HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

キツネノマゴ(狐の孫)

2021-10-28 | 秋 紫色系

キツネノマゴを正面から見ると目立つのは蜜標のある下唇部。
先端で二裂している上唇、上下2室のおしべの花糸は上唇の両側に張り付いている。

以前は下側の葯にある距をめしべの花柱と取り違えていた。






▲ 先端で二裂している上唇、上下2室のおしべの花糸は上唇の両側に張り付いている。▼



(2021.09.21 西新町)












(2021.09.26 明石川)




▲ どこかに種子がまだ残っている…と、幾つかの穂先を眺めていた。▼













▲ 最後まで残っていた花 ▼

キツネノマゴ(狐の孫) キツネノマゴ科キツネノマゴ属 Justicia procumbens
(2021.10.27 西新町)

 
▲ 公園の植栽  白花 Justicia procumbens var. leucantha ▲


▲ キツネノマゴのおしべ・めしべ ▲
以前、説明図を作った折には、おしべの葯に付帯している距をめしべの柱頭と誤認していた。
慌てて訂正図を作ったからそれ以来、上唇部のおしべの葯に隠されているめしべが気になっていた。
たまたま、園芸種だろうと思しき大きな花が咲いていたからその花期の後半に撮った画像からこんな状態でめしべがあるのだろうと言える説明図が作れた。
花を一つ解剖すれば済むことなのだけれど、咲いている状態でも花期の終盤には見える…気がする。
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キツネノマゴ シロバナキツネノマゴ 



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