HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ホオノキ

2015-05-08 | 春 白色系

ホウノキではなくて、ホオノキ、朴の木。
須磨離宮公園の植物園側、梅園の南にある。
高木だし、花の咲く頃には大きな朴葉が茂っている。
見上げても探さないと見えない。








ホオノキ(朴の木) モクレン科モクレン属 Magnolia obovata(=Magnolia hypoleuca)
(2015.05.04 須磨離宮公園)

モクレン科の花は被子植物の花の起源と考えられている。
多くのめしべ・おしべが中央の花軸に螺旋状に並んでいる。
おしべの下に6~9枚の花びら(内花被片)、その下に3枚の萼片(外花被片)。
花の構成要素のおしべ・めしべ・花びら・萼片は「花葉(かよう)」と総称され、進化の最初期の姿を残している。
つまりは、もともとそれらの構成要素は葉を起源としていた姿を残していると言うことになる。
奇妙な形のめしべは独特の形質を持ち、開花初日だけが雌性期でこの日だけしか受粉出来ない。
開花翌日には花被片はいったん閉じて、三日目にはめしべは柱頭を萎め受粉能力をなくす。
やがて花被片、おしべは散り果てて零れる。
以上、聞き語りメモから。

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二年前 タイサンボク



2 コメント

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面倒なことはいいです…。 (林の子)
2019-05-14 20:46:03
きれいな花を撮っているだけですから、面倒な話は覚えなくてもいいです…
そう言う人も多いですし、たぶんそれが普通なのだと思います。
絵を描くのも同じですから…と言う方も多いですが写真と絵は根本的な違うもので
写真は自分で幾らあれこれ考えたりしたところで、カメラが捉えたものだと言われてしまいます。
だから撮りたい部分や撮りたい形をしっかり見極めて、自分の画像としておきたいと思います。
絵もただきれいなだけでは無くて、描く方の思いが込められているのといないのとでは違って来るのと同じかな…と思います。
面倒なことを覚えなくてもきれいな植物は撮れるでしょうけれど。
やはり下地がしっかりとしていれば、撮るときにも少しだけでも注意が向くかも知れませんね。
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花の構成要素 (こいも)
2019-05-14 16:45:46
林の子さん
『モクレン科の花は被子植物の花の起源と考えられている』
花の構成要素…おしべ・めしべ・花びら・萼片は「花葉(かよう)」・・・
進化の最初期の姿を残しているとは
とってもすごいものを見ているんだな~
そう思うと開花初日だけが雌性期の時や
開花翌日のいったん閉じた花被片…
色々見たいものばかりになってしまいました。
奇妙な形のめしべやおしべ・・・何だか難しそう~
そう思って後まわしにしてきましたが
自分なりに被子植物のこと・・・
少しだけですがお勉強してみました。
一歩前進できたような気が致します。
忘れないようにノートに書き留めておきました。
色々教えていただきありがとうございました。
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