HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

イソギク(磯菊)交雑種

2018-11-10 | 秋 黄色系

まだまだ交雑は増えてゆくだろう。
もっと言えば何を以て純粋種と言うのだろうか。
自然に交雑するものを人為的に保護する意義はどこにあるのだろう。
交雑させているのは昆虫や風。
時には意図的なのか無意識なのか人間が交雑させている。






▲ 交雑していない…かも知れない。▲

▼ 以下は、短いけれど「赤い花弁を持つ菊」との交雑種。
こんなものを「ハナイソギク」等と表現する人もいる。▼
















イソギク(磯菊)キク科キク属 Chrysanthemum pacificum
(2018.11.06 林)

今日何度も訪問される方のページに「ハナイソギク」と書かれた画像が載っていた。
間違いなくイエギクなのだけれど、相変わらずだなぁ~というコメントが入っていた。
こういうコメントを平気で書き殴るのを慇懃無礼と言う。
ハナイソギクが間違いなら、ハナイソギクでは無い…で済ました方が利口だ。
栽培菊が増えたこともあって交雑したものは本来のハナイソギクとは違ったものまでが幾つもある。
だから細かな染色体鑑定までしない限りはつかみようが無くなってしまっているから
イソギクの交雑種で済ませるのが無難だと感じる。
普通には「白い花弁が出てきたものをハナイソギクと呼んでいた」のであって
ハナイソギクはイソギクと同じ葉で小さな花弁がある…云々は、明らかに皮相な知識の切り売りに過ぎない。
あちこちで恥をかいていることをご当人は未だにご存じないようだ。
こういうことも書かぬがハナ、言わぬがハナ…なのかも知れないけれど目に余る。


 
▲ 左は疑問符のつく交雑種 右は普通に呼ばれているハナイソギク(花磯菊 Chrysanthemum x marginatum)
--------------------------------------------------------------
イソギク交雑種・白 ハナイソギク 交雑種・黄 去年のイソギク 一昨年のイソギク



コメントを投稿