子どもの頃、私は市営住宅に住んでいた。そこは戦後、引揚者向けに建てられた棟割り長屋が連なっており、大きな道路と狭い路地で区画された250戸ほどの団地であった。
私の家の斜め向かいに米屋があり、よく電話の取次ぎをしてもらった。米穀通帳が生きていた時代である。その路地向かいは八百屋であり、夏には店内で子供向けにかき氷を出していた。また小さな広場を隔てて魚屋があった。そのほか歩いて数分のところに豆 . . . 本文を読む
プロフィール
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- 九州は筑後地方を中心に季節の花をめぐり、街の表情を撮るなど、気ままな生活をしています。ときには読書日記やよしなし事も。団塊世代のしっぽでもあります。
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