かつてここには何種類もの交雑種が育っていた。
余りにも種類が多く、分類するのも骨が折れた。
イソギク、シオギクが入り混じっているのだと説明されたけれど
中にはイエギクさえも植えられていた。
結局、その雑多な交雑を助長するだけになる…という理由からだろうか
全草が刈り取られた。
それでもそこに植えられたノジギクと一緒に、残っていた交雑種が咲き始めた。
僅かばかりの花弁は白では無く黄色が混じる。
(2016.12.24 明石公園)
☆
ここにも数年前には典型的なイソギクが育っていた。
何度か刈り取られたけれど毎年復活していた。
今年はとうとうほんの数本程度しか出て来なくなった。
(2016.12.18 明石西公園)
☆
ここには数年前までは典型的なイソギクが育っていた。
近くには栽培されたキクも育っていたから、自然に交雑菊が誕生した。
だからそれをハナイソギクとして区別している…程度だ。
(2016.12.02 船上)
☆
典型的なイソギクには舌状花は無い。
鎌倉・大巧寺で「これがハナイソギクです」と教わったのは白い舌状花が少し出ていたものだった。
ところが、やはり栽培菊と同じ場所で育ったものは
何年か経つ内に舌状花の長いタイプも混じるようになって来た。
明石でも同じで、かなり細かく分類し始めたけれど何年か前に区分することを諦めた。
自然交雑が普通の菊を、見た目だけで分類することは無意味だと感じたからだ。
ハナイソギク(花磯菊) キク科キク属 Chrysanthemum x marginatum
イソギクとイエギク(栽培菊)との交雑種とされる。
(2016.11.28 船上)
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イソギク(磯菊) Chrysanthemum pacificum
良く見かけるようになった舌状花の長いタイプ。
今ではこれより長いものも咲いていて「ハナイソギク」と称されている。
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去年のイソギク 一昨年のイソギク ハナイソギク
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