田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

つばき館で早咲き椿展

2021年12月16日 | 季節の花巡り

 草野町の「世界のつばき館」で早咲き椿が展示されています。先日のラジオでサザンカは冬に咲き、椿は春に咲くといっていました。基本的にはそうですが、椿の中には秋から咲き始めるものもあります。

  つばき館は大正期の建築をイメージした外観です。 玄関の妻飾りは久留米椿の代表品種「正義(まさよし)」を図案化したもの。

 棚には数十点の椿やサザンカが展示されていました。どれも近くの久留米つばき園で採取したものです。少しばかり紹介します。

  「加賀侘助」

 「銀月」 サザンカ

 「オキナワサザンカ」(紅花)

 「野々市」 

 「東方朔」 

 「片山宗旦」 

 「ネギリス」 サザンカ

 「老いの目覚め」 

 「錦秋」

 「茶」(中国の原種椿)

 「絞初嵐」

 「春雨錦」 サザンカ

  展示会があるたびにここを訪れていますが、その都度知らない椿が並んでいます。またいまの時期、写真を撮ろうと久留米つばき園の園路を周回しても、このように多くの椿を見つけることができません。つばき館の職員は、どこに何があるか大体知っていると言います。そういえばこの秋、職員が高切り枝バサミをもって園内を歩いていました。

  つばき館の裏には小さな庭園があって、ここにもいろいろ咲いています。

 「紅妙蓮寺」 

 「曙」

 「蜀紅錦」 ハルサザンカ

 「白雪姫」 カンツバキ

 「サザンカ」 園芸サザンカのもとになった自生種

 「十九の春」

 椿は学名をCamellia japonicaといい、日本原産の花木だそうです。園芸品種で洋種椿もあります。和種の椿にはいかにもその花らしい名前が付いていて、作出者の思いが伝わってきます。

 

 

 

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