
『海紅豆』には幾つかの疑義があったけれど、
Ylistには、Erythrina crista-galliの標準和名に「カイコウズ」、
Erythrina crista-galli 'Maruba-deigo'には「マルバデイゴ」が記述されている。
和名でカイコウズと呼ばれている樹は、ナンバンアカアズキだと書かれた文を読んで以来、
この「アメリカデイゴ」と呼び習わされている樹をカイコウズと呼ぶ事に抵抗をしていたのだけれど、
正しい表現では園芸品種としての「マルバデイゴ」で良いのだ…と思い直している。
鹿児島県の県花はアメリカデイゴだと言われているのだけれど、
どちらなのかは知らない。
沖縄県の県花デイゴ(梯梧)とは別種だと言うことだ。
マルバデイゴ(丸葉梯梧) マメ科デイゴ属 Erythrina crista-galli 'Maruba-deigo'
(2011.06.22 林崎町)
☆
幾つかのブログ上では、殆どアメリカデイゴ=マルバデイゴだったりしているのだけれど、
マルバと敢えてつけられている事からも、アメリカデイゴの方をナガバ(或いはホソバ)デイゴと呼んでいる。
ただ、それが認知された名前かどうかは未確認のままである。
左がアメリカデイゴ、右がマルバデイゴ
【備忘録】
アメリカデイゴの交雑種には、サンゴシトウ(珊瑚刺豆、別名ヒシバデイゴ・菱葉梯梧 Erythrina × bidwillii)がある。
ナンバンアカアズキは、ネムノキ科 Adenanthera pavonina(=Phaseolus lathyroides)
中国名「「海紅豆」あるいは「相思樹」、
英名Red sandalwood tree(赤いビャクダンの木)、Coral pea(サンゴ豆)、Peacock flower fence(クジャク花の垣)
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