ハカマオニゲシとアツミゲシは「不正のケシ」として指名手配。
このオニゲシは、ハカマオニゲシそっくりなのだけれどセーフ。
鮮やかな深紅の花の色はどことなく危うい雰囲気。
そんなことなど素人にはわからないし、買ってきた種子を播いて咲いたものが
突然「不正のケシ」だと言われても困る…と、オニゲシが植えられている場所での会話。
ところがこの場所に去年はなかったアツミゲシが増えている。
もちろん、このオニゲシも増えている。
まさか来年にはハカマオニゲシが出て来る…なんてことはないだろうなぁ~。
これはまずい現場だと思う。
ここで栽培されているのは橙色よりも深紅に近い花弁のものが多い。
ハカマオニゲシに特徴的な「袴」は見えないから、セーフ…なのだろう。
オニゲシ(鬼芥子、鬼罌粟) ケシ科ケシ属 Papaver orientale
(2015.04.30 立石)
☆
ハカマオニゲシ(袴鬼芥子、袴鬼罌粟/Papaver bracteatum)
真っ赤な花弁の基部に「袴」
芥子の栽培を現在では躍起になって麻薬との関連で取り締まっているようだけれど
明治期に起きた日清・日露の戦争の遠因にはアヘンが関連していたし
国策だったかどうかは知らないけれど、芥子の栽培が公然となされていた。
結局は持てるものの乏しい日本、何かと口実を並べて外に活路を見出そうとしていた気がする。
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今年のアツミゲシ 去年のオニゲシ 東大阪市のサイト
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