かなり明瞭な舌状花をつけるのがコシロノセンダングサ。
コセンダングサには舌状花は無い。
あるかなしかの舌状花はつけるけれど何となく…程度のものから
明瞭だけれど歪な感じを受けるものまでを、何となくアイノコセンダングサ。
時には、同じ株の中でも、舌状花のあるなしが二種類咲いていることもある。
どこまでやるか、やはりそれが趣味の範囲なのだ…と言いながら今年も終わりになった。
(2013.10.30 明石川)
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舌状花と言うより、筒状花の花冠部分が白く色づいている…と言った程度のものも多い。
(2013.11.15 明石川)
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舌状花が混在しているものが多い場合は、取り敢えず「アイノコ」としている。
(2013.11.18 玉津町)
アイノコセンダングサ キク科センダングサ属 Bidens pilosa var. intermedia
コセンダングサ(小栴檀草) Bidens pilosa var. pilosa
コシロノセンダングサ Bidens pillosa var. minor
(2013.12.01 明石川)
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【コシロノセンダングサとシロノセンダングサとシロバナセンダングサ】
シロノセンダングサをコシロノセンダングサの別名、或いはその逆としている記述が一般的。
シロノセンダングサの学名を Bidens pilosa var. radiata としているものは
当然だがシロバナセンダングサの別名としている。
シロバナセンダングサ/Bidens alba (=Bidens pilosa var. radiata)は
沖縄・奄美に自生している、舌状花の白の部分がより大きな種類を指すものと理解している。
似た名前が幾通りにも使われ、別名として記述されていると何が正しいのかわからなくなる。
それ以上に、コセンダングサを三タイプに分けていることが一層の混乱を招いているのではないかとさえ感じる。
アイノコセンダングサは、コセンダングサとコシロノセンダングサの雑種だと記述されているのは
var. intermedia の学名表示からだと思うのだが、「見た目」の区別はかなり曖昧になっている。
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この程度の舌状花があるものをコシロノセンダングサとしている。
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去年のコセンダングサ三種
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