその花らしい名前が付いていて、作出者の思いが伝わってきます。
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