田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

老後の初心

2018年01月10日 | 読書・映画日記
 「能-650年続いた仕掛けとは」  安田登著(新潮新書) 著者は下掛宝生流の能楽師。  本書の冒頭に、能が長年にわたって続いてきた理由として「初心」と「伝統」が挙げられている。人口に膾炙する「初心忘るべからず」という言葉は、観阿弥・世阿弥親子が残したもっとも有名な言葉だそうである。私達はそれを、物事を始める時の初々しい気持ちを忘れてはならないという意味で理解している。  しかし著者は「初」の . . . 本文を読む
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