阿川弘之の随筆集を読んでいて、「北京の怪」と題する文章に、はたと思い当たることがあった。
初出は1992年の「文学界」1月号。前年5月の訪中で北京に滞在したときの話である。彼はご当地の食事のまずさに辟易し、美味しい屋台の油条を求めて早朝の王府井を歩いていた。
どこからともなく日本語が聞こえてくる。振り返ると、日本語は二人組の男性が持つ小型のテープレコーダーから流れて来ている。そして、彼等 . . . 本文を読む
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- 九州は筑後地方を中心に季節の花をめぐり、街の表情を撮るなど、気ままな生活をしています。ときには読書日記やよしなし事も。団塊世代のしっぽでもあります。
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